0歳から始めた知育|やってよかったこととやめたこと

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「知育」という言葉に、正直まだ乗り切れていません。子どもは生後6ヶ月。首がすわって、寝返りを打って、支えてやるとどうにか座っていられる、くらいの段階です。この時期に何かを教え込む必要があるとは思っていません。

ただ、起きている時間は確実に伸びました。生後2ヶ月のころは授乳のあいだの30分が勝負でしたが、今は午前に2時間、午後に2時間くらい、機嫌よく起きています。その時間に何を置いておくか。それだけは考えるようになりました。この記事は、半年やってみて続いているものと、早々にやめたことの記録です。効果があったかどうかは、まだ分かりません。

半年で分かったのは「反応する日としない日がある」ということ

最初の1ヶ月、私はメモアプリに記録をつけていました。日付、渡したもの、反応。「握った」「見たけど手が出ない」「無視」の3段階です。エンジニアの職業病みたいなもので、データがあれば何か分かると思っていました。

2週間で気づいたのは、同じおもちゃに対する反応が日によって真逆になるということです。月曜に完全に無視したガラガラを、木曜には5分握っている。逆もある。眠さ、空腹、その直前に誰が抱いていたか。変数が多すぎて、おもちゃの良し悪しなんて分離できません。

たとえば布のボールがあります。手のひらサイズで、握ると中の鈴が鳴るタイプ。生後4ヶ月で渡したときは、手が触れても掴もうとしませんでした。ところが5ヶ月半で同じものを出したら、両手で持って口に運びました。差はおもちゃではなく、その1ヶ月半のあいだに手が届くようになったことだけです。

記録は1ヶ月でやめました。代わりに決めたルールがひとつだけあります。反応がなかったものは、3日空けてもう一度出す。それを3回やって駄目なら、いったんしまう。捨てないでしまう、というのが大事で、2ヶ月後に出したら急に食いつくものが実際にありました。

音は、一日中どこかで鳴っている

いちばん続いているのは、実は物ではなく音でした。朝、私が仕事部屋に入る前にリビングで童謡をかける。それだけです。テレビはつけません。

使っているのは「赤ちゃんのための童謡0歳~2歳」という2枚組のCDで、楽天では2,248円でした。定番の童謡がひたすら入っているタイプです。狙いは教育ではなくて、無音だと家が静かすぎて私が落ち着かない、という完全に大人側の都合から始まりました。

反応は曲によってはっきり違います。テンポの速い曲だと足をばたつかせる。ゆっくりした曲では、こちらを見ている時間が長い。もっとも、これが音楽を聴き分けているのか、単にテンポに体が反応しているだけなのかは分かりません。

音量は、スマホのスピーカーで会話が普通にできる程度に抑えています。数字で言うと、テレビをつけているときよりはっきり小さい。流す時間も、朝1時間と夕方1時間くらいで、ずっと鳴らしっぱなしにはしていません。無音の時間があったほうが、音が鳴ったときの反応が分かりやすいからです。

短所も書いておきます。親が先に飽きます。2ヶ月も毎日流していると、私のほうが曲順を覚えてしまって、次の曲が始まる前に頭の中で鳴るようになる。それと、CDプレーヤーが家になかったので、結局パソコンに取り込んでスマホから流しています。CDというメディア自体が、今の家では少し扱いにくいのは事実です。

赤ちゃんのための童謡0歳~2歳 [ (童謡

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紙の本は全部口に入るので、素材のほうを変えた

絵本は生後3ヶ月から見せていましたが、5ヶ月を過ぎたあたりで様子が変わりました。見るものではなく、掴んで口に入れるものになった。角をしゃぶる、ページを握って引っ張る。1冊、表紙が波打って戻らなくなりました。

それで、赤ちゃんが自分で触る用の本は素材ごと変えることにしました。今使っているのは布絵本の「りすくんのさくらんぼ」で、楽天で3,828円です。仕掛けがいくつかついていて、引っ張ると音が鳴る部分と、面ファスナーで着脱できる部分があります。

この判断には失敗の前段があります。最初、破られない本を探して分厚いボードブックを買いました。厚紙なので確かに破れない。ところが角が硬くて、自分の顔に当てて泣きました。硬さと安全は同じではない、というのはそのとき初めて考えたことです。今は厚紙の本は私が持って読む用、布の本は本人が触る用、と完全に分けています。

いいのは洗えることです。よだれで湿ったらそのまま洗濯ネットに入れて回しています。今のところ3回洗って、色落ちも型崩れもありません。ただ、値段は紙の絵本の3〜4倍します。厚みもあって本棚には立ちません。あと、面ファスナー部分は6ヶ月の握力ではまだ外せないらしく、その仕掛けは完全に持て余しています。

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握って音が鳴るものは、今のところ一番持ちがいい

手に持てるもののうち、明らかに保持時間が長いのは「動かすと音が出るもの」でした。因果関係を理解しているというより、偶然鳴った音に驚いて、また振る、という繰り返しに見えます。

木製の打楽器がいくつか入ったセットを使っています。マラカスのように振るものと、スティックで叩くものが混ざったタイプです。6ヶ月の今、スティックは完全に無理で、握って振れるものしか出番がありません。セットの中で実際に使っているのは2点だけというのが正直なところです。

持ち方も予想と違いました。私は「振る」動きを想像していたんですが、実際には握ったまま腕全体を上下させる動きです。手首は使っていない。だから軽くないと鳴りません。50グラム前後のものは鳴って、100グラムを超えるものは持ち上げるだけで力尽きます。買うときに重量を見るという発想が、私にはありませんでした。

音量は買う前に一番気にしたところでした。木製を選んだのは、プラスチックの電子音より音が小さいだろうという読みからです。実際に静かでしたが、その代わり床に落ちると硬い音がします。フローリングに直接だと響くので、プレイマットの上限定にしています。

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吊るすものは、高さを変えられるかどうかで選んだ

手に持たせるのとは別に、寝転がったまま手が届く位置に何かを吊るしておく時間があります。うちは生後2ヶ月から、木製のベビージムを使っています。木の脚を組んで、そこにハンギングトイを吊るす形のもの。歯固めを含むおもちゃが3つ付いて、14,300円でした。この記事に出てくるものの中で、飛び抜けて高い買い物です。

選ぶときに一番見たのは、吊るす高さを変えられるかどうかでした。生後2ヶ月は手が届かなくても目で追うだけ、4ヶ月で偶然当たる、5ヶ月半で掴む。この3ヶ月で必要な高さが10cm以上変わります。紐の長さを調整できないと、掴めるようになった時期に高すぎて使えません。うちのものは紐を結び直して下げられるので、いまは寝転がった胸の真上あたりに来るようにしています。

短所は、まず値段です。1万4千円の価値があったかと聞かれると、正直まだ答えられません。布製のジムなら数千円で買えます。それと、木のフレームは硬い。寝返りの練習中に脚の部分に頭が当たったことが2回あって、いまはマットの上に置く位置を毎回確認しています。組み立て自体は説明書どおりに20分ほどで終わりましたが、使わないときに畳んでも幅60cm前後の場所は取ります。7畳のリビングだと、これは無視できない面積でした。

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読み聞かせは、なんとなく私の担当になった

絵本を読むのは私の役割になりました。理由は単純で、寝かしつけ前の30分がちょうど私の手が空く時間だからです。

読んでいるのは「きんぎょがにげた」です。ページごとに金魚が1匹隠れていて、探す本。6ヶ月の子どもが探しているとはまったく思いませんが、ページ全体の色がはっきりしていて、めくるたびに画面が大きく変わるので、目で追ってはいます。

絵本そのものは、松谷みよ子さんの赤ちゃん向けシリーズを何冊か行き来しています。9冊まとめたセットが楽天で7,920円で出ていて、買うかどうか2週間迷いました。結局まだ買っていません。理由は、今の子どもが1冊を最後まで見ていられる時間が3分もないからです。冊数を増やすより、同じ本を繰り返したほうが今は合っている気がしています。

ひとつ発見だったのは、読み方を変えると反応が変わることでした。普通に読むより、少し高い声でゆっくり読んだほうが、こちらを見る時間が長い。ただし私の声は低いので、無理に高くすると10分でのどが痛くなります。ここは正直、妻のほうが向いています。

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やめたこと3つ

ひとつめは、月齢表と見比べることです。「6ヶ月でお座りができる」といった目安を最初は熱心に読んでいましたが、書いてあることの幅が資料によってばらばらでした。発達の個人差は大きいと、どの資料にも必ず書いてある。それを読み飛ばして数字だけ拾っていた自分に気づいて、見るのをやめました。

ふたつめは、大きな知育玩具セットの一括購入です。生後3ヶ月のときに「0〜3歳対応」とうたわれたセットを買いかけて、内訳を見たら半分が1歳半以降向けでした。今使わないものに今お金を払う理由がなかったので、やめました。

みっつめは、効果を期待することそのものです。これは気持ちの話ですが、「これをやると賢くなる」という言い方をする情報からは距離を置くようにしました。そう言われていることは知っていても、生後6ヶ月の我が子に対して私が検証できることは何もありません。

今のところ、判断材料は何もない

半年やって手元に残っているのは、音源と、洗える本と、振ると鳴るものと、吊るすジムと、毎晩の10分だけです。金額にすると2万5千円くらい。これが知育と呼べるものなのかは分かりません。

ただ、この5つは全部「親が続けられる」という一点で残ったものでした。準備に手間がかからず、片付けが5秒で終わり、失敗しても誰も困らない。ベビージムだけは金額の面で例外で、これは合わなかったら普通に痛かったです。逆に言えば、続かなかったものは全部どこかに面倒があった。半年で学んだのは、子どもの反応より先に、自分が続けられるかどうかを見るべきだ、ということかもしれません。

もうひとつ残ったのは、何もしない時間を平気だと思えるようになったことです。子どもが寝返りを打ちながら自分の手をじっと見ている10分に、私は最初何かを差し出そうとしていました。今はそのまま眺めています。おもちゃを渡すと、その観察は途切れる。

1歳になったら、また書けることが変わっていると思います。そのときにこの記事を読み返して、何を焦っていたのか確認するつもりです。

それぞれの詳しい記事

この記事で触れたものは、それぞれ単体でも詳しく書いています。気になったものがあれば個別記事も読んでみてください。

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