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妻の髪を乾かす時間をストップウォッチで測ったら、古いドライヤーで9分40秒でした。肩下15cmくらいのロングです。ドライヤーを買い替えたあとに同じ条件で測ったら6分5秒。3分半ほど短くなりました。
たった3分半なんですが、この時間帯は子どもを風呂から上げた直後で、リビングでバスタオルにくるまれた生後5ヶ月が待っている状態です。私がその3分半を代わりに抱いている。1日3分半は、月に1時間45分。そう考えると、5,918円の買い替えは早く決めるべきでした。
まず、何が時間を決めているのか調べた
買い替える前に、そもそも乾かす時間は何で決まるのか整理しました。理屈で納得しないと財布を開けない性格なので。
ドライヤーのスペックで見るべきなのは、消費電力(W)と風量(立方メートル毎分)、それに風速(メートル毎秒)です。古いほうは1200Wで、風量の記載が見つからないくらい古い機種でした。10年近く使っていて、たしか3,000円台で買った記憶があります。
調べていて意外だったのは、温度より風量のほうが効くらしいということです。髪の水分を飛ばすには、熱で蒸発させるより風で物理的に水滴を吹き飛ばすほうが速い、という説明をあちこちで見ました。言われてみれば、濡れた手を乾かすときに温風より強風のほうが速いのと同じ話です。
そこから、風量が大きいこと、そして妻が10分間持ち続けられる重さであることの2つを条件にしました。軽さを条件に入れたのは、古いドライヤーが実測620gあって、妻が「腕が疲れる」と言っていたからです。
SALONIAのスピーディーイオンドライヤーを選んだ理由
候補は5つくらいありました。国内メーカーの2万円台のものから、通販でよく見る3,000円台のものまで。最終的に選んだのはSALONIAのスピーディー イオンドライヤーで、価格は約5,918円でした。
決め手は3つです。ひとつめは風量で、この価格帯としては大きい部類だったこと。ふたつめは本体の重さが公称で約500g前後と、古いものより軽かったこと。3つめは、累計販売台数が400万台を超えているという実績で、要するに壊れたときの情報が多いということです。マイナーな型番だと、故障したときに同じ症状の人が見つからない。
2万円台のものも真剣に検討しました。ただ、我が家の風呂上がりは慌ただしくて、ドライヤーを子どもの近くに置いたり、床に落としたりする可能性が普通にあります。実際に古いドライヤーは2回落としています。落として壊れたときのダメージを考えて、6,000円前後に落ち着きました。
2ヶ月使って測った、実際の数字
冒頭に書いた通り、妻のロングヘアで9分40秒から6分5秒になりました。同じ日の同じ風呂上がり、タオルドライの回数も揃えた上での比較です。1回だけだと誤差があるので、3日ぶん測って平均を取りました。ぶれ幅は前後30秒程度です。
私自身は短髪なので、もともと2分かかっていませんでした。それが1分10秒くらいになった。短い人ほど恩恵は小さいので、髪が短い男性の一人暮らしだと、たぶん買い替える価値は薄いです。うちの場合は妻の時間が短くなったことが全てでした。
重さも効いています。実測すると本体だけで500g前後、コードを含めても古いものより軽い。妻いわく「腕を下ろす回数が減った」とのことで、これも時間短縮に寄与していると思います。持ち続けられないと、途中で休むぶん時間が伸びるので。
マイナスイオンについては、正直に書くと違いが分かりません。仕上がりの手触りが変わったかというと、私の感覚では判断できませんでした。妻に聞いても「言われてみればそんな気もする」程度です。ここに期待して買うのはおすすめしません。効果をうたう説明は各社出していますが、私は自分で確かめられなかったので断定できないです。
不満点を3つ
まず音が大きい。風量が上がったぶん、そのまま音も上がりました。古いドライヤーでも子どもは反応していましたが、今のほうが明らかに泣きます。生後5ヶ月だと突然の大きい音が苦手なので、今は洗面所のドアを閉めて、リビングと2枚のドアを挟んだ状態で使っています。それでも起きる日がある。これが一番の誤算でした。
次に、ノズルが外れやすいこと。集風のためのノズルが付属していますが、うちのは1ヶ月ほどで少し緩くなって、風を当てる角度によっては外れます。今は使わずに外したままです。実害はほぼないものの、精度としては値段なりだと思います。
3つめは冷風への切り替えです。ボタンの位置が持ち手の親指のあたりにあって、握り直したときに誤って押すことが何度かありました。慣れの問題ではありますが、最初の1週間はよく間違えました。
風速50m/sをうたうモデルと比べてどうか
買ったあとに知ったのが、最大風速50m/sをうたう大風量モデルの存在です。3段階の風量と4段階の温度を組み合わせられるタイプで、軽量とマイナスイオンも売りにしています。数字だけ見ると、風速の面ではこちらが上に見えます。
ただ、風速と風量は別の指標です。風速は出口の速さ、風量は単位時間あたりに送れる空気の総量。ノズルを絞れば風速は上がるので、風速の数字だけで乾く速さを比較するのは難しいと考えています。私は両方を実際に使い比べたわけではないので、どちらが速いとは書けません。
もし今から選び直すなら、風速より風量の数値が明記されているかどうかを見ると思います。記載がない商品は、そもそも比較の土俵に乗せられないので。それと、店頭で持ってみて500g前後かどうかを確かめる。数字が出ていない項目は、自分で確かめるしかないです。
置き場所とコードで、もうひと悶着あった
本体が変わって困ったのが収納です。古いドライヤーは折りたたみ式で、洗面台の引き出しにそのまま入っていました。新しいほうはハンドルが折れるタイプではあるものの、風量が大きい機種はどうしても本体が太い。同じ引き出しに入れると、ほかのものが押し出されました。
最初は洗面台の上に立てて置いていたんですが、風呂上がりに子どもを抱えたまま横を通ると、肘が当たって落ちます。実際に2回落としました。今は洗面所の壁に浮かせる形のホルダーを付けて、そこに引っかけています。この置き場所の見直しをやるまで、買い替えの効果を半分くらい打ち消していたと思います。
コードの長さも見ておいたほうがいいです。うちのは約1.7mで、洗面台のコンセントからだと問題ないんですが、リビングで使おうとすると届きません。妻が子どもを見ながらリビングで乾かしたい日があって、そこで初めて気づきました。延長コードで解決はしたものの、買う前にどこのコンセントを使うか測っておくべきでした。
子どもの髪はどうしているか
ついでに書いておくと、子どもの髪にドライヤーはほとんど使っていません。生後5ヶ月で髪の量も少ないので、ガーゼタオルで押さえて拭くだけで数十秒で乾きます。音を怖がる時期でもあるので、あえて近づけていません。
これも買う前に想像していなかったところで、家族が増えてもドライヤーを使う人数は増えなかったんですよね。増えたのは、乾かしている間に子どもを見る人が必要になったこと。だから短縮すべきは1人あたりの時間ではなく、洗面所を占有する合計時間でした。
今の運用は、私が先に上がって1分で乾かし、そのまま子どもを受け取って、妻が6分で乾かす。合計7分ちょっとで風呂上がりが完結します。買い替え前は11分半かかっていたので、夜の予定が4分ぶん前倒しになりました。この4分で洗い物が終わることもあるので、体感としてはもう少し大きく感じています。
この記事は風呂・洗面まわりの個別レビューです。何から入れ替えたかの全体は風呂と洗面まわりを入れ替えた|毎日触るものから変えるにまとめています。

