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絆創膏は「1箱あれば足りる」と思っていました。実際は違った。大人の指に合うサイズと、生後6ヶ月の子の手のひらに貼れるサイズは、全然別物なんですよね。うちの引き出しには長らくMサイズ相当のものだけが入っていて、いざというときに「大きすぎる」か「幅が足りない」かのどちらかになっていました。今は4サイズが混ざって入っている箱を1つ置いています。数を揃えるより、サイズを揃えるほうが先だった、という話です。
指の関節に貼ったら、半日でめくれた
きっかけは、私が包丁で左手の人差し指を切ったことでした。第一関節のすぐ下、ちょうど曲げ伸ばしする位置。手元にあったのは幅19mm×長さ72mm前後の、いわゆる標準サイズだけです。
これを普通に巻いて貼ったら、キーボードを打っているうちに角が浮いてきました。指を曲げるたびに端が引っ張られるので、半日ももたない。夕方には片側がぺろっとめくれて、袖に引っかかる状態です。関節にかかる位置は、テープ部分が「まっすぐな長方形」だと構造的に厳しい。当たり前の話なんですが、実際に自分の指でやってみるまで考えたことがなかった。
逆に、妻が指先のささくれを保護したいときには同じサイズが明らかに大きい。爪の先まで覆ってしまって邪魔になるので、結局使わずに終わる。1サイズしか無いと、こういう「使えるけど使いたくない」場面が地味に積み上がっていきます。
大きいのを切って使ったら、そこが一番早くはがれた
一度、大きいサイズをハサミで半分に切って使ったことがあります。これは失敗でした。
市販の絆創膏は、テープの端の処理まで含めて形が決まっています。切ると当然その断面はむき出しの直角になる。角が四つ増えるわけで、その角が服や髪に引っかかって、そこから順番にめくれていきました。しかも切った側は粘着面の縁がむき出しになるので、切り口にゴミが付きやすい。清潔に使いたい場面で、自分から不衛生な方向に持っていってしまっていた。
それ以来、切って調整するのはやめました。最初から用途に合う大きさが箱に入っている状態を作るほうが早いし、確実です。
4サイズ混在の箱を1つ置くことにした
そこで買い直したのが、BAND-AID(バンドエイド) 救急絆創膏 肌色タイプ 4サイズ 50枚です。サイズ違いが最初から混ざって50枚入っているタイプ。指の腹に使う小さめ、関節に巻く細長いもの、面で覆う大きめ、と1箱でひととおり片付きます。
選んだ理由は単純で、我が家の使用場面が完全にバラバラだからです。実際に半年ほどで使った内訳を思い出すと、こうなります。
- 私の指先・指の腹の切り傷(月に1〜2回、料理と工作)
- 妻の靴ずれ(新しい靴を下ろした週にまとめて3〜4枚)
- 子どもが家具の角に手をぶつけたときの小さな擦り傷
それぞれ必要な大きさが違う。サイズ別に3箱買って3箱とも中途半端に余るくらいなら、混在1箱のほうが引き出しの中も片付きます。値段も私が買ったときは数百円台でした(価格は変動します)。
肌色タイプにしたのは、私が在宅とはいえオンライン会議で手元が映ることがあるからです。白いテープが指に巻いてあると意外と目に入る。派手さがないだけで気は楽になります。
置き場所は3ヶ所に分けた
箱ごと1ヶ所にまとめておくと、結局取りに行くのが面倒で放置されます。うちは50枚のうち10枚ほどを抜き出して、洗面所の棚、キッチンの引き出し、妻の通勤バッグの3ヶ所に分散させました。本体の箱はリビングの救急箱の中。
キッチンに数枚あるだけで行動が変わります。指を切ったその場で貼れるので、血が付いたまま家の中を移動しなくて済む。子どもを抱いたまま洗面所まで往復する必要もない。分けるコストはほぼゼロなのに、効果は分かりやすかったところです。
防水タイプは別枠で少しだけ持っている
水仕事や入浴で使うなら、防水をうたったタイプが別に売られています。うちも1箱だけ、キッチンの引き出しに分けて置いています。皿洗いのあいだ濡らしたくないときや、湯船に入る前に貼り替えるときに使う想定。
ただこれは常用していません。密着する分だけ蒸れやすいと感じますし、はがすときのテープの強さも違う。日常の大半は通常タイプで足りるので、防水は「水に触れると分かっている場面用」の予備、という位置づけにしています。この記事の主役はあくまで4サイズの箱のほう。
貼りっぱなしにしないルールだけ決めた
運用で決めたのは一つだけで、濡れたら替える、1日1回は替える。それだけです。汗をかいた日や、食器を洗ったあとは、乾いていても交換する。
これを決めた理由が、肌色タイプの短所そのものでした。目立たないので、貼ったことを忘れるんです。指に貼ったまま丸2日経っていて、はがしたら周りの皮膚がふやけて白くなっていたことがありました。目立たないのは利点であると同時に、こういう抜けを生む。今は洗面所のコップの横に箱を置いて、朝の歯磨きのタイミングで確認する流れにしています。
子どもに貼るときはもっと慎重になりました。生後6ヶ月だと何でも口に入れるので、手や指に貼ったものが自分ではがれて口に行く可能性がある。だからうちは、子どもの手に貼ったときは目を離さない範囲でしか使わない、というのを妻と決めています。寝かせるときは基本的に貼らない。このあたりは絆創膏の性能というより、単純に運用の問題です。
気になっているところ
不満もあります。まず枚数のバランス。4サイズ入りは便利ですが、内訳が自分の使い方と一致するとは限らない。うちは細長いタイプの消費が速くて、そこだけ先に無くなります。残ったサイズが箱に取り残されるのは、混在タイプの宿命かもしれません。
それから、部位によってはやっぱりはがれる。かかとや指の関節、手のひらの縁のように、皮膚が大きく動く場所は通常タイプだと持ちが悪いです。ここは商品の出来というより形状の限界で、どうしても必要なら伸縮性の高いタイプを別に用意するしかない。あと、細かいことですが袋の切り口が指先だと開けにくい。切ったほうの手だと余計に苦戦します。片手で開けようとして袋ごと落としたことが何度かあって、あれは地味に困る。
もうひとつ、これは箱の使い方の話ですが、残り枚数が見えません。中でサイズが混ざっているので、どのサイズがあと何枚あるのか、開けて数えないと分からない。私は棚卸しのタイミングでまとめて数えることにしましたが、毎回やるのは正直面倒です。サイズ別に小分けされた箱にはこの点だけ負けている。
最後に
絆創膏でどうにかなるのは、あくまで浅い擦り傷や小さな切り傷の保護までです。傷が深い場合、出血がなかなか止まらない場合、汚れが入り込んでいる場合、動物に咬まれた場合などは、自己判断せず医療機関を受診してください。とくに子どもは自分で説明できないので、迷ったら見てもらうほうが早い。
そのうえで、日常の小さな傷に対して「合うサイズがすぐ出てくる」状態は、思っていたよりストレスを減らしてくれました。50枚を使い切るのに何ヶ月かかるか分かりませんが、少なくとも切って角を作る作業からは解放されています。
この記事は日用品の個別レビューです。何をどこまでストックするかは日用品のまとめ買い|何をどこまでストックするかにまとめています。

