※ この記事にはプロモーションが含まれています。
8月の午後、Zoomの合間に首の後ろを触ったら、はっきり冷たかったんです。室温は27℃。半袖で座っていて、暑いとも寒いとも感じていない。それなのに、肩から首にかけての表面だけが、手のひらより明らかに温度が低い。
冷えというと冬の話だと思っていました。実際には、在宅で1日中エアコンの下に座っている夏のほうが、私の場合は肩が冷たくなっていた。気づいてからやっていることを書きます。
27℃でも、8時間動かないと冷える
うちのリビングは12畳ほどで、エアコンは壁の高い位置にあります。デスクは窓際に置いていて、風向きを上に固定していても、対流で空気が回ってくる。座っている位置は、送風の直下ではありません。
それでも冷たくなる理由は、単純に動いていないからだと思っています。私の勤務時間は9時から18時で、昼を除くと8時間ほど。その間、席を立つのはトイレと飲み物を取りに行くときだけ。1時間に1回立つようにしていても、動きの総量は知れています。
妻に「肩さわってみて」と頼んだら、「冷蔵庫から出したみたい」と言われました。自分の手も同じ室温にあるので、自分で触っても差が分かりにくい。他人に触ってもらって初めて分かる程度の差です。
気づいてから、まずやったのは服です。半袖の上に薄手の長袖を羽織るようにした。これだけでも、夕方に触ったときの温度は違います。ただ、着るのを忘れる日が普通にあるんですよね。
もうひとつ思い当たったのが、子どもがいる家の設定温度です。生後6か月の子がリビングで昼寝をする時間があるので、うちのエアコンは夏のあいだ、ほぼ止まりません。以前なら、暑くなければ切っていた時間帯もつけっぱなしです。つまり、私が冷房にさらされている総時間が、去年より確実に長くなっている。冷えに気づいた背景には、この生活の変化があったと思っています。
温めると、肩が軽く感じる
書き方に迷うところなんですが、正確に言うと「温めると楽になったように感じる」です。何かが治ったとか、コリが取れたという話ではありません。温度が上がっている間、肩まわりの張った感じが気にならなくなる。それだけです。
体感として、当てて3分くらいで首の後ろが緩む感じがあります。私の場合は、夕方の17時ごろ、その日のタスクが片付いた頃に当てるのが一番しっくりきます。作業中に当てると、単純に集中が切れる。
これが継続的に何かを変えているのかどうかは、正直わかりません。私が測れているのは、その場の感覚だけです。首や肩の張りが長期間続いていたり、腕にしびれが出るようなら、温めて様子を見るより整形外科で診てもらうべき症状だと思います。私は以前、右腕の指先がしびれた時期があって、そのときは受診しました。
温めるのと冷やすのの使い分けについても、素人判断は危ないと感じています。ぶつけた直後や、腫れや熱を持っているところを温めるのは避けるべきだとされていて、このあたりは自分で決めるより、症状があるなら医療機関で聞いたほうが早い。私が温めているのは、あくまで「特に痛みはないが、なんとなく張った感じがする」という状態のときだけです。
使い捨てカイロで、皮膚を赤くした
最初にやったのは、使い捨てカイロを肩に貼ることでした。これが失敗です。
冬に使う癖で、Tシャツの上から貼るタイプを肩甲骨の上に貼って、そのまま4時間ほど仕事をしていました。夕方、外そうとしたら、貼っていた場所が四角く赤くなっていた。痛みはなかったんですが、赤みが引くまで2日かかりました。
低温やけどは、熱いと感じない温度で起きます。40℃台でも、同じ場所に長時間接触していると起こるとされていて、私の場合はまさにそれでした。カイロの袋にも、肌に直接貼らない、就寝時に使わない、同じ場所に長時間当てない、といった注意が書かれています。読んでいませんでした。
それ以来、私が守っているのは3つです。同じ場所に連続で当てるのは20分まで。寝るときは絶対に使わない。皮膚が赤くなったらその日はもう当てない。感覚が鈍くなっている方や、糖尿病などで温度を感じにくい可能性がある方は、そもそも自己判断で使わないほうがいいと思います。
いま使っているのは、レンジで温める小豆のパック
カイロをやめて、電子レンジで温めるタイプに切り替えました。中に小豆が入っていて、レンジで加熱すると小豆の水分が蒸気になり、湿った温かさになるタイプです。あずホの小豆カイロのように、整体師の監修をうたう国産のものがいくつか出ています。
私は600Wで40秒。これがうちの適量です。最初、説明にある時間の上限で1分やったら、袋の中心が熱すぎて肩に乗せられませんでした。10秒刻みで調整して、40秒に落ち着いた。加熱しすぎると生地が焦げる可能性もあるので、時間は守ったほうがいいです。
楽天には、一般医療機器として届出されている温熱パックもあります。両肩用の形になっていて4,840円前後。肩の形に沿うので、ずれにくいのが利点です。
不満は、持続時間です。600Wで40秒だと、温かいのは15分から20分ほど。ちょうどよい温度なのは最初の10分くらいで、そのあとは急に冷めます。1日に2回使いたければ、2回レンジまで行くことになる。デスクからキッチンまで6歩ですが、この6歩が面倒で使わない日があります。
それと、小豆の匂いがあります。温めた直後、あんこの原料そのものの香りがする。私は気になりませんが、香りに敏感な人は無香料をうたうタイプを選んだほうがいいと思います。使っているうちに小豆が湿気を失うので、1年ほどで買い替えるものだという説明も付いていました。
形も選びどころです。私が最初に買ったのは長方形のレギュラーサイズで、首の後ろに乗せると左右がだらんと垂れる。座ったまま前かがみになると落ちます。肩の形に合わせて作られたタイプのほうが、作業しながら使うには向いていました。ここは自分の使い方を先に決めてから選んだほうがいい部分です。
結局、冷やさない工夫のほうが先だった
半年やってみて思うのは、温める道具より、そもそも冷やさない環境のほうが効いているということです。
やったのは3つ。エアコンの風向きを完全に上向きに固定して、風が直接体に当たらないようにしたこと。デスクの位置を窓際から50cmほど内側にずらして、エアコンの対流の通り道から外したこと。そして、薄手の長袖を椅子の背にかけっぱなしにして、取りに行かなくても着られる状態にしたこと。
3つ目が地味に一番効きました。羽織るものを寝室のクローゼットにしまっていた頃は、着るのを忘れる日が週に3日ありました。椅子にかけておくと、忘れません。
温熱パックは、その上で使う補助です。買ったから解決する類のものではないというのが、率直な感想です。冷房の効いたオフィスで同じ悩みを抱えている人も多いと思いますが、まずは風の当たり方を変えてみるほうが、お金がかからない分だけ試しやすいと思います。
この記事は個別の対処法です。座り仕事で出てくる不調の全体像は座り仕事の体|4年でガタが来た場所を並べるにまとめています。

