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生後5ヶ月の子どもがいる家で、いま一番増えているのは服です。しかも着られる期間が短い。50サイズは1ヶ月半で終わり、60サイズも3ヶ月ちょっとで丈が足りなくなりました。買ったときは「まだ大きいな」と思っていた70サイズが、もう普通に着られる。
問題は、着られなくなった服が消えないことです。押し入れの隅に紙袋が積み上がって、中身が何なのか誰も把握していない状態になった。そこで手放す基準を先に決めてから箱を買うという順番でやり直しました。逆をやって失敗した話も含めて書きます。
紙袋4つ分、何が入っているか分からなくなっていた
最初にやったのは、押し入れの下段から紙袋を全部引っ張り出すことでした。4袋。中を出して並べたら、床が服で埋まりました。
数えたらロンパースが31枚、短肌着と長肌着が合わせて18枚、靴下が11足。この時点でだいぶ多いんですが、問題は枚数そのものより、そこにまだ着られる70サイズが混ざっていたことです。サイズアウトした服と一緒に袋に入れて、そのまま押し入れに入れていた。買ったのに一度も着せていない服が3枚出てきました。
ここで、うちの収納が何を失敗していたかがはっきりしました。「今着るもの」と「もう着ないもの」を同じ場所に置いていた。袋に入れた瞬間にどちらも見えなくなるので、区別が消える。もう着ない服を捨てられないことが問題だと思っていたんですが、そうじゃなかった。分けていないことが問題だった。
先に基準を決めた。捨てる・残す・譲るの3つ
服を1枚ずつ手に取って考えると、まず終わりません。「これは退院のときに着せたやつだ」みたいな記憶が全部に付いているので。なので判断を機械化しました。
ルールは3つです。汚れやほつれがあるものは処分。次の子に回せる状態のもので、なおかつ着せた回数が多かったものは残す。状態がよくて、うちでは出番が少なかったものは譲るか売る。
そのうえで、残す枚数に上限をつけました。サイズごとに5枚まで。これがないと「状態がいいから」で全部残ってしまう。5枚という数字に根拠はなくて、あとで書く収納ケースの容量から逆算しただけです。
この上限を入れたことで、思い出のある服を選ぶ作業に変わりました。捨てる服を選ぶのは苦しいけど、残す5枚を選ぶのは、なぜかそこまで嫌じゃない。同じことをしているのに。妻とやったときも、これは意外と揉めませんでした。
結果、31枚のロンパースは、残す5枚、譲る12枚、処分14枚に分かれました。処分の14枚は、正直ほとんどが襟元の伸びや食べこぼしのシミです。写真だけ撮って手放しました。
透明なキャリーストッカーを4個買った
残すと決めた服の入れ物として買ったのが、キャスター付きの透明な収納ケースです。アイリスオーヤマのキャリーストッカーで、4個セットで約3,870円。フタ付きで、本体がまるごと透明。底に小さいコロが4つ付いています。実測で幅39cm、奥行74cm、高さ23cmほど。
選んだ理由は、押し入れの下段が奥行き約80cmあって、奥のものが完全に死ぬからです。奥行74cmのケースなら、その80cmをほぼ使い切れる。しかもコロがあるので、奥に押し込んでも手前に引き出せます。ここは想定通りでした。
高さ23cmという薄さも、あとから効きました。うちの押し入れは下段の高さが約75cmで、単純計算だと3段積めます。実際には出し入れのことを考えて2段にして、上の20cmには扇風機の羽根を寝かせて入れています。1個の容量より、その場所で何段積めるかで選ぶほうが、押し入れでは効率がいい。
不満は2つ。ひとつはコロが小さいこと。直径が2cmもないので、畳の上だと沈んで、満杯の状態ではほぼ転がりません。うちは押し入れの下段にベニヤ板を1枚敷いて解決しましたが、これは追加の手間です。フローリングのクローゼットならそのままで問題ないと思います。
もうひとつ、フタが乗っているだけなので、2段積みの下の段を引き出すと、上の箱ごと一緒に動きます。ロックの爪のような機構はありません。慌てて引くと上の箱が落ちるので、片手を上の箱に添えて引く癖がつきました。フタを開けずに中身を出したいなら、天馬のような引き出し式の衣装ケースのほうが向いています。幅37cm前後で押し入れに2列並ぶタイプで、こちらは積んだまま下の段が開けられる。
あと、4個セットという単位も人を選びます。うちは子ども服に2個、来客用のタオルと寝具に1個、余った1個は空のままです。2個で足りる人には多い。
サイズ表示のラベルを外側に貼った
買ってすぐにやったのが、ケースの外側にサイズを書いたラベルを貼ることです。「50-60」「70-80」のように。
透明なので中身は見えるんですが、たたんだ服は色の塊にしか見えなくて、結局サイズは分かりません。ラベルを貼ってからは、妻が探すときに私を呼ばなくなりました。私が説明しないと使えない収納は、失敗しているという判断基準は、この件で覚えました。
ラベルはテプラで作っています。最初は手書きのマスキングテープでやったんですが、樹脂の表面がツルツルしているせいで、押し入れに出し入れするうちに端から剥がれてきた。粘着の強いテープに替えてからは、3ヶ月経っても浮いていません。
「保留ボックス」を作ったのが一番の失敗だった
ここは完全に反省点です。
3分類で迷ったものを入れる「保留」の箱を作りました。判断に迷う服が10枚くらいあったので。結果どうなったかというと、3ヶ月後も全く同じ10枚が入っていました。1枚も減っていない。しかもその間に、新たに保留に追加された服が7枚。
保留ボックスは、判断を先送りする装置です。しかも「一度は考えた」という達成感があるぶん、次に開けたときも同じ判断で止まる。私は結局、保留の箱ごと開けて、その場で全部を3分類に振り直しました。所要8分。3ヶ月悩んだ結果が8分で片づく。
今は保留を作らないルールにしています。迷ったら残すか譲るのどちらかに倒す。間違えても服1枚ぶんの損なので。
譲る・売るは、期限を切らないと動かない
譲ると決めた12枚も、放っておくと玄関に置きっぱなしになります。実際2週間置きました。
効いたのは、手放す先と日付をセットで決めることでした。うちの場合、妻の妹に子どもが生まれる予定があったので、状態のいい8枚はそちらへ。残り4枚は自治体の資源回収の日に合わせて古着として出しました。回収日は月1回なので、日付が勝手に決まる。
フリマアプリも試しましたが、正直これは私には向いていませんでした。1枚300円で売れて、梱包と発送に20分。時給換算する話ではないにせよ、子どもが寝ている間の20分の使い道としては優先度が低い。ブランドもののアウターのように単価が取れるものだけ出す、という運用に落ち着きました。
次のサイズの服は、押し入れではなく手前に置く
手放す話ばかり書きましたが、同時に決めたのが「まだ着られないサイズの服をどこに置くか」です。ここも一度やらかしています。
お祝いでいただいた80サイズと90サイズが、合わせて9枚ありました。着るのは早くても半年以上先です。これを残す服と同じボックスに入れて押し入れの奥に置いたら、当然のように忘れました。忘れただけならまだいいんですが、季節が合わなくなるのが痛い。半袖の80サイズが出てきたときには、着られる体格になったころには冬でした。
今は、これから着るサイズだけリビングのチェストの一番下の引き出しに入れています。押し入れではなく生活の動線上に置く。引き出しを開けるたびに目に入るので、「そろそろこれ着られるんじゃないか」と気づける。実際、70サイズから80サイズへの移行はこれで乗り遅れずに済みました。
逆に、押し入れのボックスに入れているのはもう二度と使わないかもしれないものだけです。次の子が生まれるかどうかも分からない段階なので、正直これは賭けに近い。ただ、5枚ずつという上限を切っているので、外れても押し入れの一角で済みます。全部残していたら、押し入れの下段が丸ごと過去の服で埋まっていたはずで。
最後に
半年やって分かったのは、子ども服の収納は入れ物より、判断のタイミングを決めることのほうが大事だということです。うちは「サイズが変わったら、その週末に前のサイズを仕分ける」というタイミングに固定しました。着られなくなってから半年後にまとめてやると、量が多すぎて手が止まります。
あと、これは書いておきたいんですが、全部を残そうとしないほうが結果的に思い出は残ります。31枚のロンパースは記憶になりませんでしたが、選んで残した5枚は、どの場面で着せたか全部思い出せる。
この記事は収納の個別記事です。何をどこに置くかを決め直した全体は物が増えた家の収納|1年で入れ替えたものにまとめています。

