掛け布団|季節の切り替えをどうするか

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掛け布団の枚数は、寝室の広さと収納で決まると思っています。理想を言えば夏用・合い用・冬用の3枚を季節ごとに入れ替えたい。でも2LDKの賃貸で、押し入れの半分が子どもの荷物に埋まっている家に、シングル3枚分の余裕はありません。うちは最終的に「羽毛1枚+薄手1枚」の2枚体制に落ち着きました。そこに至るまでに、重い布団で夏を越そうとして失敗し、逆に薄すぎて冬に震えたこともあります。切り替えの基準を室温で決めた話を書きます。

1枚で通年を乗り切ろうとして失敗した

寝具を一式入れ替えたとき、布団セットに付いてきた掛け布団を使っていました。フェザー100%のもので、価格を考えれば十分な品です。ただ、これ1枚で1年やろうとしたのが間違いでした。

フェザーは羽毛の中でも軸のある羽根で、ダウンに比べて重い。うちの掛け布団はシングルで2kg前後ありました。冬は問題ありません。むしろ重みが心地いい。問題は春と秋です。4月に入って室温が20度を超えてくると、暑いのに軽い布団がない。かといって毛布1枚だと明け方に寒い。この中途半端な時期に、掛けたり蹴ったりを一晩に何度も繰り返していました。

そして夏。エアコンを26度でつけて寝ると、掛け布団なしでは肩が冷える。でもフェザーの布団は暑すぎる。結局タオルケットを買い足して、それで凌ぎました。1枚で全季節をまかなうのは、収納は減るが快適さも減るという当たり前の結論です。

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2枚体制にするなら、どちらを良いものにするか

3枚は置けない。だったら2枚。ここまでは早く決まりました。迷ったのは、予算をどちらに寄せるかです。

選択肢は2つでした。冬用の羽毛布団に2万円かけて夏用は3,000円のタオルケットにするか、両方1万円ずつの中間グレードにするか。

調べていくと、掛け布団は冬にこそ差が出ると考えるのが自然でした。夏の掛け寝具に求めるのは主に「肌に当たる感触」と「洗えること」で、これは数千円のものでも成立します。一方、冬の保温は中身の量と質で決まる。ここを削ると、毛布を足す、布団を2枚重ねる、といった追加の対策が必要になって、結局かさばる。

だから冬用に寄せることにしました。買ったのは日本製の羽毛布団で、ホワイトダックダウン93%、400dp以上のもの。価格は約19,799円です。

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ダウンパワーという数字を初めて調べた

羽毛布団を買うまで、dpという単位を知りませんでした。ダウンパワーの略で、羽毛1gがどれだけ膨らむかを表す数値です。数字が大きいほど、同じ重さでよく膨らむ。つまり軽くて暖かいということになります。一般的に、350dp以上が良品の目安として紹介されていることが多いです。

もう1つがダウン率。ダウン(球状の綿毛)とフェザー(軸のある羽根)の比率です。うちが買ったのはダウン93%。前に使っていた布団セットのものはフェザー100%なので、構成としては真逆に近い。

この2つの数字が分かると、店頭の値札がだいぶ読めるようになります。同じ「羽毛布団」でも、ダウン50%・300dpのものと、ダウン93%・400dpのものは、まったく別の製品なんですよね。前者は1万円を切ることもあります。安いのには理由がある、という単純な話でした。

実物の重さは、シングルで約1.6kg。フェザーの2kgと比べると400gの差ですが、体にかけたときの感覚は数字以上に違います。肩の上に乗っている重量感がない。寝返りのときに布団を引きずる感じもない。ここは想像以上でした。

買ってみて気になった点

良いことばかりではありません。まず、暖かすぎます。うちの寝室は冬の明け方で12度前後まで下がりますが、この布団だと朝方に暑くて起きる日がありました。パジャマを薄手に替えて調整しています。11月と3月は、この布団だと明らかにオーバースペックです。

次に、洗えない。家庭の洗濯機では洗えないので、汚したらクリーニングに出すことになります。調べたところ相場は1枚5,000円前後。乳児がいる寝室で使うものとしては、ここが一番の弱点だと思います。うちは羽毛布団に必ずカバーをかけて、さらに子どもが寝る側にはタオルを1枚敷いています。それでも吐き戻しが来たら終わりなので、正直、子どもが寝返りで移動する範囲には掛けていません。

3つめは、収納したときのサイズ。羽毛は圧縮できますが、押し込みすぎると膨らみが戻らなくなると言われています。うちは付属の収納袋に軽く入れるだけにしていて、その結果、押し入れの上段の3分の1を占領しています。「2枚体制なら収納が楽」と思っていたら、羽毛布団1枚がそこそこ場所を食う。想定が甘かった部分です。

あと、羽毛の吹き出し。届いてから半年で、縫い目から羽根が出てきたのを2回見つけました。ダウンプルーフ加工がされていても、ゼロにはならないようです。目立つ量ではないですが、期待値としては知っておいたほうがいい。

夏側は安くていい、ただし洗える前提で

2枚体制のもう1枚、夏側は薄手の掛け布団にしています。春夏秋向けとして売られているタイプで、洗濯機で丸洗いできるもの。値段は5,000円前後でした。

冬側にお金を寄せた結果、夏側は完全に実用重視です。求めているのは、エアコンの風から肩を守ることと、汚れたらすぐ洗えること。この2つだけ。実際、6月から9月まで週1のペースで洗っていて、4ヶ月で15回以上は洗濯機に入れています。羽毛布団では絶対にできない使い方です。

ついでに書いておくと、夏の寝苦しさは掛け布団より下側で決まる部分が大きいと感じています。背中に熱がこもるので、掛け寝具を薄くしても限界がある。うちは夏だけ冷感タイプの敷きパッドに替えていて、体感としてはこちらのほうが効きました。掛け布団の買い替えで夏の暑さを解決しようとすると、たぶん行き詰まります。

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切り替えの基準は室温で決めた

2枚体制で一番難しいのは、いつ切り替えるかです。「寒くなったら」では曖昧すぎて、毎年悩む。うちは寝室に温湿度計を置いて、数字で決めることにしました。

使っている基準はこうです。就寝時の室温が22度を下回ったら羽毛布団に切り替える。18度を下回ったら毛布を1枚足す。25度を超えたら薄手の掛け布団だけにして、28度を超えたらエアコンを使う。この4段階です。

厳密な根拠がある数字ではありません。2シーズン分の記録から、自分たちが「寒い」「暑い」と言った日の室温を見て決めた、うちだけの目安です。ただ、基準があると判断が一瞬で済む。夜9時に温湿度計を見て、22度を切っていたら押し入れを開ける。それだけです。

子どもの掛け寝具は、大人と同じ基準にしていません。乳児は自分で布団を蹴るし、顔にかかると危ないので、うちはスリーパーを着せて、掛け布団は使っていない状態です。この判断は月齢や体格で変わるはずなので、うちの数字をそのまま当てはめる話ではないと思っています。

2枚で足りるかどうかは、家の断熱で変わる

ここまで書いてきて思うのは、掛け布団の枚数は住んでいる家の性能に引っ張られるということです。うちのマンションは築15年ほどで、断熱は特別良くも悪くもない。冬の明け方で12度、夏の夜は27度前後。この振れ幅なら、羽毛1枚と薄手1枚でだいたい足ります。

もっと寒い地域や、木造で朝が5度まで落ちるような環境だと、2枚では足りないと思います。逆にマンションの中住戸で年中20度を切らない家なら、羽毛は要らないかもしれない。布団の枚数は、寝室の温度を測ってから決めるほうが早いというのが、2シーズンやってみた実感です。

温湿度計は1,500円ほどでした。2万円の布団を買う前にこれを置いておけば、もう少し迷わずに済んだと思います。順番としては、測る、それから買う。次に寝具を買い足すときも、たぶん同じ順番でやります。

この記事は寝室まわりの個別記事です。寝られない原因をどう潰したかは寝室を作り直した1年|寝られない原因を1つずつ潰すで振り返っています。

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