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家の照明を1年かけて替えてきて、費用対効果が一番高かったのはセンサーライトでした。1個1,200円ほど。廊下と洗面所に1個ずつ挿しただけで、夜中の移動がまるく収まった。もし順番をやり直せるなら、これを最初に買います。
賃貸の2LDKで、妻と生後5ヶ月の子どもと3人暮らしです。配線工事はできないので、選べるのはコンセントに挿すタイプか電池式のみ。両方買って、片方は使うのをやめました。その経緯を書きます。
夜中に必要だったのは「明るさ」ではなく「探さなくていいこと」
子どもが生まれてから、深夜に起きて移動する回数が増えました。寝室から廊下を通って洗面所、そこでミルクの準備や手洗いをして戻る。多い日で1晩に3回。
このとき困っていたのは、暗いことそのものよりスイッチの位置でした。片手で子どもを抱えているので、壁を手探りする手が空いていない。子どもを抱いたまま肩でスイッチを押そうとして、何度か失敗しています。それに廊下の天井灯を点けると明るすぎて、抱いている子が完全に目を覚ますことがありました。
つまり必要だったのは、手を使わずに、弱く点く明かり。これが分かったのは、実は暗い中で1ヶ月ほど不便を我慢したあとです。最初は「廊下の電球を明るいものに替えよう」と考えていました。方向がまるで違っていた。
最初に買った電池式は、2ヶ月でやめた
先に失敗のほうから書きます。最初に買ったのは、単4電池4本で動く電池式の人感センサーライトでした。マグネットで壁に貼れるタイプで、置き場所を選ばないのが良さそうに見えたんです。
結果、2ヶ月で電池が切れました。正確には、切れる前に暗くなっていく。ある日「なんか暗いな」と思ったら、その2日後に点かなくなっていました。単4を4本、2ヶ月ごとに交換するのは現実的ではない。しかも切れるのは決まって夜で、深夜に電池を探すことになります。
反応の頻度が多い場所ほど電池は減ります。廊下は1晩に何度も通るので、一番条件が悪かった。電池式は、たまにしか人が通らない場所向けだと今は思っています。クローゼットの中とか、押し入れとか、そういう場所。
実際、その電池式は捨てずに玄関の靴箱の中に移しました。1日に開けるのは2〜3回なので、こちらは半年経ってもまだ最初の電池が生きています。製品が悪かったのではなく、置き場所が合っていなかっただけでした。買い替えの前に、いま持っているものを別の場所で試してみるのは、けっこう有効だと思います。
コンセント式に替えたら、そこで終わった
いま使っているのは、コンセントに直接挿す人感センサーライトです。1個1,200円弱で、廊下と洗面所に1個ずつ。足元灯として使う前提の、小さいものです。
コンセント式にした理由は単純で、電池の心配が消えるから。挿しっぱなしにしておけば、あとは何もしなくていい。半年使っていますが、一度も手を触れていません。
点き方も、この用途にはちょうどよかった。人が近づくと点いて、動きがなくなると30秒ほどで消えます。明るさは、廊下の輪郭が分かって、足元に何か落ちていれば見える程度。天井灯を点けたときのような「起こされる感じ」がない。子どもを抱いたまま通っても、そのまま寝ていることが増えました。
洗面所のほうも同じで、夜中に手を洗うのに天井を点けなくて済みます。うちの洗面所は天井の照明が昼白色で、深夜にあれを浴びると自分のほうが目が覚めてしまう。足元灯だけで用が足りる場面が、思ったより多かったです。
予想していなかった効果もありました。夕方、まだ天井を点けるほどではない時間帯に、廊下だけ薄暗くなる時間があります。そのタイミングでセンサーが働くので、廊下のスイッチを触る回数が全体として減りました。夜中のために買ったものが、日中の動作も1つ減らしていた。買う前には考えていなかった使われ方です。
逆に、明るい時間帯には点かないようになっているのも良かった。明るさを検知して、暗いときだけ反応する仕組みです。日中に通るたびに点いていたら、たぶんうっとうしくて外していたと思います。
この製品の不満
まずコンセントを1口塞ぎます。これは当たり前なんですが、うちの廊下のコンセントは2口で、片方は掃除機用に空けておきたかった。結局そちらを塞ぐ形になり、掃除のたびに一度抜いています。抜き挿しを繰り返すので、いずれ緩くなりそうだなとは思っています。
次に、光の向きが調整できない。うちのものは下向きに固定されていて、コンセントの高さから床を照らす形。廊下はこれでいいんですが、洗面所は洗面台の上を少し照らしてほしかった。向きが変えられる製品もあるので、そこは確認したほうがよかったところです。
3つめに、明るさが選べません。1段階のみ。うちの用途には合っていましたが、玄関のように少し明るさが欲しい場所には足りない。明るさを切り替えられるものを買っておけば、置き場所を後から変えられたと思います。
それと、誤作動はゼロではありません。エアコンの風でカーテンが揺れると、洗面所のライトが点くことが月に数回あります。実害はないんですが、誰もいないのに点いているのを見ると一瞬ぎょっとします。センサーの検知範囲は思っているより広いです。うちのものは説明書に3メートル前後と書かれていましたが、実際には斜め方向でももう少し反応している感触があります。
最後に、これは製品の問題ではないんですが、停電したら使えません。コンセント式である以上そうなります。防災用に使うつもりなら、電池式か充電式を別に持っておく必要がある。うちは非常用のランタンを別途置いていて、役割を分けています。
屋外用のソーラータイプは、別の道具だと思ったほうがいい
センサーライトを探していると、屋外用のソーラータイプがかなりの数出てきます。Amazonだと2個入りで防犯用途をうたったものが人気のようです。
調べてみると、これは室内用とは設計思想がまるで違います。防犯を目的にしているので明るさが強く、点灯時間も長い。防水のぶん本体も大きい。玄関の外や駐車場を照らす道具であって、廊下の足元に置くものではないようです。うちは賃貸の集合住宅で外に取り付けられる場所がないので、これは検討から外しました。
もし戸建てや、専用の玄関ポーチがある部屋なら選択肢になると思います。ただ、ソーラーは日照の条件で充電量が変わるとされていて、北向きや軒下だと冬場に厳しいという声もありました。実際に置いていないので、そこは断定できません。
置き場所は、実際に歩いてから決めるといい
買う前にやってよかったのは、夜中に実際に歩いてみることでした。スマホのライトを消して、寝室から洗面所まで歩く。どこで足を止めるか、どこで壁を手探りするか。そこがセンサーライトを置く場所です。
うちの場合は、寝室のドアを出て2歩目と、洗面所に入った直後の2ヶ所でした。廊下の中ほどには何も置いていません。3個買おうとしていたのが2個で済んで、2,400円で終わりました。
照明と眠りの関係については、夜に強い光を浴びないほうがいいとされる説明をよく見かけます。私は自分で検証していないので断定しませんが、実際問題として深夜に天井灯を点けなくて済むというのは、抱いている子どもが起きにくいという一点だけでも助かっています。1,200円のものでこれだけ変わるなら、最初に買うべきでした。
この記事は照明の個別記事です。家の明かりを1年でどう変えたかは家の照明を1年かけて変えた|明るさより配置で振り返っています。

