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夕方の17時、息子のミルクを作りながら「今日、自分は何を飲んだっけ」と考えて、朝のコーヒー1杯しか思い出せませんでした。息子が何ml飲んだかは母子手帳アプリに全部記録してあるのに、自分のほうは記録どころか記憶もない。
これは一度ちゃんと測ってみるべきだな、と思いました。理屈っぽい性格なので、感覚で「足りてない気がする」と言っているのが気持ち悪かったんです。それで1週間、自分が1日に何ml飲んだかを全部記録してみました。その結果と、そのあと導入した1リットルの水筒の話を書きます。
1週間、飲んだ量をメモした
やり方は単純で、スマホのメモアプリに飲むたび数字を足していくだけ。コップ1杯は測ったら約200mlだったので、コップは一律200mlとして数えました。味噌汁やスープは含めていません。飲み物だけです。
結果は日によってばらつきましたが、いちばん少なかった水曜が650ml、いちばん多かった土曜が1,700ml。7日間の平均は1,150mlでした。想像していたより少なかった。
面白かったのは曜日ではなく、在宅で仕事をしている日と外に出た日の差でした。外に出る日はコンビニでペットボトルを買うので、それだけで500ml入る。逆に一日中家にいる日ほど少ない。台所まで行けば水はあるのに、席を立たないから飲まない。
もう1つ、13時から17時のあいだが完全に空白でした。午前中はコーヒーを飲むし、夕方以降は麦茶を飲む。その真ん中、いちばん仕事に集中している時間帯に何も飲んでいない。ここを埋めればいいんだな、というのが1週間の結論でした。
コップだと、飲んだ量が分からない
記録して分かったのは、量そのものよりコップという単位では自分の摂取量が把握できないということでした。
コップは飲み終わると空になります。空になったコップを見ても、今日それを何回繰り返したかは思い出せません。1回か3回か。記録していた1週間だけは数えられましたが、毎日メモを取り続けるのは3日で面倒になりました。
そこで発想を変えて、朝に1リットルを満タンにして、夜にどれだけ減ったかを見る方式にしました。残量を見れば、その日どれだけ飲んだかが一目で分かる。カウントする必要がありません。
要するに、記録するのをやめて見える化に振ったということです。息子の授乳量をアプリに入力し続けられているのは、あれが3時間おきという決まったタイミングで発生するからで、自分の水分は発生タイミングが不規則すぎて記録が続きませんでした。続かない仕組みを根性で回そうとしても無理なので、器のほうを変えたほうが早い。
買ったのは1リットルのステンレスボトル
選んだのはアトラスの真空断熱ステンレスマグボトル、WENS AWPB-1001OGYという1リットルのモデルです。保冷と保温の両方に対応していて、コップなしの直飲みタイプ。決め手は口が広くて洗いやすいことでした。
比較したものも書いておきます。同じアトラスの1Lにはハンドル付きでスポーツドリンク対応のモデルがあって、持ち歩く前提ならこちら。オルゴの学童用ステンレス水筒1Lは保冷専用でワンタッチの直飲み、片手で開けられるのが強みです。サーモスの真空断熱ケータイマグ1Lには食洗機対応のモデルがあり、洗う手間を最優先するならここが本命だと思います。
楽天ではサーモスの真空断熱スポーツボトルが800ml・1L・1.5Lの3サイズで3,980円でした。価格は変動するので執筆時点の目安です。1.5Lという選択肢もありますが、私は満タンの重さで諦めました。理由は後述します。
デスクの上に置く、朝に満タンにする
運用は2つだけ決めました。朝、コーヒーを淹れるついでに満タンにすること。そして台所ではなくデスクの上、モニターの右横に置くことです。
置き場所が全てでした。台所に置いていた最初の2日は、ほとんど減りませんでした。飲むために立ち上がる必要があるからです。視界に入る位置に置いた3日目から、明らかに手が伸びるようになりました。ビルドが走っている30秒とか、Slackの返信を待っている間とか、そういう半端な時間に無意識で口をつけている。
導入後にもう1週間測ってみたら、平均1,900mlになっていました。増えたぶんが必要だったのかは分かりません。ただ、13時から17時の空白は埋まりました。夕方に喉がカラカラだと気づく回数は減ったように感じています。
ちなみに1日に必要な水分量については、目安として紹介されている数字はいくつかあるものの、体格や気温、運動量、食事から摂る水分の量で変わるとされています。だから「1日◯リットル飲むべき」という書き方はしません。私がやったのは、自分の実測値を知って、極端に少ない時間帯を埋めただけです。持病があったり水分制限を受けていたりする場合は、自己判断で量を増やす前に医師に相談してください。
1リットルは重い、パッキンは面倒
不満も出ています。
まず重さ。本体が約440g、そこに水を1リットル入れると1.4kgを超えます。片手で持ち上げて傾けて飲むのが、朝いちばんの満タン状態だとけっこうつらい。手首に来ます。半分まで減ればどうということはないんですが、1.5Lにしなくてよかったと本気で思いました。
洗うのも手間です。私の買ったモデルは食洗機に対応していません。毎晩、本体をスポンジで洗って、フタを分解してパッキンを外して、パッキンの溝を指でこする。この作業が1日1回、毎日発生します。3日ほどサボったらフタの裏に匂いが出ました。買うときに食洗機対応かどうかを確認しなかったのは、はっきり失敗だったと思っています。次に買うならそこを最優先にします。
直飲みの口が広いのも、洗いやすさと引き換えです。急いで飲むと勢いがつきすぎて、口の端から垂れる。在宅で作業しながら飲んでいると、キーボードの手前に数滴落ちていることがあります。
保温側もクセがあります。朝にコーヒーを入れて数時間放置すると、飲もうとしたときにまだ熱い。真空断熱が優秀すぎて、猫舌には向きません。私はもう水と麦茶専用にしました。
あと単純に、場所を取ります。高さが27cmくらいあるので、デスクの上ではそれなりの存在感。モニターアームの支柱の横にちょうど収まったからよかったものの、狭い机だと置き場所に困ると思います。
子どもが手を伸ばす日が来た
最近いちばん困っているのがこれです。
息子を膝に乗せてデスクにいると、銀色の筒に手が伸びる。まだ握力は弱いんですが、押されると倒れます。実際に一度、床に落として派手な音を立てました。本体には目立たない程度のへこみが1つ。ステンレスなので割れはしませんが、フローリングのほうが心配です。
今はデスクの奥側、モニターの向こう寄りに置き場所を変えました。少し取りにくくなったぶん、飲む回数がわずかに減った気もします。子どもがいる家では、置き場所は理想と安全の折衷になるということです。
最後に
1週間の記録でやったのは、平均1,150mlという数字を1つ手に入れただけです。それでも、感覚で語らずに済むようになったのは大きかった。
水筒そのものは重いし洗うのは面倒だし、子どもには倒されます。それでも残量というかたちで「今日どれだけ飲んだか」が常に見えているのは、記録アプリより続く仕組みでした。
この記事は食まわりの個別記事です。育児中の自分の食事をどう立て直したかは育児中の自分の食事|後回しにした結果どうなったかにまとめています。

