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ウールのニットを1着、洗濯機で縮ませました。買って3ヶ月のもので、袖が5cmくらい短くなって、身幅も明らかに詰まった。着られなくはないけれど、もう外には着ていけません。
そのときに調べて分かったのは、家で洗えるかどうかはタグを見れば大半は判断がつくということでした。私は見ていなかった。この記事は、その反省をもとに整理した判断の手順です。おしゃれ着洗剤についても調べたので、そこは「調べた範囲」として書きます。私自身が長く使い込んだわけではないので、断定はしません。
まず洗濯桶のマークを見る
日本の洗濯表示は2016年12月に新しい記号に変わっています。それ以前の服には旧記号が付いていることもありますが、ここ数年に買ったものはほぼ新記号です。
家で洗えるかどうかの判断は、いちばん左の桶のマークだけで9割決まります。桶に×が付いていたら、家庭での水洗いはできません。この場合はクリーニングです。
桶に×がなければ、中の数字を見ます。数字は洗える上限の温度で、30なら30度まで。桶の下に横線が引かれていることがあって、線1本は「弱く」、線2本は「非常に弱く」という意味です。線がある服は、洗濯機の標準コースでは洗わないほうがいい。うちの機種だと「おしゃれ着」や「手洗い」に相当するコースを使います。
私が縮ませたニットには、桶の中に30、下に線が2本ありました。つまり非常に弱くという指定です。それを標準コースで洗いました。完全にこちらの見落としです。
手洗いのマーク(桶の中に手が入っている記号)が付いている場合は、洗濯機のコース名がどうであれ、洗面器で押し洗いするほうが確実だと思っています。うちの洗濯機の「手洗いコース」がどこまで弱いのか、正確なところは分からないので。
タグを見ても迷う3つのケース
表示を読めば大半は判断がつく、と書きましたが、迷う場合もあります。私が実際に迷ったのは3つです。
ひとつめが、接着芯や芯地が入っている服です。ジャケットの襟や前立て、シャツの襟の内側には、形を保つための芯が接着されていることがあります。表示上は水洗いできることになっていても、洗うと接着が浮いて、表面が波打つことがある。私はこれで、無地のジャケットの襟をだめにしました。表示は洗える扱いでした。
ふたつめが、装飾です。スパンコール、ビーズ、大きめのボタン、金属パーツ。表示が洗える側でも、パーツ自体は想定されていないことがあります。うちにあるカーディガンは、貝ボタンが割れました。
3つめが、色の濃いもの。表示に色落ちの情報は載りません。濃紺やえんじ色のものは、最初の数回は単独で洗うのが無難です。うちは子どものロンパースからの色移りを1回やっているので、ここは慎重になりました。
迷ったときの私の基準は単純で、失ったら痛い金額かどうかです。1万円を超えるもので、かつ上の3つのどれかに当たるなら、クリーニングに出します。年に数回のことなので、そこは払うことにしました。
おしゃれ着洗剤は何が違うのか、調べた
縮ませたあと、おしゃれ着用の洗剤について調べました。私はそれまで、普通の洗剤との違いをよく分かっていませんでした。
調べてみると、いちばんの違いは液性のようです。一般的な衣料用洗剤は弱アルカリ性が多く、おしゃれ着用は中性のものが多いと紹介されています。ウールやシルクのような動物性の繊維はアルカリに弱いとされていて、中性のほうが繊維への負担が小さい、という説明をよく見ました。
もうひとつが、縮みや型崩れを抑える成分が入っているという説明です。ここは各メーカーの表現がまちまちで、共通の基準があるわけではなさそうでした。「中性であること」がいちばん確認しやすい指標だと私は理解しています。パッケージの品質表示に液性が書かれているので、そこは誰でも確認できます。
そのうえで、今うちで検討しているのがラボンのシャレボンです。おしゃれ着用の中性洗剤で、詰め替えの2倍サイズが6個セットになっているものがあります。
これを候補にした理由は3つあります。まず、詰め替えでまとめ買いできること。うちは洗剤の買い忘れが多いので、まとめておきたい。次に、価格です。6個で約4,936円なので、800mlあたり800円強。おしゃれ着洗剤としては、そこまで高い部類ではないようです。3つめが、香りの評判が良いとされていること。
ただ、この3つめは同時に、私にとっての懸念でもあります。ラボンは香りが特徴の製品として紹介されていることが多い。口コミを見ても、香りが好きだという声と、強すぎるという声の両方がありました。うちは妻が強い香りを苦手にしているので、ここは実際に試してみないと分からない部分です。いきなり6個買うのは、正直ためらっています。
香りを避けたいなら、無香料に近いものを選ぶという手もあります。無印良品にも植物由来の洗浄成分を使ったおしゃれ着用洗剤があって、こちらは1050mlの詰め替えがあるようです。実物を店頭で確認できるのは、この手のものだと利点だと思います。
いずれにしても、私はまだ本格的に使い込んでいません。使ってみないと分からないことは、使ってから書きます。今の時点で言えるのは、中性かどうかをパッケージで確認する、というところまでです。
縮んだニットは戻せるのか、も調べた
ついでなので、縮んだあとに戻せるのかも調べました。
ヘアコンディショナーを溶かしたぬるま湯に浸けて、手で引っ張りながら形を整える、という方法が紹介されていることが多いです。コンディショナーに入っている成分が繊維を滑りやすくして、絡まった状態がゆるむ、という説明でした。
私も1回試しました。結果は、袖が2cmほど戻ったくらいです。5cm縮んだうちの2cmなので、元には戻りません。しかも、生地の表面の質感は変わってしまいました。ふわっとしていたところが、少しぺたっとした感じになる。
やってみた感想としては、捨てる前の最後の手段という位置づけが妥当です。うまくいけば部屋着として延命できる、くらいに考えておくのがいいと思います。どうしても元に戻したい大事な一着なら、私なら自分でやらずにクリーニング店に相談します。縮み直しを扱っている店があるようなので。
洗剤より先に、コースと干し方
調べていて気づいたのは、洗剤を変えるより先にやることがある、ということでした。
ウールが縮む主な原因は、水と、熱と、機械的な力(もみ洗い)だとされています。洗剤を中性にしても、標準コースで15分回せば、力の部分は変わりません。コースを変えるほうが先です。
それと脱水。私は縮ませたあと、脱水も標準で回していました。ウールを長時間脱水にかけると、形が崩れます。今は、デリケートなものは脱水30秒で止めて、あとはバスタオルに挟んで水を吸わせています。
干し方も変えました。ニットをハンガーに掛けると、水の重みで縦に伸びます。今は平干しです。うちはベランダが狭いので、大きい平干しネットは置けません。それで、洗面所に置いている物干しスタンドの上に、タオルを敷いてその上に寝かせています。かっこよくはないですが、機能としては足ります。
結局、どこで線を引いたか
今のうちのルールを書いておきます。
桶に×が付いているものはクリーニング。線が2本のものは、洗濯機のおしゃれ着コースで脱水を最短にして、平干し。線が1本までなら、ネットに入れて標準コースでも問題なし。芯地の入ったジャケットと、装飾のあるものは、表示にかかわらずクリーニング。
子どもが生まれてから、クリーニングに出す服自体が減りました。外に着ていく機会が減ったので当然です。今クリーニングに出しているのは、冬のコート2着と、私のジャケット1着だけ。年間で1万円もかかりません。そもそも家で洗える服を買うという方向に、買い方のほうが寄っていきました。
ニット1着を縮ませた授業料は、たぶん8,000円くらいです。高くはついたけれど、そのあと表示を読むようになったので、差し引きでは元が取れていると思っています。
この記事は洗濯道具の個別レビューです。3人分になって何を変えたかは洗濯の道具を入れ替えた|3人分になって変えたことにまとめています。

