スマホを寝室に持ち込むか|置き場所を変えた

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寝室からスマホを出す、という話は何度も読んだことがありました。それでも実行しなかったのは、目覚ましに使っていたのと、夜中に何かあったときに手元にないのが不安だったからです。子どもが生まれて夜中に起きる回数が増えてから、この2つの前提を作り直しました。今は私のスマホは寝室に入りません。廊下のコンセントに挿した980円の充電器の前が定位置です。3ヶ月続けて、変わったことと、うまくいかなかったことを書きます。

問題はスマホを見る時間じゃなかった

そもそも何が困っていたか。私の場合、寝る前にだらだら見てしまうことより、夜中に目が覚めたときに手が伸びることのほうが問題でした。

子どもが泣いて、妻が対応して、私は起きたけど出番がない。その5分か10分の間、暗い天井を見ているのが手持ち無沙汰で、枕元のスマホを取る。そこから技術系の記事を読み始めて、気づくと30分経っている。翌朝つらいのは泣き声のせいではなく、これのせいでした。

画面の明るさやブルーライトの話は諸説あるようなので断定しません。ただ、私の場合は明るさ以前に「読み始めたら止まらない」という単純な行動の問題で、そこはフィルターやナイトモードでは解決しませんでした。実際、画面を暖色にする設定は半年使いましたが、読む時間は1分も減っていない。

寝室に置かないために先に解決した2つのこと

物理的に離すと決めてから、片付けるべき前提が2つありました。

ひとつが目覚まし。これはスマホのアラームをやめて、振動式の目覚まし時計に置き換えました。音が出ないので家族を起こさずに済むという別の利点もあって、これは結果的に良い判断でした。

もうひとつが緊急の連絡です。実家から夜中に電話がかかってきたらどうするか。ここは妻と話して、妻のスマホは寝室に残す、という形で折り合いをつけました。妻は夜間の授乳中にスマホを見るので、そもそも取り上げる話ではない。家族全員でやる必要はなくて、自分ひとりが抜けるだけで効果はあるというのが、やってみて分かったことでした。

置き場所は3回変えた

最初はリビングのテーブルの上に置いていました。これは1週間で失敗。夜中にトイレに起きたついでにリビングまで行って触ってしまうし、何より充電するのを忘れる。朝起きたらバッテリーが23%だった日があって、その日は在宅の会議中ずっと充電ケーブルにつながれていました。

次に洗面所に置きました。歯を磨くときに必ず通るので、置き忘れはなくなる。ただ湿気が気になるのと、朝に妻が洗面所を使っているとき取りに行けないのが不便でした。

3回目で廊下に落ち着きました。寝室とリビングの間の壁にコンセントがあって、そこに充電器を挿しています。寝室を出るときに必ず目に入る位置で、しかも寝室からは見えない。この「必ず通るが、寝床からは見えない」という条件が要だったと思います。

980円の充電器で足りた

充電ステーションを作ろうとして、最初は木製のスタンドや、ケーブルを整理できる箱を探していました。3,000円から5,000円くらいのものが多い。でも結局買ったのは、コンセントに直挿しする3ポートの充電器だけです。980円。

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USB-Cが2つとUSB-Aが1つ。合計30WのPD対応で、私のスマホとワイヤレスイヤホン、それと予備のモバイルバッテリーを同じ場所で充電しています。小さい液晶がついていて、今何Wで充電しているかが数字で出るタイプ。仕事柄こういう数字が見えるのは単純に楽しいし、実用面でも「ちゃんと挿さっているか」が一目で分かるのは便利でした。ケーブルが半挿しで朝に充電できていない、という事故が防げます。

不満もあります。まず3ポート同時に使うと出力が分かれるので、スマホ単体で挿したときより遅い。実測はしていませんが、液晶の数字を見る限り、単独なら20W台後半出ているのが、3本挿すと10W前後まで落ちます。夜通し挿しておくぶんには困らないので、私は許容しました。

ふたつめがサイズ。プラグ一体型で厚みがあるので、2口コンセントの上側に挿すと下側が使いにくくなります。うちの廊下のコンセントはこれ1つが挿さっていれば十分なので問題ありませんでしたが、延長タップに挿すと隣を塞ぐ可能性がある。

3つめが液晶の光です。暗い廊下だと、数字がぼんやり光って見えます。廊下なので気になりませんが、これを寝室に置いたら光源が増えることになる。寝室に置く前提で買うなら、表示なしのモデルのほうがいいと思います。ケーブルは別売りなので、そこも忘れずに。

ケーブルは短いほうが良かった

細かい話ですが、ケーブルの長さで一度やり直しました。最初は手持ちの2メートルのものを挿していて、廊下の床にケーブルがだらんと垂れる状態になっていた。夜中に暗い廊下を歩いて足に引っかけたのが2回。子どもを抱いているときにこれをやると危ないので、30センチのものに替えました。

短くすると、スマホが充電器のすぐ横に置かれる形になります。置き場所が固定されるので、朝どこに置いたか探すこともなくなりました。ケーブルを短くすると、置き場所が勝手に決まる。これは思わぬ副産物でした。

3ヶ月やってみて変わったこと

夜中に目が覚めてからまた寝るまでの時間が、体感で短くなりました。手を伸ばす先に何もないので、選択肢が「寝る」しかない。天井を見ているうちにいつの間にか寝ています。

もうひとつ、朝が変わりました。以前はベッドの中で15分くらいスマホを見てから起き上がっていましたが、今は起きて廊下に出るまでスマホを触りません。取りに行く頃には立って歩いているので、そのまま1日が始まる。この差は思ったより大きかったです。

数字で言えるものが少ないのが心苦しいんですが、スクリーンタイムの週平均は、導入前の1日3時間20分前後から、直近は2時間40分前後になりました。40分ほどの差。ただしこれは在宅勤務の忙しさでも変わる数字なので、スマホを寝室から出したことだけの効果とは言い切れません。

うまくいかなかったこと

正直に書くと、完璧に守れてはいません。出張の前夜や、夜中に届く可能性のある仕事の連絡があるときは寝室に持ち込みます。月に2〜3回。ルールを絶対にすると続かないので、例外を先に決めておいたほうが結果的に守れる、というのがここ3ヶ月の実感です。

あと、これは想定外だったんですが、寝室で調べ物ができなくなって困る場面がありました。夜中に子どもの様子がいつもと違うとき、以前はその場でスマホで調べていた。今は取りに行くひと手間が挟まります。緊急性が高いときは取りに行けばいいだけの話ですが、この一手間は不便として認識しておいたほうがいい。私は割り切りましたが、ここを許容できないなら、機内モードにして枕元に置くほうが現実的だと思います。

最後に

やったことは、充電器を980円で買って、置き場所を廊下にしただけです。アプリも入れていないし、設定も変えていない。それでも自分の行動が変わったのは、意志ではなく距離で解決したからだと思っています。

もし今から同じことをやる人がいるなら、順番としては目覚ましの代わりを先に決めることをすすめます。ここが宙に浮いていると、結局「今日は早いから枕元に置こう」が毎日になる。私も最初の2週間はそれで崩れました。

ちなみに、置き場所を決める前に高いスタンドを買わなくて良かったと思っています。3回も場所を変えたので、その都度買い直すことになっていた。まず安い充電器1つで場所を試して、定着してから見た目を整える。この順番のほうが失敗が安く済みます。

この記事は寝室まわりの個別記事です。寝られない原因をどう潰したかは寝室を作り直した1年|寝られない原因を1つずつ潰すで振り返っています。

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