赤ちゃんのハロウィン衣装|1回しか着ないものにいくら出すか

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ハロウィンの衣装を探し始めて、最初に引っかかったのは金額そのものではなく「これ、何分着せるんだろう」という点でした。10月31日に7ヶ月になる息子は、当然どこかへ出かけるわけでもない。家で写真を撮って、機嫌が悪くなったら脱がせる。それだけです。

去年までは夫婦2人でハロウィンなんて完全に無視していたので、比較の基準がありません。そこで、値段を「1回あたり」ではなく「1分あたり」で考えてみたら、判断がだいぶ楽になりました。8月末の今、10月に向けて何を選んだかを書いておきます。

着せている時間は、たぶん30分もない

生後7ヶ月の子に慣れない服を着せて、大人しくしている時間はどれくらいか。うちの息子は最近、ロンパースの上から何か羽織らせようとすると10分で抵抗を始めます。フードが付いていれば真っ先に引っ張って脱ごうとする。

実際に必要なのは、機嫌のいいタイミングで着せて、20枚くらい撮って、脱がせるまで。どう長く見積もっても30分です。3,000円の衣装なら1分あたり100円。この数字が出た時点で、5,000円を超えるものは自分の中で選択肢から消えました。

「1分100円」と書くと安く感じますが、逆に言えば1万円の衣装は1分あたり330円です。息子の1歳の誕生日ケーキが同じくらいの値段だと考えると、優先順位ははっきりしていました。しかもこの30分のうち、実際にいい表情をしているのは体感で3割くらいだと思っています。月齢フォトを5回撮ってきた経験でいうと、10枚撮って使えるのが2〜3枚。ハロウィンだけ歩留まりが上がる理由はありません。

もう1つ、来年は着られないという前提も外せません。息子は今の時点で身長67cm、体重7.8kg。成長曲線から見て、来年の10月には80cmを超えている可能性が高い。ベビー用の衣装は、ほぼ確実に1シーズン限りの消耗品です。

サイズ選びが一番外しやすい

ここで一度失敗しかけました。今の身長が67cmだからと、最初は73サイズのものをカートに入れていたんです。妻に「10月の話だよ」と言われて気づきました。8月末から10月末まで2ヶ月あります。この時期の赤ちゃんは月に1.5cmくらい伸びるので、10月には70cm前後。73サイズだとギリギリ、着られてもパツパツです。

結局80サイズにしました。多少大きくても、ベビー衣装は袖をまくれば何とかなる。逆に小さいと、着せる作業自体が苦行になります。首まわりが窮屈だと確実に泣きます。

もう1点、生地の厚みも見落としやすい部分でした。ハロウィンの着ぐるみ系は起毛やボア素材が多く、10月末の室内で着せると暑い。うちのリビングは在宅勤務でエアコンを入れっぱなしなので25℃前後ですが、それでもボア素材を30分着せたら汗をかくはずです。脱がせやすさと、暑くなりすぎないこと。この2つを優先しました。

レンタルと手作りも一応調べた

レンタルは調べてみると、ベビー用のコスチュームで1着2,000円前後から借りられるサービスがあるようです。往復送料込みだと3,000円台になることが多く、購入と大差ない。しかも借用期間が3〜4日に区切られていて、その期間に息子の機嫌がいいとは限らない。返却の手間も含めて、うちには合わないと判断しました。

手作りはもっと現実的ではありませんでした。フェルトとかぼちゃ色の布を買えば材料費は1,500円くらいで収まりますが、私も妻も裁縫はほぼできません。ミシンもない。手縫いで週末を2回潰す価値があるかというと、正直ない。100円ショップの材料で帽子だけ作るくらいが限界だと思っています。

ポンチョ型にした理由

最終的に選んだのは、上からかぶせるポンチョ型のベビー衣装です。かぼちゃ、こうもり、おばけといった柄が選べて、サイズは73から100まで。値段は2,000円台でした。

ポンチョにしたのは、袖に腕を通す工程がないからです。首すわり後とはいえ、腕を1本ずつ袖に入れる作業は嫌がられます。上からストンとかぶせるだけなら10秒で終わる。撮影の直前に着せて、終わったらすぐ脱がせるという運用に一番合っていました。

不満な点も書いておきます。ポンチョは形が決まっていないぶん、写真に撮るとただの布に見える瞬間がある。座らせて撮ると裾が広がって、何を着ているのか分かりにくいカットが出ます。そこは撮る側の工夫でカバーするしかない。あと、この価格帯の衣装は縫製がそれなりで、ステッチが甘い箇所があるものも見かけます。息子が引っ張って糸が出てきたら、そこで終わりだと割り切っています。

それと、フードやマントに付いている紐や小さい飾りは要注意です。直径3cm以下のパーツが取れると誤飲の危険があるので、届いたら真っ先に飾りを引っ張って確認するつもりでいます。取れそうなら着せる前に外します。

「着せて終わり」にしないための準備

衣装より時間をかけて考えたのは、撮る側の段取りでした。衣装は着せた瞬間から時間との勝負なので、先に全部セットしておかないと間に合いません。

  • 撮る場所は昼過ぎの窓際に固定する。夕方の照明下だと肌色が濁る
  • 背景になる部分を先に片付ける。洗濯物が写ると台無しになる
  • 衣装は撮影開始の直前まで着せない

この3つを決めておけば、着せてから5分で撮り始められます。うちの月齢フォトも、この段取りにしてから撮影がだいぶ楽になりました。

撮り終えたあと、この衣装はどうなるのか

買う前に一応考えたのが、撮影後の行き先です。来年は着られない、けれど1回しか着ていないので状態はきれい。選択肢は取っておくか、譲るか、売るか。

フリマアプリを覗いてみると、ベビーのハロウィン衣装は10月に入ると出品が増えて、11月には値崩れします。売るなら10月上旬に出すのが良さそうですが、うちは10月末に着せるので売るタイミングが合いません。実質、取っておくか誰かに譲るかの二択です。

結論としては、第二子の可能性を考えて1シーズンは保管することにしました。ただし80サイズの衣装を何年も押し入れに置いておく気はありません。3年経って出番がなければ処分する、という期限を先に決めておかないと、こういうものはずっと残ります。実際、うちの押し入れには結婚式の引き出物の箱が3年分たまっていて、それを反省しての判断です。

ちなみに保管するときは、ボア素材は圧縮袋に入れないほうがいい。毛が寝たまま戻らなくなります。畳んで不織布のケースに、防虫剤を1つ。それだけのことですが、来年出したときに使える状態かどうかはここで決まります。

結局いくらまで出すか

私の答えは、ベビーの1回きりの衣装なら3,000円までです。それ以上出すなら、同じ金額で背景布やライトを買ったほうが、来年以降も使えるぶん元が取れる。衣装は消えますが、撮影の環境は残ります。

これが3歳、4歳になって本人が「かぼちゃがいい」と言い出したら、話は変わると思います。本人が選んで、着たがって、脱ぎたがらない。そうなったら5,000円出す価値はある。今年は本人に選択権も記憶もないので、親の自己満足のコストとして安く済ませる。そう決めました。

とはいえ、10月31日に息子がかぼちゃの格好で座っている写真は、たぶん10年後に見返します。2,000円台でそれが手に入るなら、悪い買い物ではないはずです。

この記事は季節行事の個別記事です。1年を通して何をやったかは子どもが生まれて変わった季節行事|1年目の記録にまとめています。

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