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ボタンを押すと音が鳴る絵本を、生後6ヶ月の子どもは自分では押せません。手のひら全体で触れて、たまたま鳴ることはある。ただ、その「たまたま」のあとの顔がいいんですよね。驚いて、少し止まって、もう一度手を出す。
音の出る絵本は、普通の絵本とは別のジャンルだと思っています。読むものではなく、押すと反応が返ってくる装置。この記事は、その装置としての性能の話です。電池、音量、耐久性。買う前に見ておけばよかった項目が、いくつかありました。
押すと鳴る、が分かるまでの過程を見ている
音の出る絵本の中心にあるのは、たぶん因果関係です。自分が何かをすると、世界が反応する。この結びつきを繰り返し確認できる仕組みになっています。
6ヶ月の今、その結びつきが成立しているようには見えません。手が当たって鳴る。驚く。また手を出す。ただし、狙って同じ場所を押しているかというと、そうでもない。偶然の再現を試みている段階に見えます。
それでも、音が鳴った直後に手が動く回数は、以前より増えました。因果関係を理解しはじめているのか、単に音に反応しているだけなのかは、私には分かりません。ここは断定しないでおきます。
いつごろ「押せば鳴る」と分かるようになるかは、個人差が大きい部分でしょう。うちの子がそうなったかどうかも、外から見て確実に判定する方法がない。できたかどうかを判定しようとしないほうが、見ていて楽です。
ボタンの硬さは、商品によってかなり違う
これは店頭で押し比べて驚いた点です。同じ「音の出る絵本」でも、ボタンの押し込み量と硬さが商品ごとに全然違う。
硬いものは、大人が指先でしっかり押さないと鳴りません。柔らかいものは、手のひらで触れるだけで反応する。0歳に渡すなら、当然後者です。ただ、柔らかいものは意図せず鳴りやすいので、カバンの中で鳴り続けるという別の問題があります。
我が家にあるのは、太鼓を叩く絵柄のもので、光と音が同時に出るタイプです。「光る 音でる 知育絵本 リズムにのってぽんぽんたいこ」という商品名でした。押す面が広いので、手のひらでも反応します。
不満は、光の部分です。暗い部屋だとかなり明るく光るので、寝る前には使えません。昼間のリビング専用になっています。明るさを調整する機能はありません。
音量調整がついているかどうかは、必ず見る
買う前に見ておくべきだったのがこれです。音の出る絵本には、音量を切り替えられるものと、できないものがあります。
我が家のものは、大小の2段階です。小さいほうにしても、夜のマンションでは少し気を使う音量でした。ゼロにはできないので、静かにしたいときは使わないという選択しかありません。
もっと困るのは、調整機能が一切ないタイプです。商品ページに音量の記載がないものは、たぶんついていない。書いていないことは「ない」と考えたほうが、期待値の設定を間違えません。
音の内容も差があります。単音のものと、メロディが流れるものと、人の声が入っているもの。うちで長く聞けているのは単音のタイプでした。メロディが繰り返されると、私のほうが先に参ります。
電池交換のしやすさは、寿命に直結する
音の出る絵本は、ほぼすべて電池式です。そして、電池が切れた瞬間から、ただの重い絵本になります。
裏面の電池ボックスは、たいていねじ止めです。子どもが勝手に開けられないためなので、これは必要な構造だと思っています。ただ、交換するときには小さいプラスドライバーが要ります。うちはリビングの引き出しに1本入れて、探す時間をなくしました。
使われている電池の種類も見ておくといいです。ボタン電池を使うものがあって、これは万一外に出た場合に非常に危険です。単4電池を使うタイプのほうが、その点では安心できると私は考えています。
もうひとつ、電池が切れかけたときの挙動があります。音が低く歪んだり、光が弱くなったりする。うちのはまだ切れていませんが、そうなったら早めに交換するつもりです。中途半端に鳴る状態が一番よくない気がしています。
ピアノ型の絵本は、もう少し先だと判断した
もう一段上の価格帯として、鍵盤がついた音楽絵本があります。楽天では3,300円前後で、鍵盤を押すと音が出て、曲も流せるタイプ。
見た目は魅力的でした。鍵盤という形が分かりやすいし、長く使えそうにも見える。ただ、鍵盤を1本ずつ押すには指を独立して使う必要があって、6ヶ月にはまだ無理です。手のひらで押せば複数の音が同時に鳴るだけになります。
0歳から使えると表記されている商品もありますが、それは「音を聞かせる分には」という意味だろうと受け取りました。本来の遊び方ができるのは、指が使えるようになってからです。
買うとしたら、1歳を過ぎてからだと思っています。それまでは、手のひらで押せる面が広いタイプのほうが、実際に触っている時間が長い。
失敗したのは、機能の多いものを選びかけたこと
最初に候補にしていたのは、ボタンが10個以上ついて、曲が20曲入っているタイプでした。機能が多いほうが長く使えるだろうという、単純な考えです。
やめたのは、店頭で押してみて、どのボタンが何なのか私が分からなかったからです。大人が把握できない数のボタンは、子どもにとっても区別がつかないはずで、結局どれを押しても何か鳴る、という状態になる。それなら3つで足ります。
それと、ボタンが増えるとその分だけ隙間が増えます。よだれや食べこぼしが入る場所が増えるということで、掃除の面でも不利でした。実際、うちのものでもボタンの縁に埃がたまります。
機能の数は、価格には効くのに、実際に使う量には効かない。おもちゃ全般で感じることですが、音の出る絵本では特にはっきり出ました。押す面が広くて、種類が少ないもの。今なら迷わずこちらを選びます。
本というより、耐久性のあるおもちゃとして見ている
半年使って気づいたのは、音の出る絵本が本棚ではなくおもちゃ箱に置かれていることでした。厚みがあって立たないというのもありますが、そもそも扱いが本ではありません。
ページはめくりますが、内容を読み聞かせたことはほとんどない。押して、鳴って、笑う。それだけです。それが悪いとは思っていなくて、この時期に一人で触れるものが1つあるのは、こちらの手が空くという意味でも助かります。
置き場所も、結局は取り出しやすさで決まりました。おもちゃ箱の一番上に置いてあるものが、その週いちばん使われる。奥に入れた時点で、存在しないのと同じになります。これは絵本でも同じでした。
耐久性は今のところ問題ありません。角が丸く、表面が拭ける素材なので、よだれがついてもタオルで拭いています。布のように洗えないのが唯一の弱点です。
音の出る絵本は、絵本の棚で選ぶとたぶん失敗します。私は途中から、おもちゃとして仕様を見るようにしました。そのほうが、押しやすさや音量といった実際に効く点に目が向きます。
この記事は知育の個別記事です。0歳から何をやって何をやめたかは0歳から始めた知育|やってよかったこととやめたことで振り返っています。

