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先に結論を書きます。賃貸のダウンライトは、住人が自分でできる範囲がかなり狭いです。私も自宅の廊下と洗面所のダウンライトをどうにかしたくて一通り調べたんですが、最終的に「これは自分の手を出す領域じゃないな」という結論になりました。この記事は、その調べた過程のメモです。実際に器具を交換した話ではないので、そのつもりで読んでください。
うちは都内近郊の2LDK賃貸で、廊下と洗面所、それとキッチンの手元にダウンライトが埋め込まれています。入居時からついていたもので、色は電球色。悪くはないんですが、洗面所だけは白っぽい光にしたかった。朝、髭を剃るときに手元が見えにくいんですよね。
まず、ダウンライトには2種類ある
調べていて最初に分かったのが、ダウンライトと一口に言っても構造がまったく違うものが混ざっているということでした。
ひとつは電球交換型。天井に埋め込まれた器具の中に、E26やE17のソケットがあって、そこに電球がねじ込んである。これは電球を回して外せます。パナソニックやコイズミの住宅用でよく見る形で、賃貸のマンションにも多いようです。
もうひとつが一体型。LEDと器具が一体になっていて、電球だけを抜くという概念がない。寿命が来たら器具ごと交換になります。近年の新築マンションはこちらが主流だと紹介されていることが多く、10年前後で交換時期が来る、という説明をよく見かけました。
で、この見分け方なんですが、確実なのは電源を切ってカバーを覗くことです。うちの洗面所のものは、透明のカバー越しに電球の口金らしきものが見えました。ただ、見た目だけで断定するのは危ないので、私は管理会社に問い合わせて確認しました。返事は「電球交換型なので、電球の交換は入居者側で対応してほしい」というものでした。ここが確認できたのが一番大きかったです。
電球交換型なら、色を変えるだけならできる
電球交換型だと分かってしまえば、話は単純です。今ついている電球と同じ口金・同じサイズ・同じW形相当のものを買って、入れ替えるだけ。私が洗面所でやったのはこれで、電球色から昼白色に替えました。作業は3分もかからない。
ただし注意点が3つありました。
ひとつめが断熱施工対応かどうか。天井に断熱材が入っている住宅では、器具にSB形・SGI形・SG形といった表記があります。この場合、対応していない電球を入れると熱がこもります。器具側の表記と、電球のパッケージにある「密閉器具対応」の表記を両方見ておくべき、というのは複数のメーカー説明に共通して書かれていました。
ふたつめがサイズ。ダウンライトの穴は直径100mmが多いんですが、75mm、125mm、150mmもあります。私の家は測ったら100mmでした。定規を当てるだけなので、買う前に測ったほうが確実です。
3つめが調光対応です。壁のスイッチにスライダーがついている部屋だと、調光非対応のLED電球を入れるとちらついたり、うまく暗くならなかったりする。うちの廊下は調光なしだったので問題ありませんでしたが、これは家によります。
器具ごとの交換は、資格が要る
問題は一体型だった場合です。ここが今回いちばん時間をかけて調べたところでした。
結論から言うと、天井に埋め込まれた器具そのものを外して、配線につなぎ直す作業は電気工事士の資格が必要な範囲とされています。器具の裏側で電線を結線する作業が発生するためです。引掛シーリングにプラグを挿すだけのペンダントライトとは、そこが決定的に違う。
私はこの資格を持っていないので、自分で器具を交換したことはありませんし、するつもりもありません。調べた範囲では、電気工事店に依頼した場合の費用は1台あたり数千円から、器具代別で見積もられていることが多いようでした。ただし、これは地域や台数、天井の状態で変わるはずなので、数字は参考程度に見てください。私は実際に見積もりを取っていないので、断定はできません。
そしてもうひとつ、賃貸である以上、器具の交換は原状回復の問題が絡みます。備え付けの照明器具は貸主の設備なので、勝手に外して別のものを付けると、退去時に戻すよう言われる可能性がある。逆に、寿命で点かなくなった一体型については、貸主側で交換してもらえるケースもあるようです。うちの管理会社に聞いたときも「器具が故障した場合は連絡してください」と言われました。まず管理会社に聞く。これが賃貸では最短ルートだと思います。
交換用の電球を探して分かったこと
電球交換型が前提なら、ダウンライト用のLED電球はかなり安く手に入ります。私が調べていて目に留まったのが、100φ・450lm相当のダウンライト用LEDが10個セットで売られているものでした。単品でも買えますが、まとめ買いのほうが1個あたりの単価がかなり下がる。
アイリスオーヤマのもので、昼白色・温白色・電球色から選べて、白熱灯60W相当という位置づけです。廊下や洗面所のような、長時間つけっぱなしにしない場所ならこのクラスで足りると思います。
気になった点も書いておきます。まず、10個セットは家によっては多すぎる。うちのダウンライトは全部で5箇所なので、単純に半分余ります。予備として持っておけば無駄にはならないんですが、置き場所は取ります。それと、色温度を後から変えたくなったときに、余った在庫が全部前の色というのは地味に困る。私は洗面所だけ白にしたかったので、色ごとにまとめ買いすると余計に余ることになります。
もうひとつ、この手のセット品はレビューを見ると個体差の話がちらほら出てきます。10個のうち1個の色味が違う、といった内容です。私は現物を10個並べて比べたわけではないので確認できませんが、複数個を同じ部屋に並べて使う場合は、念のため一度に点けて見比べたほうがいいと思います。
ソケット側で工夫するという手もある
もうひとつ調べていて見つけたのが、ソケット側のアダプタです。E17の口金に挿して、角度を変えられるようにする可変ソケットや、人感センサー付きのソケットに変換するタイプ。
これらは電球と同じでソケットにねじ込むだけなので、資格の要る作業には当たらないという扱いのようです。玄関や廊下のダウンライトを人感センサー化したい場合、器具を替えずに済むのは魅力的だと思いました。
ただ、ダウンライトの場合は器具の奥行きが限られているのが問題です。アダプタを噛ませるとその分だけ電球が下に出てくるので、器具の面からはみ出すことがある。埋め込みの見た目が崩れますし、そもそもカバーが閉まらない可能性もあります。これは実際に測ってみないと分かりません。私は寸法の余裕がなさそうだったので、うちでは見送りました。
照明と体調の話をどう扱うか
色温度を替えるときに、夜は暖色のほうがいいという話をよく見かけます。ブルーライトと睡眠の関係も同様です。
この手の話は一般的にそう言われている、という程度にとどめておくのが誠実だと私は思っています。実際、寝室を電球色に統一している家庭は多いですし、私自身も夜は暖色のほうが落ち着く感じはします。ただ、それが測定できる効果なのか、単に慣れの問題なのかは、私には切り分けられません。照明を替えたから眠りが良くなった、というような書き方は避けます。
洗面所を昼白色にしたのも、体調がどうこうではなく、単純に手元が見えやすくなったからです。髭剃りの剃り残しが減った。それくらいの、確認できる範囲の話しか書けません。
最後に
賃貸のダウンライトについて、私が調べて確認できたことをまとめると、こうなります。器具が電球交換型なら、電球を替えるのは自分でできる。サイズと密閉対応と調光の3点を確認する。一体型なら器具ごとの交換になり、そこは電気工事士の資格が要る範囲なので、管理会社に連絡するのが先。
あと、これは実務的な話ですが、交換前の電球を捨てないでおくこと。口金とサイズが分からなくなったとき、現物があると一発で照合できます。私は最初、外した電球をすぐ捨ててしまって、2箇所目を替えるときに型番が分からなくなりました。写真だけでも撮っておけばよかったです。
この記事は照明の個別記事です。家の明かりを1年でどう変えたかは家の照明を1年かけて変えた|明るさより配置で振り返っています。

