目覚まし|家族を起こさずに起きる

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朝6時半に起きたい。でも音を鳴らすと、隣で寝ている妻と、ようやく寝ついた子どもが起きる。この条件で1年近く迷走しました。スマホのアラームを枕の下に入れて振動させてみたり、5分ごとにこっそりチェックして眠れなくなったり。最終的に2,680円の振動目覚まし時計を買って、ここ2ヶ月はそれで起きています。起きられる確率はだいたい8割。残り2割は自分の問題です。買う前に知りたかったことを書きます。

スマホの振動アラームでは足りなかった

最初に試したのはスマホでした。音を切って、バイブだけにして、枕の下に置く。これで起きられるなら0円で解決するはずでした。

結果は3日で挫折。理由は2つあって、まず振動がマットレスに吸われます。うちは厚さ10センチほどのマットレスに敷きパッドを重ねているので、枕の下に置いたスマホの振動は、頭に届く前にほとんど減衰していました。目が覚めた日もありますが、それは振動というより「ブーッ」という音のほうで気づいていた気がします。

もうひとつが、スマホを寝室に置きたくなかったこと。これは別の理由なんですが、夜中に目が覚めたときスマホがあると見てしまう。目覚ましのためだけに枕元に置くのは、自分にとっては割に合いませんでした。

次に試したのがスマートウォッチの振動アラームです。手首なら直接伝わるので、これはかなり期待していました。実際、静かに起きられた日もあります。ただ2週間のうち3日、気づかずに寝過ごしました。原因はたぶん、腕を体の下に敷いた状態だと振動が布団に逃げること。あと1回は単純に充電切れでした。毎晩つけて寝ると、充電するタイミングがなくなるんですよね。仕事に遅刻するわけにはいかないので、専用機を買うことにしました。

2,680円の振動目覚ましを選んだ理由

買ったのはデジタル表示の目覚まし時計で、本体から細いコードが出ていて、その先に円盤状の振動子がついているタイプです。振動子を枕の下、あるいは枕カバーの中に入れて使います。

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選んだ理由は3つ。振動子が本体と分離していること、音・振動・両方を切り替えられること、そして電源が乾電池ではなく差しっぱなしにできることでした。3つめは地味に大事で、電池式だと切れるタイミングが読めない。目覚ましで一番怖いのは鳴らないことなので、電源の確実さを優先しました。

振動の強さは「起こされる」レベル

実際に使ってみると、スマホとは比較になりませんでした。振動子が枕の下でゴゴゴと動くので、頭全体が揺すられる感覚があります。表現としては「そっと起こされる」ではなく「揺すられて叩き起こされる」ほうが近い。私は振動を強にしていますが、これで気づかなかった朝は2ヶ月でゼロです。

音は完全に切っています。振動のみのモードにできるので、寝室に音は出ません。ここが買った目的そのものなので、機能としては満点でした。

使ってみて分かった不満

3つあります。

ひとつめがコード。振動子までのコードが枕元を横切るので、寝返りで首に触れることがあります。私は本体をベッドの頭側の床に置いて、コードをマットレスと壁の隙間から上げるようにして落ち着きました。それでも夜中に子どもを抱いて戻ってくるとき、暗闇でコードを引っかけたことが2回あります。無線のものがあればそちらのほうがいいと思いますが、その分バッテリー管理の問題が戻ってくる。トレードオフです。

ふたつめが、振動がマットレス越しに妻にも少し伝わること。完全に無害ではありませんでした。うちはダブルではなくシングルマットレスを2枚並べているので、間に隙間があるぶん伝わりは弱いはずなんですが、それでも「今のなに」と聞かれた朝があります。ダブルベッドで同じマットレスを共有している家庭だと、もっと伝わると思う。ここは正直に書いておきます。

3つめが表示です。デジタル表示のバックライトが、夜中に見るには少し明るい。常時点灯を消せる設定にしていますが、それでも数字がうっすら見えます。私はこれを利点だと思っていて、夜中に起きたとき時刻を確認するのにスマホを触らずに済む。ただ、光に敏感な人には気になるレベルかもしれません。私は本体の向きを壁側に少し傾けて使っています。

2割の失敗は機械のせいではなかった

冒頭に「起きられる確率は8割」と書きました。振動には毎回気づいています。それでも起きられない朝がある。理由は、止めてから二度寝するからです。

これは道具の問題ではなく、こちらの都合です。前の晩に子どもが3回泣いた翌朝は、正直そのまま寝たい。スヌーズを2回押して、結局7時過ぎに起きる日がある。振動目覚ましを買えば規則正しく起きられるかというと、そんなことはありませんでした。

ひとつ効いた工夫は、本体を手の届かない位置に置くこと。当たり前の対策なんですが、これをやると止めるために上体を起こす必要が出るので、二度寝率が下がりました。ただし振動子はコードでつながっているので、置ける距離には限りがあります。私の場合はベッドの足元側の棚まで。手を伸ばして届かないけど、コードは張らない、というぎりぎりの位置を探しました。

設置と設定でつまずいたところ

届いてから安定するまで、1週間くらいかかりました。細かい話ですが、同じところで詰まる人がいると思うので書いておきます。

まず振動子の置き場所。最初は枕の下、頭のちょうど真下に入れていたんですが、これだと硬い円盤が頭に当たって寝心地が悪い。位置を頭より少し上、首の後ろあたりに下げたら、当たらないのに振動は伝わるようになりました。枕カバーの中に入れる方法も試しましたが、洗濯のたびに出し入れするのが面倒でやめています。

次にアラームの設定。曜日ごとに違う時刻を設定できるかどうかは、機種によってかなり差があるようです。私が買ったものは平日と休日で分けられる程度で、火曜だけ5時半、みたいな細かい設定はできませんでした。夜間の担当を曜日で分けている身としては、ここはもう少し柔軟だと嬉しかった。今は手動で前の晩に変えています。

それと、設定した直後に一度テストするのは必ずやったほうがいい。私は初日、振動のみモードにしたつもりで音も鳴る設定のままにしていて、朝6時半に寝室でアラーム音を鳴らしました。子どもが起きて、その日はそこから始まった。取扱説明書は1回読んだつもりだったんですが、モードの切り替えを勘違いしていたんですよね。時刻を数分後にセットして、実際に振動だけが動くのを目で確認する。それを最初にやるべきでした。

他の方法とどう違ったか

光で起こすタイプの目覚ましも検討しました。日の出のように徐々に明るくなるやつです。ただ、寝室に光を足すのは同室で寝ている子どもへの影響が読めなかったのと、そもそも夏の東京は放っておいても4時半には明るくなるので、うちでは効果が薄そうだと判断しました。冬なら候補に入ったと思います。

あと、スマートウォッチの振動を完全に否定するつもりはありません。充電の運用さえ回れば、コードもなく他人に伝わらないので理想に近い。私は今も睡眠の記録のために腕につけて寝ていますが、アラームだけは専用機に任せることにしました。2週間で3回の寝過ごしは、仕事がある日には許容できない数字だったからです。振動の伝わり方は腕の位置や布団の重さで変わるので、確実に起きたい用途を1つの機器に集約しないほうがいい、という判断でもあります。

結局のところ、家族を起こさずに起きるというのは「音を消す」だけでは足りず、代わりに何で起こされるかを決める話でした。私にとってそれが振動だっただけで、人によっては別の答えになると思います。

最後に

2,680円で、2ヶ月使って、寝過ごしはゼロ。前に使っていたスマートウォッチ運用では2週間で3回だったので、少なくとも遅刻のリスクは減りました。それだけで元は取れた気がしています。

ただ、これを買ったからといって睡眠時間が増えるわけではない。起きる手段が静かになっただけで、夜中に起こされる回数は変わりません。そこは分けて考えたほうがいいと思います。

この記事は寝室まわりの個別記事です。寝られない原因をどう潰したかは寝室を作り直した1年|寝られない原因を1つずつ潰すで振り返っています。

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