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トイレットペーパーを1年分まとめて買うようになって、いちばん変わったのは値段ではなく交換の回数でした。1ロール100mの長巻きに替えてから、ホルダーの芯を差し替える頻度がだいたい半分になった。地味な話に聞こえるけど、これが効くんですよね。子どもを抱えたまま「あ、紙がない」と気づく回数が減るだけで、生活のストレスがひとつ消えます。ただし長巻きにも48ロールケースにも、住んでみて分かった面倒があります。うちは実際、届いた箱が想定した場所に入りませんでした。
シングルとダブルは、そもそも土俵が違う
シングルとダブルの比較でよく見るのが「シングルのほうが長持ち」という話です。これは半分正しくて、半分は使い方次第だと思っています。
一般的なロールの長さは、シングルが1ロール50〜60m、ダブルが25〜30m前後。単純な紙の長さでは倍近い差があります。ただ、ダブルは2枚重ねなので1回に引き出す長さが短くて済む。私が自分の使い方で数えてみたら、ダブルなら3〜4マス、シングルだと5〜6マスは引いていました。つまり長さの差ほどには持ちの差が出ない。紙の長さは倍でも、実際の持ちは1.3〜1.5倍くらいというのがうちの実感です。それでも差は差なので、コストだけならシングルが有利ではあります。
もうひとつ見落としがちなのが収納の話です。同じ48ロールでも、シングルとダブルで箱の大きさはほとんど変わりません。ロールの直径と高さで体積が決まるからで、紙の長さは効いてこない。つまり同じ置き場所を使うなら、長い紙が入っているほうが得ということになります。私が長巻きを選んだ理由の半分はこれです。賃貸の収納は増やせないので、体積あたりの日数を上げるしかないんですよね。
100m巻きにしたら、交換が半分になった
今使っているのは1ロール100mのシングルです。通常のシングルが50m前後なので、単純に約2倍。ここが本題で、長巻きの価値はコストより交換回数にあります。
うちは大人2人。以前は通常のシングルで、だいたい1ロールが5〜6日でした。100mに替えてからは、同じ使い方で10日前後もつ。月に5回替えていたものが2〜3回になった計算です。ロールが減ってきたときに補充ロールを取りに行く動作も、当然その分減ります。収納から出す回数が減るということは、収納の場所が多少不便でも許容できるということでもある。この副次的な効果が思っていたより大きかった。
芯の直径が同じまま巻きが厚くなるので、ホルダーによっては入らないという話も聞きます。うちの賃貸に最初から付いていた樹脂製のホルダーでは問題なく回りましたが、カバー付きのタイプだと蓋が閉まらないことがあるらしい。買う前に一度、手持ちのホルダーの内寸を見ておくといいと思います。
もうひとつ、長巻きにして助かったのが在庫の把握です。以前は棚に積んだロールを目分量で見て「まだあるな」と判断していました。1ロールの持ちが短いと、その目分量が当てにならない。100mだと1ロール=約10日なので、棚に6ロール残っていれば2ヶ月分と即座に分かります。ロール数がそのまま日数に換算できるのは、数字で管理したい人間にはかなり快適でした。
48ロールの箱が、トイレの上の棚に入らなかった
ここが今回いちばんの失敗です。うちのトイレには上部に吊り戸棚があって、そこにストックを入れるつもりでした。測ったのは棚の高さだけ。奥行きを測っていなかった。
結果、届いたケースはそのままでは当然入らないし、中身をパックごと出しても奥行きが足りず、扉が閉まりませんでした。棚に収まったのは結局12ロール分。残りの36ロールが玄関に積まれたまま、週末まで放置されました。妻の第一声は「これ、どうするの」です。
今は寝室のクローゼット下段に24ロール、洗面所のシンク下に12ロール、トイレの棚に12ロールという分け方に落ち着いています。ケースはひとつの場所に入りきらない前提で、最初から3ヶ所に分ける計画を立ててから買う。次に注文するときはそうします。あと段ボール自体もそれなりに大きいので、開けたあとの畳んだ箱を出す日まで玄関に立てかけることになる点も、地味に忘れがちでした。
私が買っているのはこれ
使っているのはスコッティ トイレット シングル 2倍長持ち 100m 48ロールのケース品です。通常のロールに換算すると96ロール分にあたるので、大人2人と乳児1人のうちだと、ざっくり8〜10ヶ月分。年に1回強の注文で回っています。
単価で見ると、私が買ったときはケースで3,000円台でした(価格は変動します)。1ロールあたり70円前後で、通常長さに直せば1ロール35円前後の計算になります。ドラッグストアの特売と比べて劇的に安いわけではありません。
短所もはっきりしています。まず巻きが太いので、ホルダーの受けが浅いと転がりやすい。うちは何度か床に落としました。それから、シングルの紙質は好みが分かれます。私は気にならないけど、薄い紙が苦手な人はまず1パックだけ試してからケースを買ったほうがいい。48ロール買ってから合わないと分かると、半年以上使い続けることになります。あとは初期出費で、日用品費がその月だけ跳ねる点。1回の支払いが3,000円台になるので、月々の買い物としては大きく見えます。
香り付きではない無香料タイプを選んだのも意識してのことでした。子どもがいると匂いのついた製品を家に増やしたくない、というのが妻の希望で、これは私も同意です。芯があるタイプなので、使い終わった芯は毎回捨てることになります。芯なしのコアレスタイプならゴミが出ないという選択肢もあって、そこは少し迷いました。48ロール分の芯というのは、集めてみると意外な量になるので。
ダブル派の妻と、どう折り合ったか
うちの妻はダブル派です。「シングルは頼りない」という主張で、これは好みの問題なので勝ち負けがありません。最初の数ヶ月は私が押し切っていたんですけど、正直あまり良くない解決でした。
今検討しているのが3倍長持ちのダブル 75mという選択肢です。通常のダブルが25m前後なので、こちらも1ロールで3ロール分。長巻きの利点はそのままに、使用感はダブルのまま残せる。同じ48ロールでも、通常換算では144ロール分になるので、ストックの体積あたりの持ちはむしろ良くなります。次のケースはこちらにしてみる予定です。
言い方を変えると、私がこだわっていたのは「シングルであること」ではなく「交換回数が少ないこと」でした。そこを分けて考えたら、揉める理由がなくなったという話です。
最後に
1ロールいくらの比較より、1ロールが何日もつかを先に出したほうが判断が早い。うちは100mシングルで10日、通常シングルで5〜6日でした。この数字が分かってから、必要なロール数も置き場所の広さも計算できるようになりました。まとめ買いで面倒なのは支払いより搬入と収納なので、そこだけは注文ボタンを押す前に決めておくといいと思います。
この記事は日用品の個別レビューです。何をどこまでストックするかは日用品のまとめ買い|何をどこまでストックするかにまとめています。

