リップクリーム|家中に置いてある

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今、我が家にはリップクリームが4本あります。仕事机の引き出し、洗面所の棚、リビングのテレビ台、通勤カバンの中。以前は1本を持ち歩いて全部まかなおうとしていて、その結果どうなったかというと、いつも見つからないんですよね。塗りたいと思った瞬間に手元にない。だったら塗る場所ごとに置けばいい、というだけの話に落ち着きました。1本数百円のものを4本置くのは無駄に見えて、実は探す時間より安い。

1本を持ち歩く運用が破綻した

去年の冬までは、カバンのポケットに1本入れて、それを使い回していました。うまくいかなかった理由ははっきりしていて、在宅勤務だとカバンを持たない日があるからです。

朝、洗面所で顔を洗ったあとに塗りたい。でもリップはカバンの中。カバンは寝室のクローゼットの中。取りに行くのが面倒でそのまま仕事を始めて、昼過ぎに唇がガサガサしていることに気づく。この繰り返しでした。塗る場所と、物のある場所がずれていると、どれだけ良いものを買っても使わないままになります。

それと、洗濯です。ズボンのポケットに入れたまま洗ってしまったことが2回あります。1回目は本体が割れて中身が出て、洗濯槽にべたついた油分が残りました。2回目はキャップが外れてドラムの中で転がっていた。安いものとはいえ、後始末の手間が地味に痛い。ポケットに入れる運用も、うちには向いていませんでした。

今使っているのはユリアージュのモイストリップ

据え置き用として買い足したのがユリアージュ モイストリップ 無香料です。4gのスティックタイプ。フランスのブランドで、日本では佐藤製薬が扱っているものです。

選んだ理由は無香料であること。これが最大の決め手でした。子どもを抱っこして顔を近づける機会が一日に何十回もあるので、自分の顔から香料の匂いがするのは避けたかった。うちは妻とも「顔まわりに使うものは無香料で揃える」という方針にしています。

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使ってみての不満も書いておきます。まずテクスチャがかなり重い。塗った直後は唇にしっかり膜が乗る感じで、私はこれが好きですが、さらっとしたものが好みの人には重すぎると思います。塗ってすぐにコーヒーを飲むと、カップの縁に跡がつく。それから、キャップが少し緩い。カバンの中で外れたことが一度あって、以来カバンに入れるのは別の1本にしました。

もうひとつ、価格。1本あたり数百円で、100円台の定番品と比べれば倍以上します。家じゅうに4本置く、という運用と組み合わせると出費としては無視できない。私は据え置き用の2本だけこれにして、カバン用と机用は安いものにしています。全部を同じにする必要はないという結論です。

持ち歩き用と据え置き用で求めるものが違う

4本置く運用にしてから、それぞれに求める条件が違うことがはっきりしました。

据え置き用は、キャップの開けやすさとテクスチャの好みで選んでいい。転がっても落ちても大したことはないし、多少大きくても構わない。逆に持ち歩き用は、キャップが確実に閉まることと、暑い場所で溶けにくいことのほうが重要です。夏場、カバンを車内に置いたまま買い物に行って、戻ってきたら中身が柔らかくなっていたことがありました。

だからうちでは、カバン用にはキャップがカチッと止まる感触のあるものを別に買っています。ブランドを揃えるより、置く場所ごとに条件を満たすほうが優先。ここに気づくまで、なぜか同じものを買い揃えようとしていました。

形状の違いも一応整理しておくと、スティック型、チューブ型、ジャー型の3つがあります。スティックは片手で塗れて手が汚れないので、抱っこの合間に片手で使えるのが利点。チューブは指で塗るぶん量の調整がきくけど、指が塞がる。ジャーは指を入れて取るので、子どもを触る前後だと衛生的に気になる。私は片手で完結するスティック一択でした。子育て中は片手で使えるかどうかが思っている以上に効きます。

本数の目安は「塗りたくなる場所の数」

4本というのは我が家の場合の数字で、正解ではありません。決め方としては、直近1週間で「今塗りたい」と思った場所を数えるのが早いです。私の場合は洗面所、仕事机、リビングのソファ、外出先の4つでした。寝室でも塗りたい日があるのですが、そこは洗面所と近いので省いています。

子どもに使えるかは、必ず製品の表示を見る

ここは慎重に書きます。冬になると子どもの唇や口の周りも乾いた感じになることがあって、大人用のリップをそのまま塗っていいのか迷いました。

結論として、私は自分のリップクリームを子どもには使っていません。理由は単純で、製品のパッケージに乳児への使用について何も書かれていないからです。書かれていないものを自己判断で使うのは違うと思いました。ベビー用として売られているものは、想定している対象年齢がパッケージに書いてあります。使うならそちらを選ぶべきだと考えています。

それから、赤ちゃんは口の周りに塗ったものを舐めます。これは確実に起きる。だから成分表示を読んで、なめても問題ないと明記されているかどうかを見るしかない。うちは結局、小児科の乳児健診のときに保湿について相談して、そこで教わったやり方に従うことにしました。肌の状態に気になることがあるなら、市販品を試す前に医師や薬剤師に相談するのが早いと思います。

もうひとつ、ここは薬機法にも関わるところなので慎重に。リップクリームには化粧品として売られているものと、医薬部外品として売られているものがあります。パッケージに「医薬部外品」と書かれているかどうかで区分が違い、書けることも違う。私が使っているものは化粧品の区分です。私が言えるのは、塗ると自分の唇の乾いた感じが和らぐように感じる、というところまでで、それ以上のことは書けません。荒れがひどい、切れて出血するといった状態なら、市販のリップを重ね塗りするより皮膚科に行くべきだと思います。

塗るタイミングを決めたら、減り方が安定した

置き場所を決めたあと、もうひとつ効いたのがタイミングを決めたことでした。今は、朝の洗顔後、昼食後、風呂上がり、寝る前の4回。乾いたと感じてから塗るのではなく、決まった時に塗る。

これにすると1本の減り方が読めるようになります。私の場合、4gのスティックがだいたい2ヶ月弱。据え置き用2本を同時に使っているので、実際にはもう少し長くもちます。減り方が読めれば、買い足すタイミングも読める。うちは冬に入る前の11月に4本まとめて更新すると決めて、それ以外の時期は買い足さないようにしました。

ちなみに使いかけを何年も持ち続けるのはやめました。以前、去年の冬に開けたものを翌年また使っていて、匂いが少し変わっていることに気づいたんです。化粧品には開封後の使用期間の目安があるので、シーズンごとに新しくするのが結局きれいだと思っています。

最後に

リップクリームは、たぶん家の中でいちばん行方不明になりやすい日用品です。小さくて、どこにでも置けて、どこに置いたか覚えていない。私はそれを「1本を大事に使う」で解決しようとして失敗しました。

置く場所を先に決めて、そこに1本ずつ配る。合計金額は増えますが、ストレスは減りました。増やしていいものと、1つに絞るべきものがある。リップクリームは間違いなく前者でした。

この記事は日用品の個別レビューです。何をどこまでストックするかは日用品のまとめ買い|何をどこまでストックするかにまとめています。

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