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エアコンをつけっぱなしにするかどうか。うちはこの1年、夏も冬もつけっぱなし側に倒しました。理由は電気代の計算をしたからではなく、切ると子どもが起きるからです。ただ、つけっぱなしには別の問題が出ます。風が直接当たって喉が痛くなる、乾燥する、子どもの寝床に冷気が落ちる。この3つを解決するのに、2,980円の風よけカバーを買いました。温度を数字で管理するようになってからの記録を書きます。
切って寝た夜と、つけて寝た夜を記録した
去年の夏、うちはタイマーを使っていました。就寝後3時間で切れる設定。エアコンをつけっぱなしにするのは電気の無駄だと、なんとなく思っていたからです。
寝室に温湿度計を置いて記録を取ると、この方式の問題がはっきりしました。26度設定で寝て、3時間後にエアコンが切れる。そこから室温がじりじり上がって、明け方4時には29度を超えている。子どもが起きるのはたいていこのタイミングでした。
2週間、タイマーとつけっぱなしを交互に試しました。タイマーの日は子どもが夜中に起きた回数が平均3.1回、つけっぱなしの日は2.0回。サンプル数が少ないので断定はできませんが、うちの環境では差が出ています。
電気代のほうは、7月と8月の請求を前年同月と比べました。差は月あたり2,000円弱。1日あたりだと70円くらいの計算です。夜中に1回余分に起きることの対価が70円なら、払うというのが夫婦の結論でした。ここは家庭の事情と電気料金プランで変わる話だと思います。
つけっぱなしにして出てきた3つの問題
1つめは風です。うちのエアコンは寝室の入口側の壁の高い位置にあって、風が部屋の中央に向かって吹き下ろします。その真下が、ちょうど私の寝床でした。朝起きると喉がひりつく日が続いて、これが2週間ほど。
2つめは乾燥。冬の暖房時に顕著で、湿度計が30%を切る日がありました。加湿器を入れて対処していますが、乳児がいる部屋で湿度が低すぎるのは避けたい。
3つめが、子どもの寝床への冷気です。うちは親の寝床の間にコンパクトベッドを置いていて、エアコンの風の通り道に近い。大人は掛け布団で調整できますが、乳児は自分で布団を掛け直せません。スリーパーを着せていても、直接風が当たり続けるのは避けたかった。
風向きの設定だけでは解決しなかった
最初にやったのは、エアコンのルーバーを上向きに固定することでした。風を天井に沿わせて回す方式です。これは効きました。直撃はなくなります。
ただ、限界もありました。うちのエアコンは、冷房の自動運転にすると勝手にルーバーの角度が変わります。設定で固定しても、除湿や再運転のタイミングでリセットされることがある。夜中に気づいたら真下を向いていた、ということが週に何度かありました。
それと、上向きに固定すると部屋の温度ムラが大きくなります。エアコン側の壁際は涼しいのに、窓側は暑い。温湿度計を2箇所に置いて測ったら、同じ時刻で2.5度の差がありました。冷気が下に落ちるまでに距離があるからだと思います。
風よけカバーを付けた
買ったのはエアコンの吹き出し口に取り付けるタイプの風よけカバーです。幅60cmと90cmの選択肢があって、うちは本体の吹き出し口に合わせて90cmを選びました。価格は約2,980円。角度が180度の範囲で調整できて、10段階のアームで固定する構造です。
取り付けは吹き出し口の縁に引っ掛けるだけで、10分ほどで終わりました。工具は不要です。賃貸でエアコン本体に手を加えられない身としては、この手軽さが決め手でした。
効果としては、風の直撃が完全になくなりました。ルーバーが自動で下を向いても、カバーが風を上に逃がす。エアコンの設定に依存しないというのが、一番ありがたい点です。喉のひりつきは、付けた翌日からなくなりました。
温度ムラについては、少し改善した程度です。窓側との差は2.5度から1.8度になりました。劇的とは言えない。ここはサーキュレーターを併用して空気を回すことで、最終的に1度以内に収まっています。カバー単体で解決する問題ではなかった。
カバーの気になった点
まず、見た目です。エアコンの下に白い板が張り出している状態なので、正直きれいではありません。うちは寝室なので割り切りましたが、リビングに付けるかと言われると迷います。
次に、結露です。冷房時、カバーの裏側に水滴が付くことがあります。製品としては結露防止をうたっているものの、湿度が高い日は完全にゼロにはなりませんでした。うちは月に1回ほど、カバーを外して拭いています。付けっぱなしで放置すると、水滴が落ちてくる可能性はあると思います。
3つめは、取り付けの安定性。引っ掛ける構造なので、角度を大きく変えると自重で少しずれることがあります。うちは最初、角度をつけすぎて片側が外れかけました。今は控えめな角度で使っていて、それ以降のずれはありません。
あと、サイズ選びを間違えかけました。吹き出し口の幅を測らずに60cmを買おうとして、直前に測ったら実測78cmでした。90cmを選び直して正解でしたが、あのまま買っていたら風が横から漏れていたはずです。カバー系の製品は、必ず実測してから注文したほうがいいです。
冬のつけっぱなしは、夏とは別の判断だった
夏はほぼ迷わずつけっぱなしに倒しましたが、冬は少し違いました。うちのマンションは、暖房を切って寝ても明け方の室温が12度前後で止まります。夏に29度まで上がるのに比べると、体感としてはまだ耐えられる範囲でした。
それでも冬もつけっぱなしにしているのは、湿度の問題があるからです。暖房を切ると室温が下がり、そのぶん相対湿度は上がります。数字だけ見ると良さそうに思えますが、朝方に窓へ結露が出る。カーテンの裾が濡れている日が続いて、これはこれで面倒でした。暖房を弱めに入れっぱなしにして、加湿器で湿度を管理するほうが、結果的に扱いやすかったです。
電気代は冬のほうが上がりました。前年同月比で月3,000円ほど。夏より高い。それでも続けているのは、朝の起き抜けに部屋が寒くないと、子どもの着替えとおむつ替えが一気に楽になるからです。数字だけで判断するなら切ったほうがいい。ここは快適さを買っているという自覚があります。
温度の設定をどこに置くか
今の設定を書いておきます。夏は冷房27度、風量は自動。冬は暖房20度、加湿器を併用して湿度50%前後を目標にしています。子どもにはスリーパーを着せて、掛け布団は使っていません。
この数字に医学的な根拠があるわけではなく、温湿度計の記録と、子どもが起きた回数の記録を突き合わせて決めた、うちだけの設定です。一般的には夏は26〜28度、冬は18〜20度あたりが推奨されていることが多いようですが、部屋の断熱や寝具の量で最適解は変わるはずです。
大事だと思っているのは、設定温度ではなく実際の室温を見ることです。うちのエアコンは27度に設定しても、実測は25度前後まで下がります。設定と実測が2度ずれている。この差を知らないまま「27度なら適温のはず」と考えていた頃は、子どもが寒そうにしている理由が分かりませんでした。
温湿度計は1,500円ほど、風よけカバーは2,980円。合わせて5,000円弱で、夏と冬の寝室の悩みがだいぶ整理されました。エアコンを買い替えるとか、部屋を変えるとか、そういう大きな話をする前に、測って風を曲げるところからやるのが順番として早いと思います。
この記事は寝室まわりの個別記事です。寝られない原因をどう潰したかは寝室を作り直した1年|寝られない原因を1つずつ潰すで振り返っています。

