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長財布に12枚のカードが入っていました。3ヶ月、使ったカードを記録してみたら、実際に出したのは4枚だけ。残り8枚は一度も財布から出ていませんでした。今は本革のミニ財布に替えて、常時入れているのは5枚です。
カードケースを選ぶとき、多くの人が「何枚入るか」を見ると思います。私も最初はそうでした。でも実際に効いたのは収納枚数ではなく、持ち歩く枚数を先に決めることでした。順に書きます。
3ヶ月、使ったカードを記録した
やったことは単純で、カードを使うたびにスマホのメモに記録しただけです。2025年の秋から3ヶ月分。結果はこうなりました。
クレジットカードのメイン1枚が週5〜6回。運転免許証が2回、どちらも身分証としての提示です。健康保険証が3回。キャッシュカードが4回。ここまでで全体の95%を超えました。
使わなかったのが、サブのクレジットカード2枚、家電量販店のポイントカード、書店のカード、スポーツジムの会員証、レンタルショップのカード、それに用途を思い出せないカードが2枚。3ヶ月で一度も出していないものが8枚あったわけです。
特にポイントカードの類は、ほぼすべてスマホのアプリに移行できていました。レジで「アプリありますか」と聞かれる時代なので、物理カードを出す場面がそもそも減っている。この3ヶ月で、物理のポイントカードを出したのは0回でした。
抜いた8枚をどうしたか
いきなり捨てるのは怖かったので、玄関の棚に小さなケースを置いて、そこに移しました。3ヶ月経って、取りに戻ったのは1枚だけ。眼科の診察券でした。
1年経った今、その保管ケースの中身も整理しました。使わないと確定したポイントカードは、記載されている番号をアプリに移してから処分。サブのクレジットカードは1枚を解約して、もう1枚は自宅保管にしています。メインが使えなくなったときの保険なので、持ち歩く必要はありません。
診察券だけは判断が難しかったです。年に1〜2回しか行かないけれど、行くときには必ず要る。今はスマホで写真を撮って、原本は自宅保管にしています。診察券番号さえ分かれば受付は通ることが多く、これで困ったことは今のところありません。医院によっては原本が必要なので、初回だけは持っていくようにしています。
カードだけのケースは、1ヶ月で失敗した
最初に買い替えたのは、カードだけが入る薄いケースでした。1,200円くらいのアルミ製で、厚さ1cm、カード6枚まで。これが失敗でした。
理由は現金が入らないこと。キャッシュレスで完結すると思っていたんですが、実際にはそうでもありませんでした。保育園に提出する書類と一緒に集金袋を渡す日、小児科の自己負担分、駐車場の精算機、それと近所の床屋。この4つは現金しか受け付けません。
仕方なく、小銭入れを別に持つようにしました。カードケースと小銭入れの2個持ち。これはポケットに入れるものが1個増えただけで、財布を減らした意味がありませんでした。しかもどちらかを忘れる。1ヶ月で運用が破綻しました。
もうひとつ、アルミ製のケースはカードの出し方に癖がありました。スライドさせて押し出す構造で、目当ての1枚を出すのに2手かかる。レジの前で焦ります。薄さのために操作性を犠牲にしていて、私には合いませんでした。
お札が折れるかどうかで選び直した
次に買ったのが、今使っている2,680円の本革のミニ財布です。カードポケットが複数あって、札入れが付いていて、小銭のポケットもある。それでいて長財布よりだいぶ小さい。
決め手はお札を折らずに入れられることでした。ミニ財布の多くは、札を三つ折りにして入れる設計です。これが地味に面倒で、レジの前で札を広げる動作が発生します。私が選んだものは、札を縦に入れる形で折り目が付きません。出すときにそのまま渡せます。
サイズは実測で幅11cm、高さ8cm、厚さは中身込みで2.5cmほど。前の長財布が19cmあったので、面積で言うと半分以下です。リュックの前ポケットに、キーケースと並べて入れています。
牛革で、買った当初は少し硬かったです。3ヶ月くらいで手に馴染んできて、今は開き癖が付いています。この変化は好みが分かれるところで、常に新品同様がいい人には向きません。
1年使った不満
まず小銭を入れると膨らみます。500円玉と100円玉を数枚入れるくらいなら問題ありませんが、レジで細かい釣りを受け取った日は明らかに厚くなる。厚さ2.5cmが3.5cmくらいまで膨らみます。私は家に帰ったら小銭を貯金箱に移す習慣にしました。これで一定の厚みを保っています。
次にカードの出し入れが少し渋い。革が厚いので、ポケットにカードを差し込むときの抵抗があります。使い込んで多少は改善しましたが、樹脂のケースほどスムーズではありません。急いでいるとき、免許証を出すのに手間取ることがあります。
それから、これは革製品全般ですが水に弱い。雨の日にポケットから出したとき、指の水滴でシミになりました。目立つほどではないものの、跡は残ります。防水スプレーを一度かけましたが、頻繁にやる気にはなれていません。
あと、お札の枚数はあまり入りません。5枚くらいで膨らみ始めます。普段は2〜3枚しか入れていないので困りませんが、まとまった現金を持つ日には向かない。そういう日は封筒に入れてカバンの中です。
スキミング防止については、正直分からない
この財布はスキミング防止をうたっていて、内側に電波を遮る素材が入っているとされています。ただ、私はその効果を確認する手段を持っていません。
試したのは1つだけで、財布に入れたままの交通系ICカードが改札で反応するかどうか。結果は反応しませんでした。少なくとも、そこに入れているカードは外から読まれにくくなっている、という状態ではあります。これが実際の被害を防ぐかどうかは、私には判断できません。
ただ、副次的な効果はありました。ICカードの誤反応が起きないことです。以前は財布の中に交通系ICと社員証を両方入れていて、改札で干渉してエラーが出ることがありました。今は交通系ICをスマホに入れているのでそもそも起きませんが、複数のICカードを持つ人には関係する話だと思います。
枚数を決めてから、入れ物を決める
結局のところ、カードケース選びで最初にやるべきなのは記録だと思っています。1ヶ月でいいので、使ったカードをメモする。それで必要枚数が出ます。私の場合は4枚でした。
ここで注意したいのは、記録する期間を短くしすぎないことです。1週間だと、たまにしか使わないカードが全部「不要」に見えてしまう。私が3ヶ月やったのは、月に1回や季節に1回の頻度のものを拾いたかったからです。逆に3ヶ月やっても出番のないカードは、まず持ち歩く必要がありません。
そのうえで、現金をどれだけ持つかを決める。ここを飛ばすと、私のように2個持ちになって元に戻ります。私の答えは「札を2〜3枚と、小銭を少し」で、それが入る最小のものを選びました。
今、常時入っているのは免許証、保険証、クレジットカード、キャッシュカード、それとマンションのエントランス用カード。5枚です。12枚から5枚。財布の厚みが半分になったことより、レジの前で目当ての1枚を迷わず出せるようになったことのほうが、日々の変化としては大きいです。
この記事は持ち物の個別レビューです。カバンの中身をどう減らしたかはカバンの中身を減らした|1年で持ち歩かなくなったものにまとめています。

