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去年までの私は、屋外にいる時間が週に30分もありませんでした。在宅勤務で、買い物はまとめて週1回。日焼け止めなんて考えたこともなかった。
子どもが生まれて、それが週5時間くらいになりました。朝の散歩、夕方の公園、休日の外出。7月の終わりに、腕と首の後ろだけがはっきり焼けているのに気づいて、対策を考え始めました。
屋外にいる時間が、10倍になっていた
まず、実際にどれくらい外にいるのか記録してみました。1週間ぶんです。
平日は、朝に30分ほどベビーカーで近所を1周します。これは子どもの生活リズムを作るためで、天気が悪い日以外はやっている。夕方にもう30分。土日は公園や買い物で、1日2時間から3時間。合計すると週5時間から6時間でした。
時間帯も問題でした。朝の散歩は8時前後、夕方は16時から17時。夏場だとこの時間でも紫外線量はそれなりにあります。一般に紫外線が強いのは10時から14時と言われることが多いですが、その前後がゼロになるわけではありません。
焼けていたのは、腕の外側と、首の後ろと、耳でした。首の後ろは、ベビーカーを押すときにうつむき加減になるので、そこに直接当たります。自分では見えない場所なので、妻に言われて気づきました。
SPFとPAの数字を、いちおう調べ直した
数字の意味を理解しないまま高い数値のものを買うのは気持ち悪かったので、一度整理しました。
SPFは主にUVBに対する指標で、数値が大きいほど防御の程度が高いとされています。PAはUVAに対するもので、プラスの数で表される。日本の表示ではSPFは50+が上限、PAは++++が上限です。
大事だと思ったのは、SPFの数値が「時間の長さ」を保証するものではない、という点でした。よく「SPF1あたり20分」といった説明を見かけますが、これは試験条件での話で、実際の使用ではそのとおりにはならないとされています。汗や摩擦で落ちるので。
それと、規定量を塗らないと表示どおりの性能は出ない、というのも見落としがちな点でした。試験は決められた量を塗って測定しているので、薄く塗れば当然その通りにはならない。私は今まで、明らかに少ない量しか塗っていませんでした。
2時間ごとの塗り直しは、育児中には無理だった
調べると、だいたい2時間おきの塗り直しがすすめられています。これを公園でやろうとして、無理だと分かりました。
理由は単純で、手が空かないからです。子どもが動き回っている横で、チューブから出して手のひらに広げて、腕と首と顔に伸ばす。この30秒から1分のあいだ、目を離すことになります。生後6ヶ月の今はまだベビーカーにいますが、歩き始めたら確実に無理です。
それと、手がべたつくのが致命的でした。塗った直後の手で子どもを触りたくない。かといって公園に手を洗う場所が必ずあるわけでもない。ウェットティッシュで拭いても、完全には落ちません。
この2つを解決する形として、私が選んだのがスティックタイプでした。
スティックタイプにしたら、塗り直しが5秒になった
いま使っているのは、繰り出して直接肌に塗るスティックタイプの日焼け止めです。SPF50+、PA++++、ウォータープルーフ。15グラムで2,000円弱でした。
いいところは、手が汚れないことです。腕に直接転がして、そのまま終わり。首の後ろも、鏡を見なくても手の感覚で塗れます。ポケットに入るサイズなので、ベビーカーのポーチに入れっぱなしにしています。
塗り直しにかかる時間は5秒くらい。これなら、子どもを見ながらでもできます。回数が増えたのが一番の変化でした。以前のチューブタイプは、家を出る前に1回塗って終わり。今は外出中に2、3回足しています。
不満点を書きます。まず、量の感覚がつかみにくい。スティックは何回転がせば十分なのか分かりません。私は往復で4回くらい転がしていますが、規定量に届いているかは正直分からない。ここはチューブのほうが管理しやすいです。
それと、顔に使うときに凹凸のあるところが塗りにくい。小鼻の脇や、目のまわり。私は顔だけはチューブタイプを別に使って、屋外での塗り直しにスティックを使う、という併用にしました。1本で完結はしていません。
あとは、夏場に車の中に置きっぱなしにすると柔らかくなります。一度、暑い日に鞄の中で先端が変形しました。保管場所は気をつけたほうがいいです。
子どもとの兼用は、しないことにした
同じものを子どもにも使えれば楽なんですが、私はやめました。
赤ちゃんの肌は大人と状態が違うので、専用に作られているものを使ったほうがいいと考えたからです。実際、店頭には赤ちゃん向けと明記された商品が別に並んでいます。成分や使用感が調整されているという説明を見かけました。
それと、うちの場合は生後6ヶ月ということもあって、まず日焼け止めより日陰と時間帯で対処する方針にしています。ベビーカーの幌を下ろす、日傘を使う、10時から14時は極力外に出ない。妻とそう決めました。
子どもに何かを塗る前に、かかりつけの小児科で相談したほうが確実だと思っています。うちも予防接種のときに一度聞きました。肌に何か症状が出た場合は、自己判断で続けず皮膚科や小児科で相談してください。私も、腕に赤みが出て使うのをやめた製品が過去にあります。
落とし方を決めておかないと、続かない
塗ることばかり考えていて、落とすほうを軽視していました。ウォータープルーフのものは、普通に洗っただけでは落ちにくいことがあります。
私が使っているスティックは、石けんで落とせると書いてあるタイプでした。ここは購入前に確認したポイントのひとつです。クレンジングが必要なものだと、風呂での工程がひとつ増える。前の記事でも書きましたが、工程が増えると私は続きません。
ただ、石けんで落とせると書いてあっても、腕の毛が生えているところは残りやすい印象があります。私は塗った日は、腕を意識してしっかり洗うようにしています。ここを雑にすると、翌朝に肌がざらつく感じが残ることがありました。
それと、服につくと落ちにくいです。白いTシャツの袖口に、日焼け止めが付いて黄色っぽくなったことがあります。日焼け止めの成分と洗剤が反応して変色することがあるらしい、という話を見かけました。塗ってから服を着るまでに少し時間を置くようにしています。
子どもを抱っこすると、私の腕が子どもの肌に直接触れます。塗ってすぐ抱くと移るので、そこも数分空けるようにしました。細かい話ですが、こういう運用を決めておかないと、結局面倒になって塗らなくなります。
結局、いちばん確実なのは服と帽子だった
半年やって思うのは、日焼け止めは補助であって、主役は物理的に遮ることだということです。
私はつばの広い帽子を1つ買いました。1,500円くらいのもの。これで顔と首の後ろがかなりカバーされます。塗り直しが要らないし、忘れることもない。
腕は、夏でも薄手の長袖を着るようにしました。UVカットを謳っている生地のものだと、風通しがよくて意外と涼しい。半袖に日焼け止めを塗り直し続けるより、長袖を着るほうが確実で楽でした。
この結論に行き着いてから、日焼け止めを使う場所は顔と手の甲だけになりました。塗る面積が減れば、塗り直しの手間も減ります。道具を足すより、そもそも塗らなくていい状態を作るほうが早い、というのはスキンケア全般に言えることかもしれません。
この記事は服まわりの個別記事です。何をどう買い替えてきたかの全体は育児中の服選び|4年で買うものが変わったで振り返っています。

