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息子は今年の3月生まれなので、暦の上での初節句は今年の5月5日でした。ただ、当時はまだ生後2ヶ月。首もすわっていない状態で、両家を呼んで祝う余裕がありませんでした。両親と相談して、初節句は来年の2027年5月に回すことにしています。
生後間もない場合は翌年に延期するのが珍しくないと紹介されていて、うちもその判断です。おかげで五月人形を選ぶ時間が1年できました。8月末の今から動いているのは早すぎる気もしますが、五月人形は12月から3月にかけて品薄になると聞いて、先に目星をつけているところです。
置ける大きさから決めるしかなかった
まず、うちの部屋で五月人形を置ける場所を探しました。賃貸の2LDKで、リビングは約10畳。床置きは論外です。10ヶ月から1歳2ヶ月にかけての息子が、床に置いた飾りに触らないわけがない。
置けるのは、テレビ台の上か、リビングの棚の上段です。テレビ台の天板は幅120cmですが、その上にはすでにルーターと加湿器が乗っている。棚の上段は幅60cm、奥行き30cm、床から140cmの高さにあります。ここが唯一の候補でした。
つまり、幅60cm以内、奥行き30cm以内。この寸法に収まらない五月人形は、うちには置けません。実家にある兄の五月人形は幅1mを超える三段飾りで、あれと同じものを想像していたので、この時点で発想を切り替える必要がありました。
ケース飾りとコンパクト兜で迷った
候補は2つに絞られました。1つはアクリルケースに入った兜飾り。もう1つは、ケースなしのコンパクトな兜です。
ケース飾りの利点は、ほこりがかからないことと、子どもが直接触れないことです。ガラスではなくアクリルのものを選べば割れる心配も減る。ただ、ケースの分だけ全体が大きくなります。中の兜が20cmでも、ケースに入ると幅40cm、高さ40cmになる。価格も上がって、3万円台後半から数万円というものが多い。
コンパクト兜は、ケースがないぶん小さく、価格も抑えられます。ただしほこりはかぶるし、手が届けば触られる。棚の上段140cmに置くなら、触られる心配はないので、うちの条件ではケースの必要性が薄い。
迷った末、ケースなしのコンパクトなものにしました。ケースがなければ、来年から棚の位置を変えても対応できるという柔軟さも理由の1つです。
陶器の兜という選択
選んだのは、陶器でできた兜飾りです。幅21cm、高さ16cm。金彩が入った出世兜のデザインで、敷物が付いています。名前の木札を別で作れるタイプにしました。
陶器にしたのは、金属や本革を使った本格的な兜と比べて、手入れが要らないからです。金属製の兜は湿気で錆びることがあり、しまうときに乾燥剤や防虫剤の管理が必要になります。陶器なら、埃を拭いて箱に戻すだけ。
もちろん短所もあります。陶器は落とすと割れます。棚から落ちれば一発で終わり。地震で棚が揺れたら危ないので、耐震ジェルを敷く前提で考えています。それと、重厚感という点では金属の本格的な兜に勝てません。実家の父が見たら「これは本物の兜じゃない」と言うかもしれない。
あと、コンパクトなぶん、写真に撮ると小さく見えます。息子と一緒に撮るなら、兜を手前に置いて遠近感を使うくらいの工夫は要りそうです。
祖父母との調整が、実は一番の山だった
五月人形には、誰が買うかという慣習の問題があります。地域によって、母方の実家が用意するとされることもあれば、父方が用意する地域もある。うちは私の実家が関東、妻の実家が関西で、この時点で前提が違いました。
今年の5月、初節句を延期すると伝えた際に、妻の母から「五月人形はこちらで用意する」という話が出ました。ありがたいんですが、そのまま任せると、実家サイズの大きな飾りが届く可能性があります。
やったのは、置き場所の写真を撮って送ることでした。棚の上段を実際に撮って、メジャーを当てた写真を添えて「ここに置きたい」と伝える。言葉で「小さいもので」と言っても伝わりません。写真を送ったら、義母のほうから「これは小さいのじゃないと無理ね」と言ってくれて、話が早く進みました。
結果として、購入は義実家にお願いして、選ぶのは私たちという形になりました。候補を3つ送って、その中から選んでもらう。誰が出すかで揉めるより、この形のほうが全員が納得しやすいと思っています。
いつ出して、いつしまうか
五月人形を飾る時期は、春分の日を過ぎたあたりから4月中旬までに出すのが一般的とされています。遅くとも4月末までには飾りたい。
しまうのは、5月中旬までにという説明をよく見かけます。雛人形ほど「早くしまわないと」という言い伝えは強くないようですが、湿気の多い梅雨に入る前に片付けるのが実用的だとされています。
うちは4月上旬に出して、5月中旬にしまう予定です。飾る期間はおよそ1ヶ月半。年間で見れば、1年の8分の1だけ棚の上を占領する計算になります。
鯉のぼりは、どうするか決まっていない
五月人形とは別に、もう1つ未解決の問題があります。鯉のぼりです。
屋外用は完全に無理でした。うちのベランダは奥行き90cmで、規約上、手すりの外側に物を出すことはできません。ベランダ用のスタンドタイプもありますが、風で倒れたら階下に落ちる可能性がある。集合住宅で試す気にはなれませんでした。
となると室内用です。卓上の小さい鯉のぼりか、壁に貼るタペストリータイプか。タペストリーは場所を取らず、収納も筒状に丸めるだけで済むので有力だと思っています。ただ、うちは五月人形を棚の上段に置く予定なので、その近くの壁が空いているかどうかを確認してからです。
五月人形と鯉のぼり、両方揃えると予算も置き場所も倍になります。今年は兜だけにして、鯉のぼりは息子が2歳か3歳になってからでもいいと考えています。本人が反応するようになってからのほうが、買った甲斐もあるはずです。
収納のことまで含めて選ぶ
コンパクトなものを選んだ一番の理由が、実はここです。幅21cmの兜なら、届いたときの箱がそのまま収納箱になります。おそらく30cm四方程度。
これなら、押し入れの季節物ケースに他の飾りと一緒に入ります。うちは不織布の収納ケースにクリスマスとハロウィンと正月の飾りをまとめていて、そこに5月の箱を1つ足すだけで済む。
実家の三段飾りは、押し入れの半分を1年中占領していました。あれを見て育ったので、五月人形は場所を取るものだと思い込んでいた。実際には、選び方次第でこれだけ小さくできる。置ける場所から選ぶという順番が、集合住宅では正しいと思っています。
来年の5月5日、息子は1歳2ヶ月。歩き始めているはずで、棚の上の兜を指差すかもしれません。そのときに「これは君のだよ」と言える1つがあればいい。大きさは、たぶん関係ないです。
初節句を1年ずらしたことについては、少しだけ迷いがありました。本来の日にやらなくていいのか、と。ただ、生後2ヶ月の写真より、1歳2ヶ月の写真のほうが確実にいいものが撮れます。行事は日付を守ることより、家族が無理なく集まれることのほうが大事だと、今のところは思っています。
この記事は季節行事の個別記事です。1年を通して何をやったかは子どもが生まれて変わった季節行事|1年目の記録にまとめています。

