車のサンシェード|後部座席の日差しから守る

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後部座席の子どもは、日差しから自分で逃げられません。大人なら顔を背けるか手をかざすかしますが、生後6ヶ月の子はチャイルドシートに固定されていて、向きも変えられない。西日の当たる時間に走ると、同じ側の頬だけがずっと照らされます。サンシェードを買ったのはそれに気づいたからで、最初に選んだ100円ショップの吸盤式は走行中に落ちました。今は磁石で貼るタイプのカーテンに落ち着いています。

チャイルドシートは向きが固定されている

気づいたのは、実家からの帰り道でした。夕方4時台の西日が右側から入ってきて、後ろを振り返ったら子どもが顔をしかめている。目をぎゅっとつぶって、体を反らそうとしていました。当たり前ですが、チャイルドシートに座らされている子は自分の向きを変えられません。

後ろ向きに設置している時期は、特に逃げ場がない。窓の向きに対して顔が斜めを向いているので、シェードで窓側を覆わないと影が作れないんです。前席なら顔の角度を変えたりバイザーを下ろしたりで済みますが、後ろはそれができない。

時間帯と進行方向の組み合わせも効いてきます。うちは実家が西寄りにあるので、行きの午前は左側、帰りの夕方は右側に日が当たる。同じ道を往復しているのに、当たる面が入れ替わります。だから片側だけ対策しても足りませんでした。結局、後部ドアの左右両方に用意することになります。

紫外線の話もありますが、私が実際に困ったのは温度でした。真夏、直射日光が当たっている側のドアの内張りに手を触れると、はっきり熱い。窓ガラス越しでも、当たり続ける面は温度が上がります。シェードを付けてからは、その面のじりじりした感じがだいぶ減りました。

100円ショップの吸盤式で失敗した

最初に買ったのは、100円ショップの吸盤式サンシェードです。プラスチックの枠に黒いメッシュが張ってあって、吸盤が2つ付いているタイプ。2枚買って220円。安く済ませたつもりでした。

2週間ほどで落ちるようになりました。原因は熱と汚れです。夏の車内は温度が上がるので、吸盤のゴムが柔らかくなって保持力が落ちる。窓ガラスに手の脂や埃が付いていると、そこから空気が入って徐々に緩む。朝はくっついているのに、午後には片方だけ外れて斜めにぶら下がっている、という状態が続きました。

決定的だったのは、高速の合流で加速したときにシェードが窓から外れて、後部座席の子どもの顔のすぐ横に落ちたことです。当たってはいませんが、あれが顔に落ちていたらと思うとよくない。走行中の車内で、固定が甘いものを子どもの近くに置いてはいけないという当たり前のことを、そこでようやく理解しました。

吸盤・静電気・メッシュ・マグネット

買い直すにあたって、方式を整理しました。大きく4種類あります。

吸盤式は、ガラスに直接吸盤を押し付けるもの。安くて種類が多い反面、さっき書いたとおり熱と汚れに弱い。窓が汚れているとまず持ちません。

静電気吸着式は、フィルム状のシートを静電気でガラスに貼るタイプです。跡が残らず、貼り直しが効くのが利点。ただし面で密着させる必要があるので、曲率のある窓や、フチにゴムのモールがある窓だと端が浮きます。うちの後部ドアは窓の下側が曲がっていて、そこから光が漏れました。

メッシュ式は、生地そのものが網目になっているもの。完全には遮光しませんが、外が見えるので圧迫感が少なく、窓を開けても風が抜ける。夏の停車中に窓を少し開けたいときは、これがいちばん使いやすい。

マグネット式は、窓のまわりの金属部分に磁石で留めるタイプです。ドアの窓枠が金属でできている車なら、しっかり固定できる。窓を全開にしてもカーテン側は残るので、走行中に外れる不安がいちばん少なかった。

4つを比べて私が優先したのは、遮光性能ではなく走行中に外れないことでした。日差しを7割防げても、揺れで落ちるものは使い続けられない。逆に多少光が漏れても、確実に留まっているほうが結果的に長く働きます。ここは一度落として怖い思いをしたからこその優先順位です。

使っているのはセイワの磁石式カーテン

今使っているのは、セイワの楽らくマグネットカーテンです。遮光生地のLサイズで2枚入り。磁石で窓枠に貼り付けるタイプで、左右のドアに1枚ずつ使っています。

車 カーテン マグネットカーテン サンシェード 車 マグネット UVカット メッシュ Mサイズ 70cm Lサイズ 85cm ワイド 日よけ

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選んだ理由は、走行中に落ちる要素が少ないことでした。磁石が窓枠の金属を挟む形で留まるので、車の揺れ程度では動かない。生地なので、万が一外れても子どもに当たったときの衝撃が軽い。プラスチックの枠が付いた吸盤式で怖い思いをしたあとだったので、そこを重く見ました。

もう少し安く済ませたいなら、楽天でマグネット式のUVカットメッシュカーテンが1,000円ちょっとで手に入ります。Mサイズが70cm、Lサイズが85cmといったサイズ展開で、うちのコンパクトカーの後部ドアだとLサイズがちょうどでした。窓の高さと幅は必ず測ってから選んだほうがいい。

不満は3つあります。ひとつは、磁石が塗装面に直接触れると傷の原因になり得ること。私は貼るときに必ず窓枠のゴムモールの上に乗せるようにして、金属の塗装面に磁石を擦らせないようにしています。ふたつめは、遮光生地だと後方側面の視界がかなり暗くなること。合流や車線変更のとき、後ろのドアの窓越しの情報は使えなくなります。みっつめは、窓の形と生地の形が完全には一致しないので、上の角に三角の隙間が残ることです。ここから差し込む光は防げません。

貼っていい場所と、貼ってはいけない場所

これは安全と法令に関わるので、はっきり書いておきます。サンシェードを貼っていいのは、後部座席の側面と後方の窓だけです

フロントガラス、運転席と助手席の側面ガラス、そして前席の三角窓は、道路運送車両の保安基準で視野の確保が求められている部分です。走行中にここを遮るものを付けると、視界を妨げるだけでなく法令違反になり得ます。駐車中に前面のサンシェードを立てるのは別として、走り出す前に外すことが前提。私は面倒でも、運転席から手が届く位置に畳んで置くようにしています。

それと、ルームミラー越しの後方視界も忘れがちです。リアガラスに大きなシェードを付けると、ミラーで後ろが見えなくなる。うちは後ろのガラスには何も付けず、側面2枚だけにしました。ドアミラーがあるとはいえ、見える情報は減らさないほうがいい。

1シーズン使ってみて

4月から8月まで使って、外れたのは1回だけです。それも窓を全開にして高速を走ったときで、風でめくれ上がったのが原因でした。走行中に窓を開けるなら、開けるのは前席側だけにする、というのが今のルールです。

意外と困ったのが、使わない時期の置き場所でした。冬になると外しますが、生地なので畳めるとはいえ、2枚まとめるとA4サイズくらいの厚みになる。グローブボックスには入りませんでした。今は荷室の内張りの裏、ジャッキが入っている空間の横に押し込んでいます。車のアクセサリは、外したあとをどこに置くかまで決めておかないと、結局は後部座席に転がることになる。

効果を数字で示せるかというと、正直そこまで測れていません。私が言えるのは、西日の時間帯に後ろを振り返ったとき、子どもが目をつぶらなくなったということくらいです。ただ、220円のシェードが顔の横に落ちてきた日の記憶があるので、次に選ぶときも私は落ちにくさから見ます。日差しを防ぐ道具が別のリスクを持ち込んだら、本末転倒なので。

この記事は車まわりの個別レビューです。子どもが生まれて足したもの全体は子どもが生まれて車に足したもの|1年で変わった車内にまとめています。

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