※ この記事にはプロモーションが含まれています。
夜のベランダに立つと、うちのマンションは共用灯の光が届かない区画があります。手すりの端から給湯器の裏にかけての1メートルくらい。そこだけ完全に暗い。昼間は何も思わないのに、夜にカーテンを閉めるとき、その暗がりが妙に気になるようになりました。
子どもが生まれてから、そういう細かいことが引っかかるようになったんだと思います。結局センサーライトを買って、今は2台使っています。1台目は選び方を間違えて、置き場所を3回変えました。その話を書きます。
「明るくする」より「暗い場所をなくす」
センサーライトを買うとき、最初はルーメン数の大きさで選ぼうとしていました。3000ルーメンとか、そういう数字を比較していた。でも実際に置いてみると、大事なのは明るさの総量ではなく、暗い場所が残っていないかどうかでした。
強いライトを1台置くと、照らされた場所は明るくなりますが、そのぶん影のコントラストが強くなります。明暗差が大きいと、影の中は前より見えにくくなる。うちの1台目がまさにそれで、ベランダの中央を明るくしたら、給湯器の裏がむしろ真っ黒になりました。
今は考え方を変えて、弱めのライトを2ヶ所に置いて、影を作らないようにしています。暗がりを潰すのが目的なら、1台の出力より配置の数。これは設置してみないと分からなかった部分です。
それと、点灯すること自体が知らせになる、という側面もあります。中の人間に「外で何か動いた」と伝わる。近づく側から見れば、暗いまま近づけない。この2つが効いているんだと理解しています。統計的にどうこうという話は分からないので、そこは断定しません。
あと、常時点灯と人感点灯の使い分けも考えました。ずっと点いていると存在が風景になじんでしまい、動きがあったことが分かりません。逆に完全に消えていると、暗がりそのものは残ります。うちは弱い常時点灯をベースにして、動きを検知したら明るくなるモードに設定しています。この二段構えのモードを持っている製品かどうかは、買う前に確認しておくといいと思います。
電源をどう取るかで、選択肢が決まる
賃貸のベランダには、たいてい屋外コンセントがありません。うちもない。だから電源の取り方が最初のハードルでした。
選択肢は3つあります。コンセント式、乾電池式、ソーラー充電式。コンセント式は明るさと安定性で一番ですが、屋外に電源がなければ室内から引くことになり、窓を挟んでケーブルを通す必要が出てきます。これは賃貸だと現実的じゃありませんでした。
乾電池式は取り付けが自由なかわり、電池交換が定期的に発生します。点灯回数が多い場所だと、単3電池3本で数ヶ月といった話になる。うちは玄関内の靴箱の上に小さい乾電池式を1つ置いていますが、ここは点灯が1日数回なので半年以上もっています。
ベランダにはソーラー式を選びました。理由は単純で、電源工事も電池交換も要らないから。デメリットは天候に左右されることで、これは実際に効きます。
パネル分離型を選んでよかった
買ったのは、ソーラーパネルとライト本体がケーブルで分離しているタイプです。333個のLEDを積んで、4面発光、バッテリー容量2400mAh、防水はIP65相当。センサーの検知角度が360度まで調整できるものにしました。
分離型にした理由は、うちのベランダの構造です。ライトを付けたいのは手すりの内側で、そこは屋根の陰になっていて日が当たりません。一体型だと、ライトを置きたい場所と日が当たる場所が両立しない。ケーブルが3メートルほどあるので、パネルだけを手すりの外側の日なたに固定して、本体は日陰に置けました。
取り付けはマグネットと結束バンドで、壁に穴は開けていません。うちは手すりの支柱に結束バンドで2ヶ所留めています。マグネットだけだと風で動くので、結束バンドの併用は必須だと思います。台風のときは一度外して室内に入れました。
防水性能も確認ポイントでした。IP65は「あらゆる方向からの噴流水に耐える」等級とされていて、ベランダの吹き込み程度なら問題ない範囲です。ただ、水没を想定した等級ではないので、地面に直置きして水たまりができるような場所には向きません。うちは手すりに固定して、地面から60cm以上の高さに置いています。
ちなみに1台目は失敗でした。最初に買ったのは一体型の安いモデルで、2,000円くらいのもの。ライトとパネルが一体なので、日の当たる場所にしか置けず、結果として照らしたい場所を照らせませんでした。今は物置代わりに使っている自転車カバーの近くに移して、そこそこ役立っています。捨ててはいませんが、目的には合わなかった買い物です。
近所を照らさないための調整
これは正直、最初にやらかしました。設置した日、なんとなく一番明るいモードにして角度も適当にしていたら、光が向かいの棟の3階あたりまで届いていたんです。翌朝、外から自分の家を見て気づきました。
夜間に強い光が向く先に窓があると、それは単純に迷惑です。しかも、苦情が来て外すことになったら対策として意味がない。だから今は、照射角を下に絞って、自分のベランダの床面と手すり付近だけを照らす設定にしています。明るさも中間モードに落としました。
調整するときは、必ず夜に一度外から自分の家を見るのがおすすめです。室内から見ていると、どこまで光が飛んでいるか分かりません。私はエントランスまで降りて見上げて、そこから3回角度を直しました。
もうひとつ、点灯時間の設定も見直しました。初期設定だと1回の検知で30秒ほど点きっぱなしになるのですが、洗濯物を干している間ずっと点滅を繰り返すのがうるさい。今は短めに設定して、常時点灯の弱モードと組み合わせる運用にしています。
ソーラー式の弱点は、たぶん冬に出る
使い始めが春先だったので、今のところ充電が足りなくて困ったことはありません。ただ、梅雨の時期に曇りが3日続いたときは、朝方に少し暗くなっていました。日照時間が短くなる冬にどうなるかは、まだ分かりません。ここは1年通してみないと言えない部分です。
2400mAhというバッテリー容量は、点灯回数が少ない場所なら十分ですが、人通りのある動線に置くと足りなくなる可能性があります。うちは梅雨のときの様子を見て、明るさモードを一段下げました。冬を越せるかどうかは、そのときにまた確認するつもりです。
それから、パネルの汚れ。2ヶ月ほど放置していたら花粉と砂ぼこりで表面が白っぽくなっていて、拭いたら夜間の点灯時間が明らかに戻りました。今は月1回、ベランダ掃除のついでに拭いています。ソーラー製品は置いて終わりではない、というのが実感です。
あとは、センサーの誤検知。うちは洗濯物が風で揺れると反応します。センサーの向きを下げてからは減りましたが、ゼロにはなりません。この手のライトは、誤検知をゼロにする方向で調整すると肝心なときに反応しなくなるので、ある程度は許容するものだと思っています。
2台目を足して落ち着いた
結局、ベランダに1台、玄関の内側に小さいものを1台、という構成になりました。合計で5,000円ほど。玄関内のほうは夜中に子どものミルクで起きたときの足元灯としても使っていて、防犯以外の用途のほうが出番が多いくらいです。
玄関側は、廊下が共用部分なので外には何も置いていません。共用廊下に私物を置くのは規約で禁止されている物件が多いですし、避難経路を塞ぐことにもなる。ここは自分の家の中でできることだけにとどめています。ドアの内側に置いた小さいライトが、開けた瞬間に足元を照らしてくれるだけでも、夜の帰宅時はかなり違いました。
効果を数字で示せる対策ではありません。ただ、ベランダに暗い区画がなくなったことで、夜にカーテンを閉めるときの気分がまったく違います。気分の問題じゃないかと言われればその通りなんですが、家族が落ち着いて暮らせるかどうかは、けっこう大事なところだと思っています。
この記事は防犯対策の個別記事です。賃貸でどこまでやるかの全体像は子どもができて始めた防犯対策|賃貸でできる範囲にまとめています。

