温湿度計|数字が見えると行動が変わる

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

温湿度計を買う前、私は「湿度が下がったら加湿する」と口では言っていました。実際にやっていたのは、喉が痛くなってから加湿器のスイッチを入れることです。順番が逆なんですよね。

数字が見えるようになって変わったのは、行動のタイミングでした。悪くなってから対処するのではなく、下がり始めた時点で動く。この記事では、屋内と屋外を同時に測れるタイプを半年ほど使った話を書きます。3,599円のワイヤレス式で、外側のセンサーがソーラー充電のものです。

最初に買った1,000円の温湿度計を、結局使わなくなった

先に失敗談から書きます。最初はホームセンターで買った1,000円弱のアナログ温湿度計を使っていました。針が動くやつです。

これがまったく信用できませんでした。デジタルのものを後から並べて置いたら、湿度が12%もずれていた。アナログ側が58%、デジタル側が46%。どちらが正しいかは分かりませんが、少なくとも2つの数字が一致しないなら判断材料になりません。

もうひとつ、アナログは変化に気づけないのが致命的でした。針が少しずつ動いても、見ている側は「だいたい同じ」としか認識しない。数字で48%が41%になったと表示されるほうが、明らかに行動につながります。

今その温湿度計は、押し入れの中で使っています。壊れてはいないので捨てるのももったいなく、精度を求めない場所なら十分だろうという妥協です。

屋外も同時に測る意味

今使っているものは、本体を室内に置いて、別売りではなく最初からセットになっている小さいセンサーをベランダに置く形です。無線で飛ばしてくるので配線は要りません。

屋外を測る意味なんてあるのか、と買う前は思っていました。天気アプリを見れば外気温は分かります。ただ、実際に使ってみるとアプリの数字と自宅ベランダの数字は普通に3度くらい違いました。うちは南向きで、冬の昼はベランダのほうが暖かい。夏の午後はもっと差が開きます。

BaldrTherm デジタル温湿度計 ソーラー温湿度計 室内屋外温度計 無線 ワイヤレス 4か所同時計測 セット 最高・最低温湿度記録 本

BaldrTherm デジタル温湿度計 ソーラー温湿度計 室内屋外温度計 無線 ワイヤレス 4か所同時計測 セット 最高・最低温湿度記録 本

Amazonで見る楽天市場で見る

これが効いたのは洗濯物でした。妻と「今日は外に干すか、部屋干しにするか」で毎朝相談していたんですが、外の湿度が数字で見えるようになってからは判断が早い。外が75%を超えている日は、干しても乾かないので最初から部屋干しにする。この判断だけで、干し直しの回数がほぼゼロになりました。

もうひとつは、窓を開けるかどうかの判断です。夏の朝、外が26度で室内が28度なら窓を開ける。逆なら開けない。当たり前のことですが、外に出て確かめなくても分かるのは楽でした。子どもを抱いていると、ベランダに出るだけでも一手間なので。

ソーラー充電の実際

屋外センサーがソーラー充電というのは、買うときの決め手のひとつでした。電池交換のためにベランダに出るのが面倒だと思ったからです。

結論から言うと、半年使って一度も電池を触っていません。ただし、これは置き場所が良かっただけかもしれません。うちのベランダは午前中にしっかり日が当たります。北向きのベランダや、屋根の下にすっぽり入る位置だと、同じようにいくとは限らないと思います。実際、冬の曇りが3日続いたときに一度だけ受信が途切れました。半日ほどで復帰しましたが。

あと、これは仕様の話ですが、内部にバックアップ用の電池が入っているタイプが多いので、完全にソーラーだけで動くわけではありません。私は購入時にこれを勘違いしていて、後から説明書を読んで知りました。

不満に感じているところ

全部が良かったわけではないので、気になる点も書いておきます。

まず表示です。画面は大きいのですが、正面から見ないと数字が読みにくい。液晶の視野角の問題で、私の場合はデスクの右奥に置いていて、椅子に座ったまま横目で見るとコントラストが落ちます。結局、体を少し起こして見ることになる。

次に、湿度の追従がやや遅いこと。加湿器を強で回しても、表示が上がり始めるまで10分近くかかります。実際の空気はもっと早く変わっているはずなので、リアルタイムで見たい人には向かないかもしれません。私は数時間単位の傾向が見たいだけなので、そこまで困っていません。

3つめは、アプリ連携がないこと。外出先から家の湿度を見るような使い方はできません。これは価格を考えれば当然で、スマホから見たいならSwitchBotのようなアプリ対応のものを選ぶべきです。実際、うちも寝室にはアプリ対応の小さいものを別に置いています。用途が違うので、両方あっていいと思っています。

数字を見て、実際に何を変えたか

行動が変わった、と冒頭に書いたので、具体的に3つ挙げます。

ひとつめ。加湿器を入れるタイミングを、湿度45%に決めました。それまでは「乾いてきた気がしたら」でしたが、これだと40%を割ってから動いていました。45%で動くようにしたら、下限が38%あたりで止まるようになった。目標を50%に置くなら、動き出すのは45%という感覚です。

ふたつめ。エアコンの設定温度を1度下げました。冬の暖房を22度にしていたんですが、湿度が45%あるときは20度でも寒さを感じないことに気づいたからです。湿度が30%台のときは同じ20度でも寒い。同じ室温でも体感が変わるというのは知識としては知っていましたが、自分の家の数字で確認できたのは大きかった。電気代は月に700円ほど下がりました。使用量ベースの計算なので、単価変動の影響は除いています。

3つめ。窓を開ける時間を朝に固定しました。外気の湿度を見ていると、夏は朝6時台が一番低い時間帯です。この時間に空気を入れ替えると、日中の除湿が少し楽になる。逆に夕方の湿った空気を入れると、その後の除湿に余計な時間がかかります。

置き場所で数字が変わる

これは温湿度計を複数持ってから気づいたことなんですが、同じ部屋でも置く場所で表示は普通に変わります。

うちのリビングで試したときは、こうでした。エアコンの真下の棚が室温21.8度、窓から1mのテレビ台が20.1度、部屋の中央のダイニングテーブルが21.2度。1.7度の幅があります。湿度も同じで、窓際は加湿器から遠いぶん3%ほど低く出ました。

どこが正しいかという話ではなくて、自分が長くいる場所で測らないと意味がないということだと思っています。私の場合は書斎の机なので、机の上に置く。子どもが遊ぶのはリビングの床なので、そこは低い位置で測る。目的が先で、機器はその後です。

避けたほうがいいのは、直射日光の当たる場所、エアコンの風が直接当たる場所、それから加湿器のすぐ横です。加湿器の噴霧口から30cmの位置に置いたときは、湿度が70%を超えていました。部屋全体は48%です。その位置の数字としては正しいのですが、部屋の状態を知りたいときには使えません。私は一度これで「もう十分加湿できている」と勘違いして、実際は乾いたまま朝を迎えました。

屋外センサーのほうも同じで、直射日光が当たると気温が実際より高く出ます。うちは物干し竿の陰になる位置に固定していますが、それでも夏の午後は日が回り込むので、14時から16時の数字は少し高めに出ているはずです。そのつもりで見ています。

買うときに見ておくといい項目

私が次に買うとしたら確認するのは、表示の視野角、屋外センサーの通信距離、そして電池の種類です。通信距離は仕様上60mなどと書かれていることが多いですが、これは障害物なしの数字です。うちはサッシ1枚を挟むだけなので問題ありませんが、鉄筋の壁を挟むと届かないという話も見ました。

それと、置き場所は買う前に決めておいたほうがいいです。私はスタンドで机に立てるつもりで買って、結局壁に掛けました。背面のスタンドと壁掛け穴の両方があるモデルを選んでおくと、後から融通が利きます。

半年使った感想としては、3,599円で毎日見る数字が手に入るなら悪くない買い物でした。ただ、精度そのものに強いこだわりがある人には物足りないはずです。私は「傾向が分かればいい」という使い方なので、これで足りています。

この記事は部屋の空気の個別記事です。温湿度をどう管理しているかの全体は部屋の空気を測って分かったこと|温湿度計を置いたにまとめています。

タイトルとURLをコピーしました