※ この記事にはプロモーションが含まれています。
段ボールが養生テープで閉じてある荷物を送って、集荷の人に「これ、途中で開きますよ」と言われたことがあります。実際その通りで、養生テープは剥がれる前提で作られたテープでした。知らずに使っていた。
子どもが生まれてから、家に届く箱と、家から出す箱がどちらも増えました。ベビー用品の空き箱、フリマアプリで売った服、実家に送る写真。そのたびにテープを引っ張り出すので、いつの間にか用途ごとに分かれています。ここでは、うちにある4種類の使い分けと、貼る順番を書きます。
うちにあるテープは4種類
まずOPPテープ。透明のやつです。段ボールを閉じるのはこれ一択になりました。素材がポリプロピレンで、粘着力が強く、伸びにくい。50mm幅で50m巻が480円くらいなので、1mあたり1円を切ります。
次にクラフトテープ。茶色い紙のガムテープ。安いし手で切れるんですが、うちでは段ボールの封には使わなくなりました。理由は後述します。今は箱に「割れ物」と書くときのラベル代わりです。
3つめが布テープ。同じく茶色ですが、繊維が入っていて手で切っても真っ直ぐ切れます。上から字が書けるし、重ね貼りもできる。重い荷物のときだけこれを使います。
4つめが養生テープ。緑や青の半透明のやつ。粘着力は弱く、剥がしたときに跡が残らない。これは「あとで剥がすもの」専用です。家具を運ぶとき扉が開かないよう留める、塗装のとき養生する、その程度。
この4つを最初から分かっていれば、私は集荷の人に指摘されずに済みました。うちには当時、養生テープしか手元になかったんですよね。
段ボールを閉じる手順
順番があります。ここを雑にやると、底が抜けます。
まず、内フラップを閉じてから外フラップを閉じる。フラップを互い違いに折り込む「組み立て」で閉じている人をたまに見ますが、あれは強度が出ません。うちも昔やっていました。中身が軽い箱でも、持ち上げたときに底がたわみます。
次に、合わせ目に沿って1本テープを貼る。ここで、テープを箱の側面まで5cmくらい回り込ませます。合わせ目の長さちょうどで切ると、端から力がかかったときに剥がれます。
その上で、合わせ目に直交する形で両端にもう2本貼る。上から見るとアルファベットのHの形になるので、H貼りと呼ばれています。本や飲み物みたいに重いものを入れた箱は、私はこれをやります。子どもの写真集や絵本を実家に送ったとき、10kg近くありましたが底は無事でした。
軽い荷物なら、合わせ目に1本だけの一文字貼りで足ります。うちは服やおむつを送るときはこれです。テープの消費量が全然違うので、全部H貼りにする必要はないと思っています。
あとひとつ、伝票を貼る位置。合わせ目をまたいで伝票を貼ると、開封するときにカッターで伝票を切ることになります。私はやりました。返品するときに伝票番号が読めなくなって困った。伝票は面の真ん中、合わせ目を避けた位置に貼るのが正解です。
カッター付きの透明テープが、想像以上に楽だった
うちで今使っているのが、50mm×50m巻でカッターが付いている透明テープです。480円ほど。ホームセンターで買うのとほぼ同じ値段でした。
買ってよかった点は、単純にカッターが付いていること。以前はテープの巻きだけを買って、切るのにハサミを使っていました。片手で箱を押さえて、片手でテープを引いて、そこからハサミを取る、という動作が入るので、テープが箱に落ちてぐしゃっとなることが月に1回はあった。カッター付きだと、引いて手首をひねるだけで切れます。
50m巻というのは、体感で段ボール20箱ぶんくらいでした。うちは1年でこれを1本使い切っていません。引っ越しをする年でなければ、1本で十分足ります。
不満は3つ。まず、カッターの刃が金属なので、しまうときに何かに引っかかります。私は工具箱の中で軍手を引っ掛けて糸を出しました。刃カバーが付いていないタイプは、専用の場所に置くほうがいいです。
次に、透明なので巻きの端がどこか分からなくなること。一度切り口を見失うと、爪で探すはめになります。私は切ったあとの端を1cmだけ折り返しておく癖をつけました。
3つめが、剥がしたときの音です。夜に荷造りをしていると、あのビーッという音がかなり響きます。子どもが寝ている隣の部屋でやったら起こしました。ゆっくり引くと音は小さくなりますが、それでも無音にはなりません。荷造りは子どもが起きている時間にやることにしました。
クラフトテープを段ボールに使わなくなった理由
クラフトテープは、表面が紙です。つまり、その上に別のテープを貼っても付きません。
これで一度失敗しています。クラフトテープで閉じた箱に、その上をまたぐ形で伝票を貼ったら、伝票が輸送中に半分剥がれて戻ってきました。紙の表面ごと持っていかれた形です。
布テープはこれが起きません。表面に樹脂のコートがあるので、上から重ね貼りができます。値段は1本あたりクラフトの2倍くらいしますが、重い荷物と、上から何か貼る予定がある箱にはこちらを使っています。
逆にクラフトテープの利点は、はっきり2つあります。手でまっすぐ切れることと、鉛筆でもボールペンでも字が書けること。うちは押し入れの収納箱にラベル代わりに貼って、中身をマジックで書いています。用途がずれただけで、捨てる理由にはなりませんでした。
補修に使うテープは、梱包用とは別物だった
破れたものを直す用途で、梱包用のテープを使うと大抵よくないです。粘着力が強すぎて、剥がすときに下地ごと持っていくからです。
うちで一番出番があるのが、絵本の補修です。子どもが引っ張ってページの根元が裂ける。ここに透明の梱包テープを貼ったら、紙がテカって、しかも次に破れたときに剥がせなくなりました。今は文具の補修用テープを使っています。紙に近い質感のもので、上から鉛筆で書けるタイプ。1巻300円くらい。
もうひとつ買ったのが自己融着テープです。粘着剤がなく、引き伸ばして重ねると自分同士でくっつく。うちではベビーモニターの電源コードを掃除機で引っ掛けて、被覆が裂けたところに巻きました。ビニールテープと違って、夏に糊がはみ出してベタベタにならないのが利点です。ただ、一度巻くと外すときはカッターで切るしかありません。
逆に、補修に養生テープを使うのは私はやめました。剥がれる前提のテープなので、数週間で端が浮いてきます。あくまで一時しのぎ用だと割り切っています。
貼る前にやると、剥がれなくなる
粘着テープが付かない原因のほとんどは、貼る面の状態です。
段ボールの表面にホコリが乗っていると、まず付きません。押し入れから出してきた古い箱は、乾いた布で一度撫でるだけで結果が変わりました。うちは物置に置いていた箱を再利用したとき、テープが翌日に浮いていたことがあります。
もうひとつが温度。冬のベランダに出しておいた段ボールにテープを貼ったら、その場では付いたのに数時間後に端が反り返っていました。粘着剤は低温だと硬くなって、密着しにくくなります。一般的に、粘着テープは常温で貼るのが前提とされています。寒い日は、箱を室内に入れて少し置いてから貼るようにしました。
あと、貼った直後に手のひらでしっかり擦る。これだけで初期の食いつきがかなり変わります。指先でなぞるのではなく、体重を少しかけて撫でる感じです。
置き場所を決めたら、探さなくなった
4種類あると、必ずどれかが行方不明になります。うちは玄関の収納棚の一段を丸ごとテープとハサミの置き場にしました。荷物を出すのも受け取るのも玄関なので、動線として一番短い。
養生テープだけは別で、工具箱に入れています。あれは荷造りでは使わないので、一緒に置くと間違えて手が伸びるんですよね。実際、色が緑だから間違えないだろうと思っていたのに、暗い玄関で1回掴みました。
テープなんてどれも同じだと思っていた時期があります。480円のもの1本と、剥がす用の1本。この2本を分けて置いただけで、荷物が途中で開くことはなくなりました。
この記事は文房具の個別レビューです。紙に戻ってきた理由と道具の全体は画面ばかりの毎日で紙に戻った|使っている道具で振り返っています。

