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生後6ヶ月の子どもが、手に持ったものを一番長く持っているのは、動かすと音が鳴るときでした。握って、腕を振って、鳴る。驚いた顔をして、また振る。この繰り返しが、我が家では今いちばん時間の持つ遊びです。
楽器のおもちゃはいくつか試しました。その中で、6ヶ月の手で実際に使えるものと使えないものの差がはっきりしたので、それを書きます。あと、親が耐えられる音かどうかという話も。これは買う前に真剣に考えたほうがいい項目でした。
6ヶ月が使えるのは「振る」楽器だけだった
楽器のおもちゃは、大きく分けると振るもの、叩くもの、押すものがあります。このうち今使えているのは、振るものだけです。
叩くのは無理でした。スティックを渡すと握ることはできますが、狙った場所に振り下ろす動作ができない。だいたい自分の顔か床に当たります。木琴の音を聞かせたいときは、私が叩いて見せています。
押すタイプ、つまりボタンを押すと音が出るものも、まだ狙って押せません。手のひら全体で触れて、たまたま鳴ることはある。ただそれは押しているというより、当たっているという感じです。
だから今は、片手で握れて、腕を振れば鳴るものに絞っています。できる動作から逆算して選ぶと、候補は一気に減りました。
重さは50グラム前後が上限だった
意外だったのが重量です。6ヶ月の手首はまだほとんど使えないので、腕全体を上下させて振ります。この動きだと、重いものは持ち上がりません。
手元にあるもので比べると、50グラム前後のマラカスは何度も振れます。100グラムを超えるものは、持ち上げて数秒で落とす。木製のおもちゃは見た目より重いことがあって、商品ページで重量が書いてあるかどうかを見るようになりました。
それと、太さです。握れる直径には限界があって、大人の指の太さくらいまでが持てる上限に見えます。持ち手が太い楽器は、両手で抱えることになって、そうすると振れません。
ここは実物を触らないと分かりにくい部分です。私は最初、写真の見た目だけで選んで失敗しました。届いたものが立派すぎて、本人がまったく持ち上げられなかったんですよね。
木製の打楽器セットを買って、使っているのは2点だけ
今あるのは、木製の打楽器がいくつか入ったセットです。マラカス、カスタネット、木琴、スティック。モンテッソーリ教育を掲げた商品として売られていて、対象年齢は1歳からとされているものが多い区分でした。
正直に書くと、セットのうち今使えているのは2点だけです。マラカスと、握って振ると鳴る小さいもの。残りは箱に入ったままです。1歳を過ぎれば使うと思いますが、今の時点では半分以上が待機中。
それでもセットで買ったのは、単品で揃えるより安かったからです。ただ、これは考え方が分かれるところで、今使う1点だけを1,000円台で買うほうが無駄がないという判断もあり得ます。私は「どうせいずれ使う」と思って買いましたが、いずれが来る保証はありません。
木製を選んだのは音量のためです。プラスチックの電子音より小さいだろうという読みでした。実際に静かでしたが、代わりに落としたときの音が硬い。フローリングに落ちるとかなり響くので、プレイマットの上でしか使っていません。
音量は、親が耐えられるかどうかで決まる
買う前にいちばん気にしたのは音量でした。理由は子どものためというより、私が在宅で仕事をしているからです。
電子音が鳴るタイプの楽器おもちゃは、音量調節がついていないものが少なくありません。ついていても大小2段階だけ、という商品もある。音量調節の有無は、商品ページに書かれていないことが多いので、そこは購入前に確認したいところです。
我が家の基準は単純で、隣の部屋で会議をしていて気にならない音量かどうか。木製の楽器はこれを満たしました。電子音のものは、たぶん満たしません。マンションなので、階下への響きも一応気にしています。
もうひとつの基準は、繰り返しに耐えられるかどうかです。子どもは同じ音を何十回でも鳴らします。素材そのものが鳴る音は何度聞いても平気なのに、合成音のメロディが繰り返されると、私は10分で嫌になる。ここは完全に好みの問題ですが、毎日聞くのは親なので、好みで決めていい部分だと思っています。
それと、鳴らす時間帯を決めました。夜7時以降は音の出るおもちゃを出さない。守れない日もありますが、決めておくと寝かしつけ前が静かになります。
木琴は、今は私の道具になっている
セットに入っていた小さな木琴は、本人には叩けません。それでも出番はあって、私が短い音階を鳴らして見せると、音のするほうに顔を向けます。
面白いのは、同じ音を連続で鳴らすより、高い音と低い音を交互に鳴らしたときのほうが反応が長いことでした。変化があると注意が続くらしい。これは私の観察なので、そういう傾向がある、という程度の話です。
楽天では2,000円台のシロフォンが出ていて、対象年齢は1歳から3歳と書かれているものが多い。今買っても本人が叩くのは先ですが、親が鳴らす道具としてなら6ヶ月でも成立します。対象年齢は本人が操作する場合の目安で、見せる用途は別だと考えると、買う理由が整理できました。
ただ、音板の並びを覚えて狙って叩くのは、かなり先の話です。買うなら「今は私が鳴らす」と割り切れる場合だけだと思います。
失敗したのは、電池式のドラムを検討したこと
途中で、電池式のベビードラムを買いかけました。叩くとリズムが鳴って、光るタイプです。レビューの評価も高かった。
やめた理由は3つあります。ひとつ、6ヶ月では叩けない。ふたつ、音量が下げられるか分からなかった。みっつ、電池が切れたときに交換する場所がねじ止めで、ドライバーが要ると書かれていた。この3つ目が地味に効きました。
電池式のおもちゃは、電池が切れた瞬間から「音の出ないおもちゃ」になります。すぐ交換できないと、そのまま使われなくなる。ねじ止めは安全のために必要な構造だと分かってはいますが、我が家の運用を考えると腰が重い。
結果、今のところ電池を使う楽器は買っていません。1歳を過ぎて叩けるようになったら、そのとき考え直すつもりです。
今のところ、鳴らしているのはほとんど私
ここまで書いてきて、実際の光景を正直に書くと、楽器を鳴らしている時間の8割は私です。本人はそれを見て笑っている。自分で鳴らすのは、機嫌のいい10分くらいです。
それでも意味はあったと思っています。私が鳴らして、こちらを見て、手を伸ばす。この往復が起きるだけで、抱っこ以外にやることが増えました。夕方の30分をどう埋めるかという、極めて現実的な問題への回答です。
音が出るおもちゃは、たぶん親の遊び道具でもあります。少なくとも生後6ヶ月の段階では、そう割り切ったほうが期待値の設定を間違えません。
ひとつだけ準備したことがあります。リビングの引き出しに、小さいドライバーを1本入れておく。電池式のものを今後もらう可能性はあるので、そのときに工具を探すところから始めたくないからです。それくらいの用意はしておいて、あとは本人が叩けるようになるのを待ちます。
この記事は知育の個別記事です。0歳から何をやって何をやめたかは0歳から始めた知育|やってよかったこととやめたことで振り返っています。

