三脚とスタンド|家族写真を撮る

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子どもが生まれて3ヶ月経ったころ、家族3人が写っている写真が7枚しかないことに気づきました。撮る人が必ず1人外れるので、当たり前といえば当たり前です。私が撮れば妻と子ども、妻が撮れば私と子ども。3人揃った写真は、実家に帰ったときに親が撮ってくれた分だけでした。

それに気づいて、1,080円の三脚付き自撮り棒を買いました。結論から言うと、これが今年いちばん費用対効果の高い買い物です。ただ、使う前に想像していたのと違う点がいくつかあったので、そこも含めて書きます。

1,080円のものを、あえて選んだ理由

最初はちゃんとした三脚を検討していました。カメラ用の、高さ150センチくらいまで伸びるやつです。1万円前後。ただ、実際に家の中で使う場面を想像したら、明らかに大げさでした。

うちのリビングは12畳ほどで、ソファとベビーベッドとおもちゃで床がだいたい埋まっています。三脚を広げると脚の直径が60センチ以上になるので、置ける場所がほぼない。しかも赤ちゃんがいる部屋で、倒れたら危ないものを立てたくない。この2点で、大きい三脚は候補から外れました。

買ったのは、伸ばすと自撮り棒になって、脚を開くと小型の三脚になるタイプです。Bluetoothのリモコンが付いていて、スマホとペアリングして手元でシャッターを切れる。重さは実測で175グラム、畳んだ長さが19センチでした。ベビーカーのポケットに入るサイズというのが、結果的に一番効いた要素です。

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使ってみて分かった、いいところ3つ

まず、リモコンの効果が想像以上でした。タイマーで撮ると、10秒のあいだに子どもが必ず別の方向を向くんですよね。3回連続で失敗したこともあります。リモコンなら、子どもがこっちを見た瞬間に押せる。成功率が体感で3倍くらい変わりました。ボタンは1個だけで、押すと1枚撮れる。長押しで連写になるモデルもありますが、うちのは単写だけです。

次に、家の中で「毎月同じ場所で撮る」ができるようになりました。うちはリビングの窓際に決めて、月に1回、同じ位置に三脚を立てて3人で撮っています。3ヶ月ぶん並べると、子どものサイズの変化がはっきり分かる。抱っこしている腕の位置が毎月下がっていくのが、我ながら面白かったです。

3つ目が、公園です。ベビーカーに畳んで入れておいて、桜の前とか、大きい木の下とかで広げる。地面が土でも、脚が4本あるタイプなので安定します。三脚だと平らな場所を探す必要があるんですが、脚が多いほうが多少の凹凸を吸収してくれる。ここは実際に使うまで気づきませんでした。

気に入らない点も、はっきりある

まず高さが足りません。うちのものは三脚モードで最大71センチ。座って撮るならちょうどいいんですが、3人で立って撮ろうとすると、カメラ位置が腰のあたりになります。下から見上げる構図になるので、顔が実際より丸く写る。立ち姿を撮りたいなら、1メートル以上まで伸びるモデルを選んだほうがいいです。うちは床に座って撮ることにして回避しました。

次に安定性。175グラムの本体に、200グラム近いスマホを載せて70センチまで伸ばすと、上が重い状態になります。フローリングの上で子どもが転がって振動が伝わると、揺れて止まるまで2秒くらいかかる。一度、風のあるベランダで倒しました。スマホは無事でしたが、それ以来、屋外では脚のところにカバンを引っ掛けて重りにしています。

3つ目がホルダーの幅です。スマホを挟む部分の対応幅が広めなので普通のスマホは問題ないんですが、厚めのケースを付けたまま挟むと、ボタンを押し込む形になることがありました。うちは手帳型のケースだと入らなくて、撮るときだけ外しています。これがそこそこ面倒です。

最後に、リモコンの電池。ボタン電池が1個入っていて、交換式です。1年もたないという話も見かけますが、うちは3ヶ月使ってまだ動いています。ただ、電池が切れたら普通の三脚になるだけなので、予備を100円で買っておくといいと思います。

ペアリングでも一度つまずきました。リモコンをBluetoothでスマホに繋ぐんですが、これはキーボードとして認識される仕組みなので、繋がっていてもカメラアプリを開いていないと何も起きません。最初、接続済みなのにボタンが効かないと思って15分ほど格闘したのは、単にカメラアプリが閉じていただけでした。あと、一度ペアリングすると、次からは電源を入れるだけで自動で繋がります。ここは素直に便利です。

スマホスタンドとの違いを、一度整理した

買う前に混乱したのが、三脚とスタンドの呼び分けです。実際に売り場を見ると、名前は違っても機能が重なっているものが多い。

ざっくり分けると、スタンドは机の上でスマホを立てるもので、高さは20センチ前後まで。ビデオ通話や、料理を撮るときに使う想定です。三脚は床や地面に立てて、人を撮るためのもの。うちが欲しかったのは後者でした。

この判断で見ておくべきなのは、伸ばしたときの最大高さと、脚を開いたときの接地の直径です。私は最初、卓上サイズの小さいものを1,200円で買って失敗しています。高さが18センチしかなくて、床に置くと足元からのアングルにしかならない。返品はせずに、いまはデスクでビデオ会議のときに使っています。用途としては悪くないので無駄にはなっていませんが、家族写真には全然使えませんでした。

三脚を立てるだけでは足りなかったこと

家族写真がうまくいかない原因は、実は高さや安定性より明るさのほうが大きかったです。夜のリビングで三脚を立てて撮ると、シャッタースピードが遅くなるので、子どもが動いた瞬間にぶれる。三脚はカメラ側のぶれは止めてくれますが、被写体のぶれには何の効果もありません。

それに気づいてから、家族写真は昼間の窓際で撮ると決めました。カーテンを開けて、窓に対して斜め45度くらいの位置に座る。これだけで、同じ機材でも写真が別物になります。夜に撮りたいときは補助の照明を足す必要があって、そこは別で工夫しているところです。

7枚が、3ヶ月で40枚を超えた

三脚を買ってから、家族3人の写真が月に12枚前後のペースで増えています。撮る手間そのものは、床に置いて、リモコンを持って、座る、というだけ。1分もかかりません。それでも、道具がなかった3ヶ月間はほぼゼロだったわけです。

1,080円のものに対して欲を言えばきりがないんですが、「撮ろう」と思ってから撮れるまでの時間が短いことが、続くかどうかを決めていました。押し入れから大きい三脚を出してくる手間があったら、たぶん月1回すら続いていない。家の中で使う道具は、性能より置き場所とセットで考えたほうがいい、というのが3ヶ月使っての実感です。

もうひとつ変わったのが、撮る役を交代しなくてよくなったことです。以前は「じゃあ次は私が撮るね」というやり取りが毎回入っていて、その間に子どもの機嫌が変わっていました。三脚を置いてリモコンを持てば、その工程がまるごと消える。地味ですが、失敗写真が減った理由としてはこれが一番大きい気がしています。

次に買い替えるとしたら、最大高さが1メートルを超えるモデルにします。ただ、そのときも今のものは捨てないと思います。ベビーカーに入れっぱなしにできる道具は、これはこれで別の役割があるので。

この記事は写真まわりの個別記事です。増え続ける写真をどう管理するかは子どもの写真が増えすぎた|整理の仕組みを作るで整理しています。

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