大人用の体温計|測る回数が増えた

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子どもが生まれてから、家の体温計を触る回数が10倍くらいになりました。以前は年に数回、自分が風邪をひいたかもと思ったときだけ。今は誰かひとりが「なんかだるい」と言い出した時点で、私と妻と子どもの3人全員が測ります。1回の「気配」で3回分の測定が発生する。しかも朝と夜に測るので、1日で6回。その頻度になると、体温計そのものの使い勝手が生活の快適さに直結してくるんですよね。今は大人用にオムロンの脇式を1本、置き場所を決めて運用しています。

ひとりが疑わしいと、全員測ることになる

この行動が変わったのが一番大きい変化でした。理由は単純で、大人が持ち込むと子どもに回るからです。私が在宅で外に出ない日でも、妻は通勤しているし、私も週に2回は打ち合わせで外に出る。

だから妻が「喉が痛い気がする」と言った夜は、その場で3人測ります。数字が並ぶと、翌朝との比較ができる。私はエンジニアなので、こういうのは記録があると安心するタイプです。スマホのメモに日付と時刻と3人分の数値を打ち込むだけの、雑な運用ですが。

ここで問題になったのが、体温計が家に1本しかないと順番待ちが発生することでした。1本を3人で回すと、脇に挟む時間だけで最低でも数分。夜泣きの合間にやっていると、それだけで妙に長く感じる。測る回数が増えたことで、初めて「測定にかかる時間」が気になり始めました。

予測式と実測式、今さら調べた

そもそも私は、この2つの違いを正確に分かっていませんでした。短時間で数字が出るものと、長く挟むもの、くらいの認識です。

調べ直すと、予測式は脇の温度の上がり方から短時間で予測値を出す方式。実測式は、脇に挟み続けて温度が上がりきったところを実際に測る方式。今の家庭用の多くは両方できるようになっていて、予測で一度お知らせが鳴り、そのまま挟み続ければ実測に切り替わるという作りです。

つまり急いでいるときは予測、しっかり見たいときは実測、と使い分けられる。私はそれまで、予測のブザーが鳴った瞬間に必ず抜いていました。それが常に正しいわけではないと知って、少し運用を変えたところです。

今の使い分けはこんな感じです。朝の確認や、外出前のようにとにかく回数をこなしたい場面は予測。数字が普段と違って気になったときや、時間に余裕があるときは、鳴ってからそのまま挟み続けて実測まで待つ。予測値と実測値が近ければ、その日の測り方はうまくいっていた、という自分なりの答え合わせにもなります。逆に大きく離れたときは、たいてい挟み方が甘い。

けんおんくん MC-681を大人用に置いた

うちが大人用として使っているのはオムロンヘルスケア オムロン 電子体温計 けんおんくん MC-681です。脇に挟むタイプの、いわゆる普通の電子体温計。

公式の仕様では、予測検温が約20秒、実測検温が約10分とされています。この2つの数字が明記されているのが、選ぶときの決め手でした。20秒なら子どもを抱いたままでも待てる。逆に10分という数字が書かれていることで、実測をやるならこれくらいの時間が必要なんだと事前に分かる。時間の見積もりが立つ道具は、生活の中に組み込みやすいです。

体温計 S-710 センサスマート

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価格は私が買ったときで二千円台でした(価格は変動します)。日々使うものとしては、この価格帯で仕様がはっきりしているのがありがたいところ。ちなみに赤ちゃん用は測り方も選び方も別の話になるので、うちは大人用とは分けて考えています。そちらは別で書きます。

先に買った1本は、結局使わなくなった

正直に書くと、脇式にたどり着く前に一度買い物を失敗しています。出産準備のときに「早いほうがいいだろう」と、おでこにかざす非接触タイプを先に買いました。数秒で数字が出るという触れ込みで、確かに速い。

ただ、うちの使い方には合いませんでした。かざす距離や、直前に外から帰ってきたかどうかで数字が動く。同じ額を続けて3回測って、幅が出ることがある。そのたびに「今のは何度目を信じればいいんだ」と考える羽目になって、結局もう1回測り直す。速さのメリットを、測り直しで打ち消していました。

この経験があったので、大人用は接触式でいこうと決めました。今も非接触タイプは捨てていなくて、玄関に置いて帰宅時のざっくり確認に使っています。用途を絞れば悪くない。ただ「これ1本で家の検温をまかなう」という想定が間違っていた、というだけの話でした。

脇の同じ位置で測る、と決めた

使い始めて一番驚いたのは、測り方でけっこう数字がブレることでした。

同じ人が続けて2回測って、0.3度くらい違うことがある。原因ははっきりしていて、挟む位置と角度です。脇のくぼみの中心に、下から斜め上に向けて先端を当てて、腕をしっかり閉じる。これができていないと低めに出ます。とくに焦っているときほど雑になる。

だから我が家では、右脇・同じ角度・腕を閉じてから測り始めるという手順に統一しました。数字そのものより、前回との差を見たいからです。測り方がバラバラだと、その差が体調の変化なのか測り方のせいなのか分からなくなる。あと、脇が汗ばんでいるときは拭いてから測る。これも妻に言われて気づいた点です。

ケースを失くし、電池の残量が読めない

不満もあります。ひとつはケース。細い筒状のケースが付いてくるんですが、うちは早々に見失いました。ソファの下から出てきたのは2週間後。体温計本体は救急箱に入れているのに、ケースだけが行方不明になるという、よくある展開です。今はケースを使わず、本体を救急箱の一番上の段に横向きで固定して置いています。

もうひとつは電池です。ボタン電池で動きますが、残量表示があるわけではないので、いつ交換になるか読めない。使う頻度が低いと数年もつはずですが、必要なときに動かないのが一番困る道具でもある。うちは半年に1回の救急箱の棚卸しのタイミングで、電源が入るかだけ確認することにしました。予備の電池を一緒に入れておくかどうかは、まだ迷っています。

それと、実測の約10分は思っている以上に長いです。子どもを抱っこしながら10分じっとしているのは現実的じゃないので、実測を使うのは自分が横になっているときくらい。ここは仕様というより、生活側の制約ですね。

最後に

体温計はあくまで数字を測る道具で、それ以上のことはしてくれません。数字を見て自分たちで判断しようとすると、だいたい間違えます。私も一度、朝の数字だけを見て「大丈夫そう」と決めてしまい、夕方になって妻に呆れられました。

体温の数値がどうであれ、様子がいつもと違う、ぐったりしている、水分がとれていない、といったときは自己判断せず医療機関を受診してください。判断に迷った時点で相談する、というのが結局いちばん早い。とくに小さい子どもがいる家では、迷う時間そのものがコストです。

そのうえで、測る手順が家の中で揃っていると、記録が比較できる形で残ります。うちにとってはそれが、体温計を1本きちんと決めたことの一番の効果でした。

この記事は日用品の個別レビューです。何をどこまでストックするかは日用品のまとめ買い|何をどこまでストックするかにまとめています。

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