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去年の10月31日、私は普通に仕事をしていました。12月25日も、たしか妻とケーキを買ってきて食べただけ。正月は実家に顔を出して終わり。夫婦2人だと、季節行事というのはその程度のものでした。飾りは1つも持っていません。
それが今年は違います。3月に息子が生まれて、いま生後5ヶ月半。10月のハロウィンで7ヶ月、12月のクリスマスで9ヶ月、正月には10ヶ月になる計算です。つまり今年の秋冬が、子どもと迎える最初の一巡目。8月末の今、何を買って何をやらないかを先に決めておかないと、たぶん毎回ギリギリで慌てることになる。そう思って、リストを作るところから始めました。
「やる側」に回ると、予算の話が先に来る
最初にやったのは、行事ごとの予算を紙に書き出すことでした。感情で買い始めると止まらなくなるのが目に見えていたからです。ハロウィン、クリスマス、年賀状、正月、節分、初節句。この6つで、初年度にかかる金額をざっくり見積もったら、何も考えずに全部そろえると10万円を軽く超えました。
特に効いたのが五月人形と写真スタジオです。五月人形は数万円から十数万円、スタジオ撮影は衣装込みのプランだと2万円〜4万円あたりが相場として紹介されていることが多い。この2つを両方フルでやると、それだけで予算の半分が消えます。
そこで方針を決めました。毎年繰り返し使うものにはお金を出す。1回で終わるものは削る。ツリーや正月飾りや収納は前者、衣装や当日のケーキは後者です。この線引きを先に引いたおかげで、その後の買い物の判断がかなり速くなりました。ツリーで1万円台を出すのは平気なのに、1回しか着ない衣装の3,000円で悩む。金額の絶対値ではなく、1回あたりいくらかで見ているからです。
ついでに言うと、初年度は「あとから買い足せるもの」を優先しました。ツリーだけ先に買ってオーナメントは後から足す、正月飾りは1つだけ買って様子を見る、というやり方です。全部を9月に決め切ろうとすると、確実にどこかで判断を間違える。実物が届いてから「これは我が家には大きすぎた」と気づくことは普通にあるので、追加できる余地を残しておきたかった。
クリスマスツリーは150cmで手を打った
最初は「せっかくだから180cm」と思っていました。賃貸2LDKのリビングは約10畳で、天井高は2.4m。180cmでも物理的には入ります。入るんですが、問題は置き場所ではなく息子の成長速度でした。
12月には9ヶ月。個人差はあるものの、つかまり立ちを始める子が出てくる月齢です。うちの子はいま寝返りで部屋を横断する段階まで来ていて、この勢いだと12月にはまず間違いなくツリーの脚につかまろうとする。180cmのツリーに9ヶ月の子がぶら下がったら、支柱の下が三脚だろうと倒れます。
150cmにしたのは、倒れないからではなく倒れたときの被害が小さいからです。上端が息子の頭より高くても、質量が軽ければ押し倒されたときに枝がクッションになる。あとは収納箱に入れて押し入れの上段に上げられるサイズ、という現実的な理由もありました。
選んだのはオーナメントなしのヌードツリーで、150cmクラス。枝の本数が多いタイプは見栄えは良いんですが、そのぶん折りたたんだときの体積が増えます。組み立ては枝を広げるだけで5分程度と説明されているものが多いものの、実際は「枝を1本ずつ整える」時間が別にかかるはずで、初回は30分は見ておくつもりです。
不満というか気になっている点も先に書いておくと、この価格帯のツリーはポール部分がプラスチックの継ぎ手であることが多く、何年も出し入れするとそこから緩んできます。5年は使いたいので、そこは覚悟しています。あと足元のスタンドが金属3本脚で、これが息子の足に当たると痛い。ツリースカートかブランケットを巻いて隠す予定です。
正月飾りは玄関ドアに掛ける形にした
我が家の玄関はたたきが1畳もなく、下駄箱の上は空気清浄機とアルコールで埋まっています。門松を置くスペースはありません。実家は毎年、玄関の外に鏡餅と門松を出していましたが、集合住宅の共用廊下に物を置くのは規約的にもグレーです。
結論としては、玄関ドアの内側に掛けるしめ縄リースにしました。マグネットフックで内側に掛ければ、原状回復の心配もない。10ヶ月の息子が手を伸ばす高さは、つかまり立ちしても床から110cmくらいまでなので、目線の高さより上に掛ければ届きません。
選んだのは水引を使ったモダンなタイプ。伝統的な藁と橙のしめ縄も検討したんですが、藁は乾燥するとぽろぽろ落ちます。落ちた藁くずを息子が拾って口に入れる絵が浮かんだので、そこで候補から外しました。
ただしこの手の飾りにも欠点があって、和紙や水引は湿気に弱い。玄関は結露しやすい場所なので、来年もそのまま使えるかは正直わかりません。処分の方法も調べておく必要がありました。神社のどんど焼きに持ち込む地域が多いようですが、金具や造花が付いているものは受け付けてもらえない場合があるとされています。うちのは金具付きなので、来年も使う前提で保管する方向です。
毎月の記念撮影だけは、3月から続いている
行事の準備をしていて気づいたのは、うちで唯一定着している「季節の習慣」が月齢フォトだということでした。生まれた月から毎月、月齢カードを置いて同じ場所で撮っています。今月で6枚目。
続いている理由ははっきりしていて、撮る日を「生まれた日と同じ日付」に固定したからです。うちは13日。カレンダーに繰り返し予定を入れてあるので、当日の朝に通知が来ます。決めていなかった最初の月は、危うく撮り忘れるところでした。
使っているのは木製のマンスリーカードで、数字が22枚入っているタイプ。厚みが3mmくらいあるので、床に置いても紙のようにヨレません。息子は最近これを掴んで振り回すようになったので、撮影の直前まで手の届かない場所に置いておくのがコツです。
短所も書いておくと、木製カードは角が思ったより硬い。ハイハイし始めたら床に放置できません。それと、印字が薄めのものがあって、自然光だけで撮ると数字が背景に溶けます。うちは窓際の白い壁の前で撮っていますが、曇りの日はカードだけ影に入らないよう角度を調整しています。
やらないと決めたこと
買うものより、やらないことを決めるほうが時間がかかりました。今年やらないと決めたのは3つです。
- ハロウィンの外出イベント。人混みで7ヶ月児を連れ回す必然性がない
- 写真スタジオでのクリスマス撮影。11月〜12月は予約が埋まりやすいうえ、機嫌が悪ければ数万円が無駄になる
- おせちの手作り。育児中に2日かけて仕込む時間はどう考えても取れない
この3つを外した代わりに、クリスマスの写真は家で撮ることにして背景布を買いました。スタジオの1回分より安く、機嫌のいい時間帯を狙って何度でも撮り直せる。おせちは冷凍のものを予約する方向で、11月中に決めるつもりです。
迷ったのは初節句です。息子は3月生まれなので、暦の上での初節句は今年の5月5日でした。ただ当時はまだ生後2ヶ月で、首もすわっていない。両家と相談して、来年の2027年5月に回すことにしました。生後間もない場合は翌年に延期するのが珍しくないと紹介されていて、うちもその判断です。おかげで五月人形を選ぶ時間が丸1年できたのは、結果的にありがたかった。
それから、行事のたびに「やらなきゃいけない気がしてくる」のを一度疑うようにしました。SNSを開くと、月齢の近い子が凝った衣装を着て手作りのケーキの前に座っている。あれを基準にすると際限がありません。うちは息子と妻と私の3人が疲れない範囲でやる、という線を最初に引いておくことにしました。
1年分の飾りを、1つの箱にまとめる
ここまで買い揃えて最後に困ったのが、置き場所でした。ツリー、ハロウィンの壁シール、正月飾り、来年の五月人形。使う期間は合計しても年に30日あるかどうかなのに、押し入れの体積はしっかり食う。
採用したのは不織布の収納ケースです。90L・60×43×35cmのものを3個。押し入れの上段は幅170cm、奥行き75cmなので、60cmの辺を奥行き方向に向けて並べると幅は43cm×3で129cm。余裕を持って収まる寸法でした。透明窓が付いていて中身が見えるのと、上部がファスナー式で全開になるのが決め手です。
不織布なので、これはこれで弱点があります。プラスチックの衣装ケースと違って積み重ねると潰れるし、湿気そのものは通すので押し入れの奥だとカビが心配。うちは除湿剤を1個ずつ入れて、透明窓に「12月」「1月」「5月」と養生テープでラベルを貼りました。来年の自分が中身を思い出せる保証はないので、そこは手を抜きたくなかった。
初年度は「揃える年」だと割り切る
秋冬の行事を一通り書き出してみて分かったのは、初年度が一番お金がかかるということでした。ツリーも収納ケースも正月飾りも、来年からはゼロ円で出してくるだけ。逆に言えば、初年度に安物で妥協すると来年また買い直すことになる。
それと、この準備をしている一番の理由は息子のためではありません。9ヶ月の子にクリスマスの意味は分からないし、記憶にも残らない。残るのは写真と、私と妻の記憶のほうです。10年後に息子が見返す写真の1枚目を、今年撮ることになる。そう考えると、8月末から動き出すのも別に早すぎはしないと思っています。
行事ごとの詳しい記事
この記事で触れたものは、それぞれ単体でも詳しく書いています。気になったものがあれば個別記事も読んでみてください。
- 赤ちゃんのハロウィン衣装|1回しか着ないものにいくら出すか
- ハロウィンの飾り付け|子どもが引っ張っても平気なもの
- クリスマスツリー|倒される前提でサイズを決める
- クリスマスのオーナメント|割れない素材を選ぶ
- 1歳のクリスマスプレゼント|まだ分からない年齢に何を贈るか
- クリスマスの写真|家で撮るための準備
- 写真入り年賀状|11月に動かないと間に合わない
- お正月の飾り|賃貸の玄関に何を置くか
- おせち|作るか買うかを初めて真剣に考えた
- 赤ちゃんと初詣|混雑と防寒をどうするか
- お年玉の準備|あげる側になって知ったこと
- 節分の豆まき|豆は誤嚥の危険がある年齢
- こどもの日と初節句|飾りをどこに置くか
- 毎月の記念撮影|月齢フォトを続ける仕組み
- 父の日と母の日|子どもが小さいうちの贈り方
- 敬老の日|祖父母に何を贈るか
- 季節の贈り物|お中元とお歳暮を始めるか
- イベント衣装と飾りの収納|年に1回のものをどう保管するか
- 季節の絵本|行事を子どもに伝える

