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風呂場のラックに、ボトルが5本並んでいた時期がありました。私のボディソープ、妻のボディソープ、シャンプー、コンディショナー、そして赤ちゃん用の全身ソープ。
狭い2LDKの浴室でこれは多すぎます。ボトルの底とラックの間に水が溜まって、掃除のたびに全部どかす。ピンク色のぬめりが出るのも決まってボトルの底でした。
そこで「大人用と赤ちゃん用を1本にまとめられないか」を真面目に検討しました。結論としてはまとめたんですが、無条件にまとめていいわけではないと思っているので、どういう条件で判断したかを書きます。
分けていたときの、地味な面倒
生後2ヶ月くらいまでは、迷わず赤ちゃん用を別で使っていました。沐浴の時期は台所のベビーバスだったので、そもそも置き場所も別。ここは分けて当然です。
面倒になったのは、一緒に浴槽に入るようになってからでした。私が子どもを片腕で抱えて、もう片方の手でボトルを押す。このときボトルが2本あると、どっちを押すか一瞬考えるんですよね。しかも赤ちゃん用は泡で出るタイプ、私のは液体タイプだったので、手の動きも変わる。
実際に一度、子どもの体に自分用の液体ソープを出しかけました。すぐ気づいて流したので何もなかったんですが、そのとき「これは物の配置の問題だ」と思った。片手がふさがっている前提で考えると、選択肢は少ないほうがいい。
それと、赤ちゃん用のボトルは減りが遅いんですよね。1回に使う量が少ないので、300mlのボトルが2ヶ月以上残る。開封してから長く置いておくものが風呂場に1本増える、というのも気になっていました。使い切りの速さという意味でも、1本にまとめたほうが回転はよくなります。
まとめる条件を3つ決めた
とはいえ「面倒だから1本」で決めると後悔します。なので条件を先に決めました。
ひとつめ、赤ちゃんにも使えると明記されていること。パッケージに大人と子どもの両方への言及がある製品を選ぶ、という単純な基準です。書いていないものを勝手に兼用すると、何かあったときに判断の材料がない。
ふたつめ、泡で出ること。片手で使えることが条件だったので、これは外せません。泡立てネットを使う余裕は、子どもを抱えている時点でないです。
みっつめ、香りが強すぎないこと。抱っこしたときに自分の腕から強い香りがするのは、正直あまり好きではありませんでした。
この3つで絞ると、候補はかなり減ります。世の中の「家族で使える」を謳うボディソープの多くは液体タイプなので、泡という条件が一番効きました。ドラッグストアの棚を上から下まで見て、条件を全部満たすものは3つか4つしかなかった記憶があります。
逆に、条件に入れなかったものもあります。価格です。1本500円のものと900円のもので迷いはしましたが、1ヶ月ちょっとで使い切る量なので、年間の差は5,000円弱。毎日の風呂の面倒さと比べると、そこで削る意味は薄いと判断しました。
選んだのは泡タイプのhadakara
最終的に使っているのは、hadakaraの密着保湿ケア ボディーソープ 泡タイプ、薬用ピュアマイルドの本体540mlです。表示は医薬部外品で、低刺激処方とうたわれています。やさしいソープの香り。
使い方は単純で、私が浴槽の縁に座って子どもを膝に乗せ、片手でポンプを2回押す。それだけで手のひらいっぱいの泡が出ます。泡の状態でそのまま体に乗せられるので、こする力がほとんど要りません。生後6ヶ月の体は思ったより滑るので、力を入れずに洗えるのは安心感がありました。
大人が使うと3〜4プッシュ必要です。1プッシュがだいたい2ml前後だとして、私と妻と子どもで1日あたり合計8プッシュ、16ml前後。540mlなら1ヶ月ちょっとで空になる計算で、実際うちは5週間くらいで詰め替えています。
肌に合わない場合は使用を中止して、皮膚科などの医師に相談してください。低刺激処方と書かれていても、合う合わないは人によります。うちは子どもの体で使う前に、私の腕の内側で数日試してから切り替えました。心配なら、かかりつけの小児科で相談してから使うほうが確実です。
「無添加」「低刺激」は、何が抜いてあるかまで見る
この手の商品を比べていて一番混乱したのが、無添加という言葉でした。
無添加は「何かが入っていない」という意味でしかなくて、何が入っていないかは商品によって違います。着色料が無添加なのか、パラベンが無添加なのか、アルコールなのか、あるいはその全部なのか。パッケージの表面に大きく「無添加」とだけ書いてあっても、それだけでは中身の情報になっていないんですよね。
なので私は、必ず裏面か公式サイトの表記まで見るようにしました。「◯◯無添加」と具体名が書かれているか。全成分表示に何が並んでいるか。低刺激処方という言葉も同様で、どういう設計を指しているのかは製品ごとに違います。
エンジニアの職業病かもしれませんが、仕様書に書いていないことは実装されていないと考えるのと同じで、パッケージに書いていない性質を期待しないほうが、あとでがっかりしません。
ついでに言うと、医薬部外品という表示も「効き目の強さのランク」ではありません。分類の話であって、効能はパッケージに書かれている範囲がすべて。私はそこを勘違いしていて、医薬部外品と書いてあるほうが上位互換だと思っていた時期がありました。実際は、何のために設計された製品かを読んで、自分の用途と合うかを見るしかないです。
もうひとつ確認したのが、泡の切れ方でした。店頭ではさすがに試せないので、これは買ってから分かったこと。うちの浴室のシャワーで、子どもの背中に乗せた泡が10秒ほどで流れます。すすぎに時間がかかると、その間ずっと子どもを支えていることになるので、ここは実際に使うまで分からない要素として残ります。
不満は詰め替えと、香りの好み
良かった点ばかり書いてきたので、うまくいっていないところも。
まず詰め替えです。泡タイプは詰め替えも泡タイプ用を買う必要があって、店頭では液体用の隣に並んでいるので取り違えやすい。私は一度やりました。安いと思って手に取った詰め替えが液体用で、レジを通してから気づいた。返品はせず、洗面所のハンドソープ用に回して事なきを得ましたが、無駄な出費でした。
もうひとつは香り。やさしいソープの香りと表現されているとおり、石けんらしい穏やかな匂いなんですが、妻には「少し甘い」と不評でした。今のところ我慢して使ってもらっていますが、家族全員の好みが一致する香りというのは、そもそも存在しないのかもしれません。ここは1本化のコストとして受け入れています。
あと細かい話として、泡タイプは液体より減りが早く感じます。同じ540mlでも、液体なら1プッシュで足りる場面で泡だと2プッシュ押してしまう。ボトルの残量を見て「もう半分か」と思う頻度は上がりました。
最後に
1本にまとめて、風呂場のラックは3本になりました。掃除のときにどかす手間が5分の3になっただけですが、毎日のことなので体感の差は数字より大きいです。
ただ、まとめるかどうかは肌の状態次第だと思っています。うちは今のところ問題が出ていないので続けていますが、子どもの肌に何か変化があれば、すぐ元の2本体制に戻すつもりです。ボトルの本数より、そっちのほうがずっと大事なので。
この記事は日用品の個別レビューです。何をどこまでストックするかは日用品のまとめ買い|何をどこまでストックするかにまとめています。

