車の買い替え時期|維持費から逆算する

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

車のメンテナンスで私が最初に決めたのは、何をやるかではなく何をやらないかでした。子どもが生まれてから、週末に確保できるまとまった時間はせいぜい1時間です。その1時間を車の下に潜って過ごすという選択は、たぶん間違っている。だから「任せる」「自分でやる」の線を先に引いて、その通りに運用しています。1年やってみた結果と、線の引き方の理由を書きます。

工具を2,800円ぶん無駄にして線引きを決めた

そもそもの発端は失敗です。車を買った年の秋、オイル交換を自分でやろうとしました。理由は単純で、ディーラーに頼むと工賃込みで6,000円前後かかるのに、オイル自体は4Lで3,000円ほどで買えるからです。差額が3,000円なら自分でやろう、と。

ドレンボルト用のレンチとオイルジョッキ、廃油処理箱をまとめて2,800円ぶん買いました。買ってから気づいたことが2つあります。

ひとつは廃油の処理です。処理箱に吸わせて可燃ごみに出せる自治体もありますが、うちの区は出せませんでした。ガソリンスタンドに持ち込んで引き取ってもらう、という手はあるものの、店によって対応が違います。もうひとつは作業場所です。うちの駐車場はマンションの平置きで、賃貸契約書に「車両の整備・洗車の禁止」とは書かれていないものの、隣の区画との間隔は50cmほど。そこでジャッキを掛けて車体の下に体を入れる、というのは安全面でも近隣の目でも無理がありました。ジャッキアップは、手順を誤ると命に関わる作業です。

工具は箱に入れたまま押し入れにあります。この失敗で、判断の基準がはっきりしました。危険な作業と、後始末が面倒な作業は任せる。安全で、5分で終わって、後始末がないものは自分でやる。 節約できる金額は基準に入れません。

任せるほう:オイル交換と足回り

オイル交換はディーラーに任せています。半年ごとの点検に合わせて依頼するので、こちらの手間は予約の電話1本だけです。

交換の目安については、正直に言うと私は当初「5,000kmごと」という数字を信じていました。でもこれは車種と使い方で全然違います。ターボ付きかどうか、シビアコンディションに該当するかどうかで指定は変わるので、必ず自分の車の取扱説明書に書かれた指定に従うのが正解です。うちの車の説明書には、通常の使い方での距離の目安と、シビアコンディション時の目安が併記してありました。

私にとって重要だったのは、距離ではなく期間の考え方があることでした。年5,000kmしか走らないので、距離の目安に達するのは1年以上先になります。ただオイルは走らなくても酸化しますし、短距離走行の繰り返しは水分やガソリンがオイルに混ざりやすいとされていて、それはうちの乗り方そのものです。ディーラーの担当者と相談して、距離ではなく半年点検のたびに交換するという運用にしました。年2回、走行距離は2,500kmごとという計算になります。過剰かもしれませんが、判断を毎回しなくていいのが利点です。

ブレーキパッドやバッテリー、足回りの部品も全部任せています。ここは分解する知識も工具もありません。

自分でやるほう:空気圧は月1回、給油のついでに

唯一、定期的に自分でやっているのが空気圧のチェックです。所要時間は5分、費用はゼロ、危険もありません。

指定空気圧は運転席側のドアを開けた開口部のラベルに貼ってあります。うちの車は前後とも240kPaでした。カタログでも整備手帳でもなく、車体に貼ってあるものが正です。私は最初これを知らず、ネットで車種名を検索した数字を入れていました。

測るタイミングにも条件があります。タイヤが冷えている状態、いわゆる冷間時に測るのが基本です。走行後はタイヤ内の空気が温まって圧力が上がるので、そのときに指定値に合わせると、冷えたときに不足します。うちは自宅から3分のスタンドで給油するので、実質ほぼ冷間で測れています。長距離を走った直後は測りません。

実際にやってみると、1ヶ月で10〜20kPaほど自然に抜けます。半年放置したら4本とも200kPaを切っていて、これは燃費にも偏摩耗にも良くない状態でした。窒素充填にすると抜けにくいという話もあって一度検討しましたが、月1回測る運用が回っているなら不要という結論にして、普通の空気のままです。

10cmの線キズは自分で消した

もうひとつ自分でやっているのが、浅い擦り傷の補修です。

きっかけは、商業施設の立体駐車場の柱で、左のリアフェンダーを擦ったことでした。抱っこ紐で子どもを抱えた妻を降ろすために、左に寄せすぎた。長さ10cmほどの白い線が付きました。板金に出せば数万円のコースです。

見た目には塗装の表層に留まっていそうだったので、コンパウンドで試すことにしました。買ったのはカーメイトのキズ消しコンパウンドセットで、粗目のコンパウンドと仕上げ用のマイクロクリーナーが2液セットになっているものです。

スパシャン 公式 クラシックワックス カーワックス 洗車 ワックス 固形 カー用品 超撥水 光沢 ウルウル感 車 単品 スパコレ 車 メンテ

スパシャン 公式 クラシックワックス カーワックス 洗車 ワックス 固形 カー用品 超撥水 光沢 ウルウル感 車 単品 スパコレ 車 メンテ

Amazonで見る楽天市場で見る

結果は、10cmの線キズはほぼ見えなくなりました。ただしこれは傷が浅かったからです。 判断の目安として、爪を立ててなぞったときに引っかかるかどうか、という見方があります。引っかかる傷、下地や金属が見えている傷、凹んでいる傷は、コンパウンドでは消えません。というより、消そうとして磨き続けると塗装のクリア層を削り切ってしまい、余計に悪化します。うちの傷は爪が引っかからないレベルでした。

注意点として書いておくと、コンパウンドは削る作業です。失敗しても元に戻せません。 私は最初にリアバンパーの目立たない下側で試して、感触を確かめてから本番に移りました。あと2液を使い分けるので、粗目で削って、拭き取って、仕上げ剤で磨いて、また拭き取る。10cmの傷なのに40分かかっています。濃色車は磨いた跡が光の角度で見えやすいという話もあり、うちは白なので助かった部分がありました。

記録が残っていないと、次に何をすればいいか分からなくなる

1年やってみて、道具より効いたのが記録の仕組みでした。

新車で買えばメンテナンスノートが付いてきますし、ディーラーで整備すれば整備手帳に記載が残ります。ただ私の車は中古で、前オーナーの記録は途中で途切れていました。バッテリーがいつ交換されたのか、タイヤがいつ替えられたのかが分からない。これが判断を難しくします。

そこで自分で3つの仕組みを作りました。ひとつ、整備のレシートはその場でスマホで撮影して、「車」という名前のアルバムに入れる。紙は失くしますが、写真は失くしません。ふたつ、メモアプリに1つのノートを作って、日付・走行距離・やったこと・金額を1行ずつ追記する。走行距離を一緒に記録するのが肝心で、これがないと次の交換時期が計算できません。みっつ、次回の点検日を、その場でカレンダーの予定に入れる。1週間前の通知付きで。

やっていることはコミットログと変わりません。いつ、何を、どの状態で変更したかを残しておく。半年後の自分は他人なので、他人が読んで分かる粒度で書く。この運用にしてから、点検の予約を忘れたことは一度もありません。逆に言うと、記録がなかった1年目は1回忘れて、車検の直前に慌てて点検を入れる羽目になりました。

ワイパーゴムだけは自分で替えています。年1回、ゴムだけなら1,000円台で買えて、工具も要らず5分で終わる。エアコンフィルターも自分で交換できる車種が多いようですが、うちは助手席のグローブボックスを外す手順に自信が持てず、点検のときに頼んでいます。この「できそうだけどやらない」の線をどこに引くかが、結局はメンテナンスの話の全部だと思っています。

この記事は車まわりの個別レビューです。子どもが生まれて足したもの全体は子どもが生まれて車に足したもの|1年で変わった車内にまとめています。

タイトルとURLをコピーしました