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今年の6月、初めて父の日を「もらう側」として迎えました。息子は生後3ヶ月。当然、本人は何も分かっていません。妻が代わりに何か用意してくれるのかと少し期待していましたが、その日は息子が朝から泣き通しで、気づいたら夜でした。
5月の母の日も似たような感じです。私が花を買って帰っただけで終わりました。子どもが小さいうちの母の日と父の日は、こういうものなんだと思います。それでも来年に向けて考えていることがあるので、書いておきます。
誰から誰への贈り物なのか、が曖昧になる
まず整理が必要だったのが、贈る相手が複数いることでした。子どもが生まれると、母の日と父の日の登場人物が一気に増えます。
私から妻へ。妻から私へ。私から自分の母へ。妻から自分の父へ。さらに、私から義母へ、妻から義父へ。6方向あります。去年までは、自分の親に何か送るかどうかだけの話でした。
この6方向を全部やろうとすると、5月と6月が贈り物の月になります。金額も手間も現実的ではない。うちは夫婦間と、双方の実家への1つずつに絞りました。義実家への分は、それぞれが自分の親を担当する。この分担にしたら、揉めなくなりました。
子ども本人は、まだ何もできない
「子どもから親への贈り物」という体裁を取りたくなりますが、生後3ヶ月にできることは何もありません。絵も描けないし、手紙も書けない。
今年やったのは、手形足形を取ることでした。インクを使わずに、専用のスタンプパッドで紙に押すタイプのもの。これが思ったより難しくて、息子は手をずっと握っているので、指を1本ずつ開かせる必要がある。開かせたら泣く。泣いている間に押す。5回やって、まともに形になったのは1枚だけでした。
それでも、その1枚は残ります。実際に取ってみて分かったのは、手形足形は贈り物というより記録だということです。もらった側が飾るかどうかより、そのサイズが残ることに意味がある。今年の6月の足形は、たぶん来年見返したら信じられないくらい小さいはずです。
来年の父の日には1歳2ヶ月になっているので、握った手を開かせる苦労は減るかもしれません。代わりに、じっとしていないという別の問題が出てくると思います。
祖父母への贈り物とは、性質が違う
自分の親に贈るものと、夫婦間で贈るものは、選び方が全然違うと感じました。
祖父母への贈り物は、極端に言えば孫の写真が入っていれば何でも喜ばれます。実際、今年の母の日に私の母に送ったのは花と写真だけでしたが、写真のほうを何度も見返したと後で聞きました。
一方、夫婦間はそうはいきません。妻に「息子の写真」を渡しても、毎日見ている写真です。ここで必要なのは記念品ではなく、実用品か、そうでなければ時間だと思っています。今年の母の日に妻に一番喜ばれたのは、午後3時間、息子を預かって外出させたことでした。物ではなかった。
実用品を選ぶことにした
来年の父の日に向けて、というより自分の父への贈り物として検討しているのが、実用品です。今年は花にしましたが、正直あまり使い道がない。
候補にしているのは、刺繍入りのタオルです。綿100%のバスタオルにメッセージが刺繍されているタイプで、メッセージカードが付いてくる。値段は3,000円前後のものが多い。
選んだ理由は単純で、タオルは何枚あっても困らないからです。実家の父は物欲がなく、毎年「何もいらない」と言います。そういう相手には、消耗品に近いものが一番無難だと思っています。
ただ、この手の商品には引っかかる点もあります。刺繍のメッセージが、人によっては照れくさい。「よくできた父です」みたいな文言が入っていると、来客時に出せないという声もありそうです。うちの父は笑って使うタイプだと思っていますが、相手を選ぶのは間違いない。
それと、刺繍入りのタオルは洗濯を繰り返すと刺繍部分が硬くなります。糸が縮んで、その部分だけゴワつく。毎日使うバスタオルとしては、そこが弱点です。実用品として選んだのに、実用性が少し落ちるという矛盾はあります。
贈るときは、写真を1枚同封するつもりです。タオル単体だと味気ないですが、孫の写真が入っていれば、たぶん父が喜ぶのは写真のほうです。
金額の相場は、あまり気にしないことにした
父の日や母の日の贈り物の相場は、3,000円から5,000円くらいという話をよく見かけます。ただ、これも家庭によってまったく違うはずです。
うちの実家は、そもそもこの手の行事に無頓着でした。私が学生の頃に母の日のカーネーションを買っていったら、母が驚いていた記憶があります。逆に妻の実家は毎年きちんとやる家で、義母は自分の母親に必ず何か送っていると聞きました。
この差があるので、金額を横並びにする意味はないと思っています。大事なのは、去年と同じくらいの水準を続けられるか。初年度に高価なものを贈ると、翌年から下げにくくなる。これはお年玉と同じ構造です。
渡すタイミングの問題
もう1つ、地味に困ったのが渡し方でした。うちの実家は電車で1時間半、妻の実家は新幹線で3時間の距離にあります。5月と6月に両方へ顔を出すのは、生後3ヶ月の子を連れては現実的ではありませんでした。
今年はどちらも配送にしました。ネットで注文して直接送る形です。楽ではあるんですが、箱が届くだけだと味気ない。母から「届いたよ」とメッセージが来て、それで終わりました。
来年は、送る前日に電話を1本入れるようにしようと思っています。何が届くかを言う必要はなくて、「明日届くから」だけでいい。物より、そのやりとりのほうが本体な気がします。今年それをやらなかったのは、単純にそこまで気が回らなかったからです。
ちなみに、母の日は5月の第2日曜、父の日は6月の第3日曜と日付が毎年動きます。うちはカレンダーに繰り返し予定を入れて、2週間前に通知が来るようにしました。配送で贈るなら、2週間前が動き出しの目安です。母の日直前は花の配送が混みます。
来年の父の日にやりたいこと
来年の6月、息子は1歳3ヶ月になっています。歩いていて、単語がいくつか出ているかもしれない。
やりたいのは、手形足形をもう一度取ることです。今年の3ヶ月のものと並べて、1年でどれだけ大きくなったかを見る。毎年同じことを繰り返して、10年分並べたら面白いはずです。これは月齢フォトと同じ発想で、比較できる形で残すことに価値があると思っています。
贈り物としては、たぶん今年と大差ないものを選びます。それでいいと思っていて、母の日と父の日は毎年来るので、1回1回に力を入れすぎると続きません。無理のない範囲を最初に決めておく。子どもが生まれてからの行事は、だいたいこの結論になります。
それと、夫婦間については物をやめる方向で考えています。今年の母の日に一番効いたのが「1人で出かける3時間」だったので、来年もそれでいい。育児中に一番足りないのは物ではなく時間で、それは渡す側にとってもコストがかかる。だからこそ贈り物として成立するんだと思います。
この記事は季節行事の個別記事です。1年を通して何をやったかは子どもが生まれて変わった季節行事|1年目の記録にまとめています。

