家庭の救急箱|中身と置き場所を決める

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救急箱がないと、いざというときに探す時間が発生します。うちはそれで一度、深夜に15分ほど無駄にしました。子どもが寝返りで柵に手をぶつけて泣いたとき、絆創膏がどこにあるか誰も即答できなかった。洗面所の棚か、キッチンの引き出しか、リビングの引き出しか。全部あたって、結局出てきたのは寝室のクローゼットの紙袋の中でした。その翌週に箱をひとつ買って、中身と置き場所を決め直したという話です。

分散していると、家族の誰も全体を把握できない

それまでうちの医療系の物は、少なくとも4ヶ所に散らばっていました。妻が買ってきた常備薬、私が防災用に買ったガーゼ、出産前後にもらったもの、旅行の残り。それぞれ置いた人しか場所を知らない。

これの何が困るかというと、自分が動けないときに詰むんですよね。私が体調を崩して寝込んだ日、妻に「体温計どこ」と聞かれて答えられなかった。逆も同じです。家に2人しか大人がいない以上、両方が同じ地図を持っていないと機能しない。箱をひとつに決めるのは、収納の話というより情報共有の話でした。

3段でロックが付いているものを選んだ

買ったのはEast Leaf 救急箱 薬箱 薬ケース 3段 トレイ付き 透明ふた ロック付き 取っ手付き 収納ボックス 家庭用 常備薬 整理 ホワイト 大サイズです。条件は3つだけ決めていました。段が分かれていること、フタが透明で中が見えること、ロックが付いていること。

段が分かれているのは、使用頻度で層を分けたかったからです。全部が一段に入っていると、上の物をどけないと下に届かない。透明ふたは、開けなくてもだいたいの中身が分かるのが利点。ロックについては後述しますが、子どもがいる家では必須の条件でした。取っ手が付いているので、リビングに持ってくるのも片手でできます。

救急箱(プラスチック製) 46090(298X200X161MM) 1個 リッチェル 23-5111-00 プラスチック収納ボックス 安全用

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価格は私が買ったときで二千円台でした(価格は変動します)。家具ではなく、あくまで箱です。それ以上を期待するものではないと思っています。

段ごとに、入れるものを決めた

中身は使用頻度の順に上から並べました。今の構成はこうです。

  • 1段目(トレイ): 絆創膏の小袋、体温計、ピンセット、小さいハサミ
  • 2段目: 滅菌ガーゼ、サージカルテープ、包帯、消毒用の綿とアルコール綿
  • 3段目: 常備薬の箱、冷却シート、母子手帳と保険証のコピー、かかりつけ医と休日診療の電話番号を書いた紙

母子手帳と保険証のコピーを入れたのは、夜間に病院へ行く判断をしたとき、探す物を減らすためです。原本は別で管理していますが、コピーが箱に入っているだけで慌て方が変わります。電話番号は手書きの紙。スマホが手元にない前提でも読めるようにしました。

逆に、入れなかったものもあります。処方された薬は箱に入れません。用途も期限も人ごとに違うので、混ざると事故のもとです。うちは冷蔵庫の横に別のケースを置いて、そちらで管理しています。市販の常備薬と処方薬を同じ段に置かない、というのは最初に決めたルールのひとつ。

絆創膏そのものや体温計の選び方は、それぞれ別の記事に書きました。ここでは「箱の中にどう配置したか」の話に絞ります。

半年に1回、日付を決めて中を全部出す

運用でいちばん大事なのは、期限の管理でした。これは完全に失敗から学んでいます。

箱を作った数ヶ月後、子どもの擦り傷にガーゼを使おうとして袋を取り出したら、使用期限が2年以上前に切れていました。防災用に買い足したときに、古い在庫を捨てずに一緒に入れてしまっていたんです。しかも滅菌品なので、期限が切れていたら滅菌の保証はない。急いでいるときにそれに気づく、というのが最悪でした。

それ以来、6月と12月の第1日曜日に棚卸しをすることにしました。全部出して、期限を1つずつ見て、切れているものを処分する。カレンダーに繰り返し予定として入れてあるので、忘れません。所要時間は15分程度で、だいたいコーヒーを1杯飲む間に終わります。ついでに体温計の電源が入るかも確認します。買い足したものには、油性ペンで期限の年月を箱の側面に大きく書くようにもしました。小さい印字を老眼になる前から探すのは面倒なので。

ロックと、取り出しやすさの折り合い

置き場所は悩みました。子どもはまだ生後6ヶ月ですが、あと数ヶ月でつかまり立ちが始まります。薬の入った箱を手の届く高さに置いておくわけにはいかない。

今はリビングの棚の、床から約150cmの位置に置いています。大人は立ったまま片手で下ろせて、子どもは椅子に登っても届かない高さ。ロックが付いているので、万が一落ちても中身がぶちまけられる可能性は低い。ただ、ロックを過信はしていません。あれは子どもが絶対に開けられない機構ではなく、ワンアクション増やすだけのものだと考えたほうがいいです。高さとロックの二重にしているのは、そういう理由から。

一方で、緊急時に取り出せないと意味がありません。だから箱の手前には何も置かない、というルールにしました。棚のその一区画は救急箱専用で、他の物を積まない。妻にも「あそこだけは埋めない」と共有してあります。

気になっているところ

まず大サイズは、思っていたより場所を取ります。うちは最初、洗面所の吊り戸棚に入れるつもりで買いましたが、奥行きが足りずに扉が閉まりませんでした。数センチの話です。買う前に置き場所の内寸を測っておけばよかった、というのは完全に私のミス。結果的にリビングに置くことになって、今はそのほうが良かったと思っていますが、順番としては測ってから買うべきでした。

次に、仕切りとトレイの形が決まっているので、自由度は高くない。細長い物を入れようとすると余りますし、逆に厚みのある薬の箱は1段に何個も入らない。市販の小さなプラケースを足して、中で仕切りを作り直しました。

プラスチックの作りも、率直に言って価格なりです。フタの開閉は軽いけれど、金属の道具箱のような剛性はない。取っ手を持って振り回すような使い方には向かないと思います。持ち運ぶときは下から支えるのが安心。透明ふたも、中が見えるのは便利な反面、傷が付くと白くくもってきます。半年でうっすら擦り傷が入りました。実用上の問題はないですが、新品のきれいさは長く続かないと思っておいたほうがいい。

最後に

箱を用意しても、判断まではしてくれません。市販薬は添付文書や説明書に従って使ってください。飲み合わせや、子ども・妊娠中の使用など、少しでも判断に迷ったら薬剤師に相談するのが確実です。私も一度、常備薬の対象年齢を勘違いしていて、薬局で指摘されたことがあります。箱に入れておくと「うちにある物=使っていい物」と錯覚しがちなので、そこは意識して線を引くようにしています。

その前提で、家の中の医療系の物が1ヶ所に集まっていて、家族全員がその場所を知っている状態は、ちゃんと効きました。深夜に15分探し回ることは、少なくともなくなっています。

この記事は日用品の個別レビューです。何をどこまでストックするかは日用品のまとめ買い|何をどこまでストックするかにまとめています。

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