服を減らす|クローゼットを子ども優先にした

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生後6ヶ月までに、子どもの服が何着増えたか数えました。肌着とロンパースとカバーオールを合わせて、手元にあるのが48着。半年でこれです。もらいものと、サイズアウトして退場したものを含めると、通過した総数はもっと多い。

一方で、うちのクローゼットの容量は1ミリも増えていません。2LDKの賃貸で、寝室のクローゼットが1つと、洋室に小さいのが1つ。ここに大人2人と子ども1人ぶんの服が入ります。物理的に無理が来ました。

子どもの服は、増えるだけでなく回転する

大人の服と決定的に違うのが、サイズが変わることです。60サイズを着ていたのが、3ヶ月で70になり、そのうち80になる。

つまり、今着ている服と、次のサイズの服と、サイズアウトして保管しているものが同時に存在します。うちの場合、今使っている70サイズが20着ほど、次に備えた80サイズが十数着、サイズアウトした60サイズが箱に十数着。

サイズアウトしたものをすぐ処分できないのが厄介でした。二人目のことを考えると取っておきたいという気持ちがあるし、状態のいいものは人に譲る可能性もある。判断を保留しているものが、そのまま場所を取り続けます。

それに加えて、季節ものがあります。夏に着る薄手のものと、冬用の厚手のもの。子どもは1年で体格が大きく変わるので、去年のものが使えるかどうかも分からない。大人の服より、子どもの服のほうが場所を必要とするというのは、住んでみるまで分かりませんでした。

自分の服を減らすのが、いちばん早かった

解決策として最初に考えたのは、収納家具を足すことでした。チェストを1つ買えば入る。ただ、2LDKに家具を1つ増やすと、床面積が減ります。子どもがハイハイを始める時期に、床を狭くする判断はしたくなかった。

次に考えたのが、収納方法の工夫です。ハンガーの間隔を詰める、仕切りを入れる。これも試しましたが、稼げたのは1割くらいでした。

結局、一番効いたのは自分の服を減らすことでした。妻の服を減らすわけにはいかないし、子どもの服は減らしようがない。減らせるのは私の服だけです。

幸い、というべきか、私の服には減らす余地がたくさんありました。4年前に買って着ていないもの、生活が変わって使わなくなったもの、サイズが合わなくなったもの。ざっと見て、半分は1年以上着ていないものでした。

捨てる前に、一度退避させる

ただ、いきなり捨てるのは怖いんですよね。「捨てたあとに必要になったら」と考えると手が止まる。私は一度それで挫折しました。

そこで、段階を挟むことにしました。捨てるかどうか決められないものを、圧縮袋に入れてクローゼットの上の棚に上げる。物理的にクローゼットの使用可能な空間からは出すけれど、家からは出さない。

この方式なら、判断を先送りにできます。しかも、先送りにしている状態が可視化される。棚の上に袋が乗っているのを見れば、「まだ決めていないものがある」と分かります。

使っているのは、ファスナーを閉めて空気を抜くタイプの圧縮袋です。掃除機が要らないものにしました。掃除機を持ち出す手間があると、たぶんやらないので。

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実際に使ってみると、厚手のものは体積が半分以下になります。私は冬物のセーターとダウンを入れたんですが、袋4枚ぶんが棚の1段に収まりました。

不満点も書きます。まず、圧縮しすぎるとシワが深く入ります。私はダウンを強く圧縮して、出したときに膨らみが戻るまで数日かかりました。ダウンは長期間強く潰さないほうがいいという説明も見かけたので、次からは緩めにしています。

それと、ファスナー部分に生地を挟むと空気が漏れます。半年後に見たら、1袋だけ膨らんでいました。閉めるときにファスナーのラインを指でなぞって確認するようにしています。

あとは、中身が見えにくいこと。私は透明なタイプを選びましたが、圧縮すると重なって何が入っているか分かりません。付箋に品目を書いて外に貼るようにしました。

1年着なかったら手放す、という基準にした

退避させた服をどうするか。ここで基準を決めました。1年間、一度も袋から出さなかったものは手放す

1年にしたのは、四季を一周させるためです。半年だと、季節が合わなくて着なかっただけかもしれない。1年あれば、その服を着る季節が必ず一度は来ます。

圧縮袋に入れた日付を、袋の外に書いています。1年後にその日付を見て、一度も開けていなければ処分する。開けた形跡があるなら、それは必要だったということでクローゼットに戻す。

この基準の良いところは、感情が入らないことです。「気に入っているけど着ていない」という服は、たいてい今後も着ません。それを自分で認めるのは難しいので、機械的なルールに任せています。

実際、最初の判定日が来たときに手放したのは11着でした。うち3着は、正直まだ迷いがありました。それでもルールどおりに処分して、半年経った今、その3着のことを思い出せません。それが答えなんだと思います。

手放し方は、手間の少ない順に

処分の方法も決めておきました。手間がかかる方法を選ぶと、そこで止まるからです。

状態がよくてブランドが分かるものは、宅配買取に出します。段ボールに詰めて送るだけ。値段は期待していません。11着送って合計で3,000円ちょっとでした。時給換算すると割に合いませんが、捨てるよりは気が楽です。

それ以外は、自治体の資源回収に出しています。うちの地域は月に2回、古布の回収日があります。袋に入れて出すだけ。

フリマアプリも一度やりましたが、私には向きませんでした。写真を撮って、説明を書いて、値段を決めて、質問に答えて、売れたら梱包して発送する。1着あたり30分以上かかる。育児中にこの時間は捻出できませんでした。

時間をかけずに手放せる方法を先に決めておかないと、処分予定の服が部屋の隅に積まれたままになります。私は一度それをやって、紙袋が2ヶ月間玄関に置きっぱなしでした。

クローゼットの主導権を、子どもに渡した

半年かけて、私の服はハンガー10本ぶんと引き出し2段に収まりました。空いた場所には、子どもの今のサイズの服と、次のサイズの服が入っています。

この一連の見直しで学んだのは、収納は足し算ではなく引き算だということでした。入れるものを増やす前に、出せるものを探す。当たり前の話なんですが、自分の服を減らすという選択肢に行き着くまでに、けっこう時間がかかりました。

服そのものの話をすると、この半年で買ったのは家で洗えるジャケット、動きやすいパンツ、軽いスニーカー、上下セットの部屋着、あとは消耗品のTシャツと靴下くらいです。買った数より、手放した数のほうがはるかに多い。

子どもが大きくなれば、服の量も置き場所の必要量も、また変わります。そのときに困らないように、今のうちに減らしておく。1年着なかったら手放す、という基準だけは当面続けるつもりです。

この記事は服まわりの個別記事です。何をどう買い替えてきたかの全体は育児中の服選び|4年で買うものが変わったで振り返っています。

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