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ビルドを待っている2分ほどの間に、無意識で手が伸びる。気づいたらチョコを3個食べていて、しかも味をほとんど覚えていない。在宅勤務を始めてから、これが毎日でした。空腹だから食べているわけじゃないんですよね。デスクに置いてあるから、手が空いた瞬間に口に入れているだけ。だったら置くものを変えれば行動も変わるはずだと考えて、菓子を素焼きナッツに入れ替えました。ただ、置き換えただけでは全然うまくいきませんでした。この記事はその過程の記録です。
手が止まった瞬間に、何かを食べている
まず自覚したのは、食べているタイミングに規則性があることでした。腹が減ったから食べるのではなく、作業の切れ目に食べている。コンパイルの待ち時間、Slackの返信を待っている間、会議と会議の隙間。全部「手持ち無沙汰の2〜3分」です。
出社していた頃はこれが起きませんでした。単純に、席にお菓子を置いていなかったからです。在宅になってから、買い置きの箱をそのまま机の横に置くようになった。距離が30センチになった瞬間に、頻度が跳ね上がりました。
意志の問題にすると解決しないタイプの話だと思っています。手を伸ばして0.5秒で届く場所にあるものは、必ず食べる。うちの場合はそうでした。だったら、そこにあるものを変えるほうが早い。
2週間記録したら、時間帯が3つに固まっていた
行動を変える前に、いつ食べているかをメモアプリに記録しました。2週間分。手間はかかりましたが、これをやったから後の対策が決まりました。
集中していたのは3つの時間帯です。ひとつ目が10時半前後。朝の作業が一段落したところ。ふたつ目が15時から16時。これが圧倒的に多くて、記録の半分以上がここでした。息子の午後の寝かしつけが終わって、自分の席に戻った直後というパターンが目立ちます。3つ目が17時半、夕方の定例会議の直前。
夕方の会議前が多いのは自分でも意外でした。たぶん、話す前に何か口に入れておきたいという癖です。会議が終わってから食べることはほとんどない。空腹ではなく、切り替えのスイッチとして食べていたということになります。
この記録がないまま「間食をやめよう」と決めていたら、たぶん3日で終わっていました。やめるのではなく、置き換える。そう決められたのは、回数と時間帯が数字で見えたからです。
大袋のミックスナッツを買って、初日に失敗した
最初に買ったのは大袋でした。素焼きのミックスナッツ、1kg近く入っているやつです。無塩で植物油不使用のものを選んで、これで置き換えは完了したつもりでいました。
結果、初日の夕方に袋から直接食べ続けて、たぶん普段の菓子より多く食べました。袋を開けたまま机に置いて、記事を書きながら手を突っ込む。止まるきっかけがどこにもないんですよね。菓子のときは個包装だったので、包みを開ける動作が一応のブレーキになっていた。それが消えた分、むしろ悪化しました。
翌日は小皿に出す運用にしてみました。これも続きません。一度食べ切ってから、もう一回よそいに行くだけです。台所まで往復5歩なので、抑止力になっていなかった。
ここで分かったのは、中身を置き換えても、1回量が固定されていないと意味がないということでした。ナッツにしたこと自体は間違っていなかったけど、形が間違っていた。
個包装22gに変えて、ようやく止まるようになった
今使っているのはby Amazon 素焼きミックスナッツ 22g×30袋 個包装です。中身はアーモンド、カシューナッツ、クルミの3種。食塩無添加で、素焼きのタイプ。
変えて一番効いたのは、袋を開け切ったところで一区切りがつくことでした。22gは思ったより少なくて、正直「もう一袋いくか」と迷います。でもその迷いが発生する時点で勝ちなんですよね。大袋のときは迷いすら起きなかった。デスクの引き出しに5〜6袋だけ入れて、残りは台所の棚に置いています。取りに行くのが面倒なので、だいたい引き出しの分で止まります。
他の選択肢も見ました。種類を増やしたいなら小分け4種ミックスナッツ 1.05kg(35g×30袋)があって、こちらはマカダミアが入るぶん味の変化がつきます。ただ1袋35gなので、量を絞りたい目的だと逆行する。コスト優先ならby Amazon ミックスナッツ 1kg 無塩・植物油不使用の大袋。楽天では素焼きミックスナッツ850gが1,680円というものも見つけました(無添加・無塩・植物油不使用、価格は変動するので執筆時点の目安です)。
個包装は割高。それでも個包装を選んだ理由
グラム単価だけで見れば、大袋のほうが安いです。楽天の850gで1,680円なら100gあたりおよそ198円。一方の22g×30袋は合計660gで、同じ内容量あたりで比べると個包装のほうが高くつきます。袋代と小分けの手間が乗るので当然です。
それでも個包装にしたのは、大袋で失敗した実績があるからでした。うちの場合、大袋を買うと1週間もたずに空になります。つまり単価が安くても、消費量が増えれば月の支出は変わらない。実際、大袋を使っていた最初の2週間の消費ペースで計算すると、個包装より高くついていました。単価ではなく、月にいくら出ていくかで比べたほうが実態に合うと思っています。
ちなみに、大袋を買って自分でジッパー袋に小分けする案も試しました。1回やって終わりました。30袋分を計量して詰めるのに20分以上かかって、続ける気になれなかった。ここに時間を払うくらいなら、差額を払ったほうが自分には合っていました。
3ヶ月続けて分かった、気になる点
いい話ばかりではないので、不満も書いておきます。まずゴミが増える。1日2袋として月に60袋。小さいですが、デスクの上に空き袋が溜まるのが地味にストレスです。今は引き出しに小さい袋を貼り付けて、そこに放り込むようにしています。
次に音の問題。これは想定していませんでした。素焼きのアーモンドはかなり硬くて、噛む音が響きます。息子を寝室で寝かせている時間帯に、隣の部屋で食べていたら泣き出したことが2回ありました。今は昼寝中は食べないと決めています。会議中も無理です。マイクをミュートしていても、自分の耳に響いて集中できない。
それから歯に詰まります。アーモンドの細かい欠片が奥歯に入り込むので、食べたあとに水を飲むだけでは取れない。夕方に食べると、夜まで気になっていることがあります。クルミは渋みが強い個体がたまにあって、当たると口の中に残る。この2つは正直、菓子のほうが快適でした。
あとは味の単調さ。3種類だけなので、2ヶ月くらいで飽きます。私は途中で別のミックスを1袋挟んで、また戻る、という回し方をしています。
デスクの上は、これで落ち着いた
間食そのものはなくなっていません。今も15時と17時半には手が伸びます。変わったのは、何をどれだけ食べたかが自分で把握できるようになったことです。1日2袋なら44g。それ以上食べた日は自覚があるので、翌日に調整できる。
ナッツは脂質が多い食品なので、量には気をつけているつもりです。体にいいから増やす、という方向では考えていません。そこは置き換えの話であって、それ以上のことは私には分からない。食事制限や持病がある場合は、医師や管理栄養士に相談してから決めるのが確実だと思います。
結局のところ、効いたのは商品を変えたことより、1回の量を先に決めたことでした。デスクに何を置くかは、意志より配置の問題だった。うちではそういう話です。
この記事は食まわりの個別記事です。育児中の自分の食事をどう立て直したかは育児中の自分の食事|後回しにした結果どうなったかにまとめています。

