個人情報の処分|宅配の伝票と書類

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週に5個くらい段ボールが届きます。おむつ、ミルク、離乳食、日用品。子どもが生まれてから通販の回数が明らかに増えました。そして届いた段ボールには、うちの住所と名前と電話番号が印字された伝票が貼ってあります。

以前は、その伝票を剥がしてそのままゴミ箱に捨てていました。ある日ふと、集積所に置いた段ボールの束を見て、上から3枚目に伝票が付いたままなのに気づいたんですよね。それ以来、処分の手順を変えました。ローラー式のスタンプを1本買って、それだけで運用が回るようになった話です。

段ボールは、住所が書いてある紙でもある

当たり前のことなんですが、意識するまで気づきませんでした。段ボールは資源ゴミとして外に出します。回収まで数時間から半日、集積所に置かれている。その間、誰でも見られる状態にある。

書いてあるのは住所と名前だけではありません。何を買ったかも分かります。「ベビー用品」と印字されていれば、この家に赤ちゃんがいると分かる。日中に人がいるかどうかまで推測できる材料になります。

統計として何が起きやすいかまでは分かりませんし、そこを具体的に書くつもりもありません。ただ、わざわざ自分から情報を出す必要はないというだけの話です。塞ぐコストが小さいなら塞いでおく。それだけの判断でした。

ちなみに、伝票以外にも同じ話があります。学習教材の勧誘DM、保険の案内、クレジットカードの明細。開封して読んだあとの紙にも住所は載っています。これらも同じ扱いにする必要がありました。

うちの自治体は段ボールの資源回収が週1回で、朝8時までに出す決まりです。前日の夜に出しておく家が多く、実質的には半日以上、集積所に紙が積まれている。ここは自分の努力でどうにかなる部分ではないので、出す前の段階で処理しておくしかない、という結論になりました。

シュレッダーだけでは回らなかった

うちにはシュレッダーがあります。書類の処分にはこれを使っていて、明細や契約書はそこに入れています。ただ、段ボールの伝票に関してはシュレッダーが機能しませんでした。

理由は3つあります。まず、伝票が段ボールに貼り付いていて、きれいに剥がれない。粘着が強くて破れると、段ボール側に住所が残ります。次に、シュレッダーの置き場所が仕事部屋なので、玄関で開梱した段ボールをわざわざ持っていく動線になる。最後に、音がうるさい。子どもが昼寝しているときは使えません。

実際、その動線の面倒さで3回に1回はサボっていました。「あとでやる」と思って玄関に積んで、そのまま資源ゴミに出す。運用として破綻していたんです。

だから、シュレッダーは書類用として残したまま、段ボールの伝票だけ別の方法にすることにしました。処分方法を1つに統一しようとしたのが、そもそもの間違いでした。

ちなみに、マジックで黒く塗りつぶす方法も試しました。これは失敗です。油性ペンで塗っても、光にかざすと下の文字が読めることがある。しかも塗る面積が広いとペンのインクがすぐなくなるし、乾く前に重ねると手が汚れる。5枚くらいで嫌になってやめました。

ローラースタンプに切り替えた

買ったのは、プラスの「ローラーケシポン」シリーズで、箱用オープナーが付いたモデルです。ローラー部分で文字の上を転がすと、不規則な模様のインクが乗って読めなくなる。反対側の端にカッターの刃が付いていて、段ボールのテープを切れます。

この「1台2役」が想像以上に効きました。段ボールが届く、オープナー側でテープを切る、開ける、そのまま持ち替えて伝票をローラーで潰す。道具を持ち替えずに、開封と消去が1つの動作で終わる。玄関に1本置いておくだけで、サボる理由がなくなりました。

消える具合は十分です。ローラーを2往復させると、住所も名前も判読できません。宛名の文字が細い伝票だと1往復でも消えますが、太字の印字は2往復したほうが確実でした。

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使ってみての不満

いくつかあります。まず、ツルツルした素材には弱い。伝票の表面がフィルム加工されているタイプだと、インクが乗りきらず、乾く前に触るとにじんで逆に汚くなります。乾くまで20秒くらい待つ必要がある。

次に、インクの残量が分かりにくいこと。うちは4ヶ月くらいで薄くなってきました。週5個の伝票を処理してこのペースなので、消耗品として詰め替えを買う前提です。詰め替えカートリッジは500円台なので大した金額ではありませんが、切らすと止まります。

それと、カッター刃の切れ味。段ボールのテープは問題なく切れますが、厚手の紙袋には力が要ります。刃が短いので、深く切りすぎて中身を傷つける心配は少ないのが利点でもあります。ここは一長一短。

あと地味な問題として、ローラーがけっこう重い。100gちょっとあって、片手で長時間使うものではありません。まあ、1枚あたり3秒の作業なので実害はないですが。

色は緑を選びました。中身の色が濃いほうが消えやすいかと思ったんですが、これは本体の外装の色であってインクの色とは関係ありませんでした。インクは黒系の模様が押される仕様です。買うときに勘違いしていた点として、一応書いておきます。

使い分けの基準を決めた

今は3つに分けています。段ボールの伝票と、封筒の宛名部分はローラー。契約書や明細のように、複数行にわたって情報が載っている書類はシュレッダー。それと、口座番号やマイナンバーが載っている書類は、シュレッダーにかけたうえで別の日のゴミに分けて出す。

ローラーで消すのは、情報量が少なくて面積が小さいものです。逆に、A4一面に文字が入っている書類をローラーで潰すのは現実的じゃない。20分かかります。ここは道具の得意分野の違いで、どちらが優れているという話ではありません。

もうひとつ、伝票を剥がすか消すかも決めました。剥がせるなら剥がして、剥がしたものをローラーで潰してから紙ゴミへ。剥がれないなら段ボールに貼ったまま消す。剥がすのに30秒かかるくらいなら、消すほうが早い。

妻とも運用を共有しました。段ボールを開けるのは私だけではないので、片方だけが徹底しても意味がありません。「開けたらその場で潰す」を合言葉にして、玄関に置き場所を固定した。ルールを覚えるより、道具がそこにあることのほうが効いている気がします。

4ヶ月続いている理由

この手の対策は、続くかどうかがすべてです。シュレッダーの運用が破綻したのは、道具が悪かったからではなくて、動線に合っていなかったから。

今の方法が続いているのは、玄関の靴箱の上にローラーを置いていて、段ボールを開ける手にそのまま握られているからです。1個あたり10秒。10秒なら子どもを抱いたままでもできます。

費用は本体が1,300円ほど、詰め替えが年に2回で1,000円程度。年間2,000円ちょっとで、外に出すゴミから住所が消える。防犯対策としては、たぶん一番安い部類です。効果が目に見える対策でもないんですが、集積所に段ボールを出すときの気持ちは確実に変わりました。

この記事は防犯対策の個別記事です。賃貸でどこまでやるかの全体像は子どもができて始めた防犯対策|賃貸でできる範囲にまとめています。

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