パジャマ|夜中に起きる前提で選ぶ

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寝るための服を選ぶとき、私は寝心地しか見ていませんでした。子どもが生まれて変わったのは、寝ている時間より、寝ている途中で起き上がっている時間のほうを考えるようになったことです。夜中に起きて、抱っこして、キッチンでお湯を沸かして、朝6時にゴミを出しに1階まで降りる。この動線を1着で全部こなせるかどうかが、実際の選定基準になりました。結果、私が今着ているのは2,690円のスウェットのセットアップです。前開きの綿パジャマから乗り換えました。理由を書きます。

7,000円のガーゼパジャマを半年で着なくなった

最初に買ったのは、いわゆる正統派のパジャマでした。二重ガーゼ、前開きボタン、上下セットで7,000円ほど。肌ざわりは本当に良くて、そこは今でも認めます。洗うほど柔らかくなる素材で、着ているときの気持ちよさだけなら今の服より上です。

それでも着なくなった理由が3つあります。

ひとつめがボタン。前開きは通気性や着脱の面で理にかなっているんですが、片手が塞がっている状態で扱う前提になっていない。子どもを片腕で抱いたまま、もう片方の手で襟元のボタンを直すのはかなり無理があります。夜中に何度も、ボタンが2つずれたまま過ごしていました。

ふたつめが縮み。ガーゼは洗濯で縮みやすい素材で、10回ほど洗った時点で袖丈が明らかに短くなりました。おそらく2センチくらい。乾燥機は使っていません。それでも縮む。

3つめが決定的で、これを着たまま外に出られなかったことです。ストライプ柄のいかにもパジャマという見た目で、マンションの1階のゴミ置き場までは行けない。宅配便が朝8時に来たときも着替えてから出ました。夜中に起きて、寝て、また起きて、朝はバタバタ、という日々の中で、着替えるという工程が挟まるのがだんだん重くなったんですよね。

比べた3つの選択肢

買い替えるにあたって、現実的な候補は3つでした。

ひとつめが綿100%の前開きパジャマ。寝心地は最上位。ただ上に書いた通り、外に出られないのと、ボタンの扱いが片手に向かない。夏用のものは薄くて、夜中に廊下に出ると寒いという問題もありました。

ふたつめがTシャツと短パン。これは私が独身時代にずっとやっていたやり方です。安いし、洗濯も楽。ただ、エアコンを26度で回している寝室で、夜中に子どもを抱いて30分立っていると足元が冷えます。あと、これも外には出づらい。

3つめがスウェットのセットアップ。要するにルームウェアとして売られているものです。これに決めました。

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2,690円で上下セット。私は身長176センチ、体重68キロで、LLを選びました。ルームウェアのサイズ表記は普段着より緩めに作られていることが多いようで、普段Mを着る私でも、寝返りのゆとりを考えるとこのくらいでちょうどいい。ここは正直、1サイズ迷いました。Lでも着られたと思います。

3ヶ月着てみて分かったこと

まず、外に出られる。これが想像以上に効きました。無地でロゴもないので、上に何も羽織らずにマンションのゴミ置き場まで行けます。宅配も、コンビニも、家の前で子どもを抱いてあやすのも、着替えずにできる。1日のうち「着替える」という判断をしなくていい時間が増えるのは、思っていたより負荷が下がりました。

次に、かぶりのトップスなので首元がずれない。ボタンがないので、片手でも直す必要がない。ここは前開きパジャマからの明確な改善点でした。

それと裾の始末。ズボンの裾がリブになっているタイプを選んだので、ふくらはぎのあたりで止まって、床を引きずりません。夜中に暗い寝室で立ち上がるとき、裾を踏むのが一番怖いんですよね。抱っこしていたら受け身も取れない。ここは意識して選んだ点でした。

ポケットが要るかどうか

些細な話ですが、私にはこれが大きかった。上下ともポケットがあります。夜中にスマホを持って移動するとき、片手が塞がっているとポケット以外に置き場がない。ポケットのないパジャマだと、スマホを口にくわえるか、諦めるかになります。実際に諦めて、リビングでスマホを探し回った夜が何度かありました。

不満もある

いいことばかりではないです。

一番の不満は夏。7月と8月は率直に言って暑いです。スウェット地なので、寝室を26度にしていても寝入りばなに汗をかく。8月は結局、上だけ薄手のTシャツにして、ズボンだけこれを履いていました。通年で使える服ではないので、そこは期待しないほうがいい。真夏用と真冬用で分けるのが正解だと思います。

ふたつめが乾き。生地に厚みがある分、部屋干しだと乾きにくい。梅雨の時期は、朝洗って夜まで乾かないことがありました。うちは浴室乾燥がないので、これは環境によります。2セット持って回すか、乾燥機を使うかしないと、毎日洗う運用は厳しい。

3つめが毛玉です。3ヶ月で、脇の下と、抱っこで子どもが触れる胸のあたりに毛玉ができてきました。価格を考えれば妥当だと思いますが、1年もつかというと怪しい。私は毛玉取り器で1回処理しました。1シーズンから2シーズンで買い替える消耗品と考えたほうが、気持ちが楽です。

何着あればいいか、数えてみた

枚数も見直しました。以前は「寝るときの服」を3着持っていて、なんとなく足りていたんですが、子どもが生まれてから足りなくなった。原因は着替える回数が増えたことです。

1週間つけた記録だと、夜中に上だけ着替えた日が3回、上下とも着替えた日が1回ありました。吐き戻し、おしっこの漏れ、それと自分の寝汗。つまり1週間で通常の7日分に加えて、4回分の予備が要る計算になります。毎日洗濯を回していても、乾くまで1日かかるので、実際には2セット以上ないと回りません。

それで今は上を3枚、下を2枚にしています。上のほうが汚れる頻度が高いので、上だけ1枚多い。セットアップで買うと上下が同数になるんですが、実際の消耗は上下で違うんですよね。セットで揃えるより、上下を別の枚数で持つほうが実態に合うというのは、やってみて気づいたことでした。

ちなみに、上下で色を揃える必要もそんなにないと思っています。同じ色で買っておけば組み合わせを考えなくていいという利点はある。私はグレーとネイビーで揃えて、朝に選ばなくていいようにしました。夜中の判断は1つでも少ないほうがいい。

結局どう選ぶか

私の基準を整理するとこうなります。

  • 片手で着られるか(ボタンなし、かぶり)
  • そのまま外に出られる見た目か(無地、ロゴなし、暗めの色)
  • 裾を踏まないか(リブか、丈が短め)
  • ポケットがあるか
  • 失っても惜しくない値段か

最後の項目は真面目な話です。子どもが吐き戻したり、おむつ替えで失敗したりして、夜中に上下まとめて着替える日が月に2〜3回あります。7,000円のパジャマだと、そのたびに少し身構えてしまう。汚れることを前提に選ぶなら、価格そのものが機能だと思うようになりました。

逆に、寝心地を最優先したい人には向きません。ガーゼやシルクの、肌に触れた瞬間の心地よさは、スウェット地にはない。夜中に起きない生活なら、私も前のパジャマを使い続けていたと思います。

最後に

パジャマの選び方の記事はいくつも読みましたが、書かれているのはたいてい素材と季節の話でした。それも大事なんですが、うちで実際に問題になったのは、素材ではなく動線のほうだった。

今は2セットを回しています。合計5,380円。前のパジャマ1着より安く、着替える回数は減りました。そのうち夏用を別で買う予定です。

この記事は寝室まわりの個別記事です。寝られない原因をどう潰したかは寝室を作り直した1年|寝られない原因を1つずつ潰すで振り返っています。

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