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空気清浄機は本体価格より、フィルター代のほうが最終的に効いてきます。うちで使っているものは本体が2万円台でしたが、集じんフィルターと脱臭フィルターを合わせると1回の交換で6,000円ほど。メーカーの案内どおり2年で交換すると、10年使えば本体と同じくらいの金額になる計算です。買う前にここを計算していなかったので、最初の交換時期に「そういえば」と気づきました。
この記事では、フィルターの費用をどう見積もるか、そして安いミニタイプを併用してみてどうだったかを書きます。効果そのものについては、私は測定機器を持っていないので断定できません。数字で言えるのは費用と手間の部分だけです。
フィルター代を年額に直してみる
比較するときは、本体価格とフィルター代を別々に見るのではなく、5年で使ったときの総額に直すのが分かりやすいと思っています。うちで検討したときの計算を書きます。
候補にしたのは3台でした。1台目は本体18,000円、交換フィルターが2年ごとに5,000円。5年だと本体18,000円にフィルター2回分10,000円で28,000円です。2台目は本体32,000円、フィルターが10年交換不要とうたわれているタイプ。5年で32,000円。3台目は本体12,000円で、フィルターが1年ごとに3,500円。5年で12,000円に17,500円を足して29,500円になります。
並べてみると、一番安い本体を選んだ場合が結果的に一番高くつく可能性がありました。本体価格の差が2万円あっても、フィルター交換の頻度で5年後には逆転する。この計算をしてから、うちは2台目のタイプを選びました。
ただし、10年交換不要というのは条件付きです。カタログをよく読むと「1日にたばこ5本を吸う環境で」といった前提が書かれていることが多く、実際の使用環境で変わります。うちは喫煙者がいないので有利な条件のはずですが、それでも表示どおりに10年もつかは正直分かりません。買って1年半の時点では、まだ交換の案内は出ていません。
プレフィルターの掃除で、寿命はだいぶ変わる
フィルター代を抑える一番効く方法は、手前のプレフィルターをこまめに掃除することでした。ここでほこりを止めておくと、奥の高いフィルターまで届く量が減ります。
うちは2週間に1回、掃除機のノズルでプレフィルターを吸っています。作業時間は2分ほど。最初の3ヶ月ほどこれをサボっていたときは、灰色の綿ぼこりが目に見える厚さで積もっていました。その状態で運転音が一段大きくなっていたので、風量を上げるために本体が頑張っていたんだと思います。
もうひとつ、置き場所も寿命に効きます。うちは最初、部屋の隅の壁にぴったり付けて置いていました。これが良くなくて、後ろから吸うタイプだと壁との間に空間が要ります。説明書には背面30cm以上と書いてありました。読んでいませんでした。10cmくらいしか空けていなかったので、吸い込みが落ちていたはずです。
2,180円のミニタイプを2個買ってみた
メインの1台とは別に、コンセントに直接挿すタイプの小さいものを2個セットで買いました。2,180円です。玄関とトイレに1個ずつ挿しています。
買った動機は単純で、玄関とトイレにメインの空気清浄機を置くスペースがないからでした。コンセントに挿すだけなので床を占領しません。サイズは手のひらに乗るくらいで、うちのものは重さ130gほど。挿しっぱなしにしていて、消費電力は仕様上2W前後と書かれていました。1日24時間つけても電気代は月に十数円という計算になります。
使ってみた感想を正直に書くと、効果を数値で確認する手段がありません。私が持っているのは温湿度計とCO2センサーだけで、においや微粒子を測る機器はない。だから「においが減った気がする」以上のことは言えない。商品ページには花粉や除菌といった言葉が並んでいますが、私自身はそれを検証できていないので、その部分は評価に入れていません。
そのうえで、うちで使い続けている理由は2つあります。ひとつは、トイレに置いていたスプレー式の消臭剤を使う回数が減ったこと。以前は週に2回くらい使っていたのが、今は気になったときだけになりました。もうひとつは、玄関に置いておくと家族が「何かしている」感覚を持てること。これは完全に気分の問題です。
ミニタイプの不満
不満もはっきりあります。まず、うちのものは動作中に小さな音がします。「シューッ」というような、ごく小さな連続音です。玄関では気になりませんが、寝室に挿したときは音が気になって外しました。
次に、コンセントの形状。プラグ一体型なので、挿すと本体がそのまま壁から10cmほど飛び出します。うちの玄関はコンセントが靴箱の横にあって、扉の開閉に少しぶつかりました。結局、隣のコンセントに移しています。挿す場所の周囲に、10cm四方の余裕があるかは買う前に見ておくべきでした。
3つめは、交換部品の情報が分かりにくいこと。この価格帯のものは、内部の部品がどれくらいもつのか、交換できるのかが商品ページから読み取れないことが多いです。私が買ったものも、説明書に交換に関する記載がありませんでした。使い切りに近い扱いなのだと理解しています。この点でも、メインの空気清浄機の代わりにはなりません。
結局どう使い分けているか
うちの結論は、リビングにメインを1台、玄関とトイレにミニを1個ずつ、です。寝室には置いていません。
寝室に置かないのは、音の問題と、そこまで必要性を感じなかったからです。生後5ヶ月の子どもと同じ部屋で寝ているので、風量を上げると音が気になる。弱運転にすると、それはそれで置いている意味が薄い気がして、今は窓を開ける回数を増やすほうで対応しています。
メインの運転は、日中は自動、夜は静音に固定。自動運転は空気の状態に応じて風量が変わりますが、うちの環境だと料理をしたときに一番強く反応します。魚を焼いた日は30分ほど強で回り続ける。逆に、普通に過ごしている日はほぼ最弱のままです。この動きを見ていると、24時間つけっぱなしにしても電気代がそれほど増えない理由が分かります。実際、導入前後で月の電気代は300円ほどしか変わりませんでした。
フィルター交換を1回やってみて
先日、脱臭フィルターのほうだけ先に交換しました。集じん側はまだ案内が出ていませんが、脱臭側はにおいの戻りが気になったので前倒しです。純正品で3,200円でした。
作業自体は10分もかかりません。前面パネルを外して、古いフィルターを抜いて、新しいものを入れる。難しいところはありませんでした。ただ、外した瞬間にほこりが舞うので、ベランダでやるのをおすすめします。私はリビングでやってしまい、床を拭く羽目になりました。
交換後に気づいたのは、古いフィルターの色を見るまで、劣化に気づいていなかったということです。新品と並べると、元は白かったものが薄い灰色になっていました。においも、交換してから2日ほどは室内の空気が違って感じました。これも体感なので数値はありません。
互換品は使いませんでした。純正の半額以下のものも売られていますが、風量が落ちるという口コミも見かけたので、今回は様子見です。次の交換のときに片方だけ試してみるかもしれません。
買う前に計算しておくといい3つ
これから選ぶなら、私が見るのは3つです。フィルターの交換周期と1回あたりの価格。プレフィルターが水洗いできるかどうか。そして、背面や側面にどれだけ空間が要るか。
特に3つめは、部屋のレイアウトが決まっている家だと死活問題です。うちは置ける場所が実質1箇所しかなかったので、そこに収まるサイズという条件から先に絞りました。性能の比較はその後です。
フィルター代は、商品ページではなくメーカーの交換部品ページで型番から探すと正確な金額が出ます。私はここを見ずに買って、後から6,000円という数字を知りました。5年、10年で使うものなので、最初に電卓を叩く5分は割に合うと思います。
この記事は部屋の空気の個別記事です。温湿度をどう管理しているかの全体は部屋の空気を測って分かったこと|温湿度計を置いたにまとめています。

