窓の断熱と結露対策|賃貸でできる範囲

※ この記事にはプロモーションが含まれています。

去年の1月、カーテンを洗おうとして裾を持ち上げたら、下から10cmくらいのところが灰色になっていました。最初は埃だと思った。洗っても落ちませんでした。

カビです。冬のあいだ毎朝びしょ濡れになっていた窓の水が、カーテンの裾に吸われて、そこで乾ききらないまま2ヶ月が経っていた。同じタイミングで、サッシのゴムパッキンにも黒い点が出ていました。

結露そのものは水滴です。それ自体は放っておいても数時間で乾く。問題は、乾く前に別のものに移って、そこで留まることです。だから対策は「拭く」だけの話ではありません。この記事では、水蒸気を減らす、窓を冷やさない、出た水をすぐ取る、という3方向で書きます。

気づいたときには手遅れだった、去年の失敗

去年の冬、我が家は結露を軽く見ていました。朝起きて窓が濡れているのは知っていたけど、昼にはだいたい乾いている。だから何もしなくていいと思っていたんです。

実際に何が起きていたかというと、窓ガラスを伝って落ちた水がサッシの下枠に溜まり、そこに接していたカーテンの裾が毎晩水を吸っていた。カーテンは厚手のドレープで、乾きにくい。日中に窓が乾いても、カーテンの裾は湿ったままです。それが11月末から1月まで続けば、そうなるよなという話でした。

ゴムパッキンのほうは、もっと厄介です。黒い点が出たあと、カビ取り剤を試しましたが完全には戻りませんでした。ゴムの内部まで入ってしまうと、表面を漂白しても影が残ります。これは賃貸なので、退去時にどう判断されるかという不安がずっとあります。

今年は生後6ヶ月の子どもがいます。カビの胞子が室内に舞うことについては、心配なら小児科や自治体の相談窓口で聞くのが確実で、私が断定できる話ではありません。ただ、部屋の中でカビを増やしたい理由が1つもないのは確かです。去年より早く、9月のうちに準備を始めました。

結露が出る理屈がわかると、対策の方向が3つに割れる

結露は、空気中の水蒸気が冷たい面に触れて水に戻る現象です。夏に冷たい麦茶のグラスの外側が濡れるのと同じことが、冬は窓で起きている。

つまり、変数は2つしかありません。室内の水蒸気の量と、窓ガラスの表面温度です。水蒸気が多いほど、そして窓が冷たいほど、結露は増える。

ということは、打てる手は3方向になります。水蒸気を減らす。窓を冷やさない。そして、それでも出てしまった水をすぐ取る。

この3つのうち、賃貸で一番やりやすいのは3つ目です。1つ目は生活そのものを変える話になるし、2つ目は窓の性能の話なので限界がある。だから我が家の運用は、3つ目を主軸にして、1つ目で少し足を引っ張る、という配分になっています。

水蒸気を減らす。生活を変えずにできる範囲

室内の水蒸気は、人の呼吸と、料理と、風呂と、洗濯物から出ます。全部やめるわけにはいかないので、減らせるところだけ触ります。

我が家で明確に効いたのは、風呂の扱いでした。入浴後に浴室のドアを開けっぱなしにしていたんですが、これをやめて、ドアを閉めた上で浴室の換気扇を3時間回すようにした。それだけで、翌朝の寝室の窓の濡れ方が変わりました。以前はガラスの下半分が全部濡れていたのが、下から3分の1くらいで済むようになっています。

もうひとつは、換気です。朝に対角の窓を2ヶ所開けて、5分から10分だけ空気を入れ替える。冬に窓を開けるのは寒くて嫌なんですが、対角にすると風が抜けるので、短時間で済みます。うちは子どものミルクを準備している10分弱をこれに充てていて、部屋が冷えきる前に閉めています。

逆に、我が家がやっていないこともあります。加湿器を止める、という手は取っていません。冬の乾燥は乾燥で別の問題があるので、結露のために湿度を犠牲にする方向は選びませんでした。加湿と換気の兼ね合いは、結露だけを見て決めると失敗します。

それと、洗濯物の部屋干し。これは水蒸気を増やす行為なので結露にとっては不利です。ただ我が家は冬の部屋干しをやめられないので、干す場所を窓から離すことで折り合いをつけています。窓際に干すと、その窓は翌朝ひどいことになります。

吸水テープと結露防止シートは、役割が違う

ここが最初に混乱したところです。窓まわりに貼るものには、大きく2種類あります。

結露防止シート、断熱シートと呼ばれるものは、ガラスに貼って窓の表面温度を下げにくくするものです。つまり結露を出にくくする側。一方、吸水テープは窓の下端に貼って、流れ落ちてきた水を受け止めて吸うものです。こちらは出た結露を受け止める側。

役割が逆なので、どちらか片方だけで完結しません。うちは窓の上側にシートを貼って、下端に吸水テープを貼る形にしました。シートの貼り方や剥がすときの注意点はそれだけで長い話になるので、別の記事に分けています。

買った吸水テープは、ニトムズの「強力 結露 吸水テープ 広幅」のシルバーです。幅6cm×長さ2mの1巻入りで、品番はE1150。カビ防止の加工が入っていて、貼るだけのタイプです。

窓 ガラスフィルム 窓 目隠し フィルム 窓断熱シート 窓遮熱シート 遮光シート 台風 対策 断熱 遮光 遮熱 飛散防止 はがせる 紫外線カ

窓 ガラスフィルム 窓 目隠し フィルム 窓断熱シート 窓遮熱シート 遮光シート 台風 対策 断熱 遮光 遮熱 飛散防止 はがせる 紫外線カ

Amazonで見る楽天市場で見る

短所を3つ書きます。まず2mでは足りない。うちの掃き出し窓は幅が180cmあるので1巻でぎりぎり足りましたが、腰高窓と寝室の窓を合わせると、結局3巻買っています。窓の数だけ本数が要ると考えておいたほうがいいです。

2つ目は、シーズンの後半に黒ずむこと。貼ってから半年ほどで、テープの下側にグレーの筋が出てきました。カビ防止加工はあるので進行は遅いんですが、吸った水が抜けきらない場所には出ます。これは仕様として受け入れて、シーズン中に1回貼り替える運用にしました。2月に一度剥がして新品を貼る。1巻の値段を考えれば、カーテンを1枚駄目にするよりずっと安い。

3つ目は、剥がすときに糊が残ったこと。サッシの塗装面に貼った部分で、白い糊がうっすら残りました。中性洗剤とプラスチックのヘラで落ちましたが、力を入れすぎると塗装を傷めるので慎重にやる必要があります。貼る前に、目立たない場所で試しておくのが無難です。

もうひとつ現実的な注意点として、テープは吸水量に限界があります。ひどい日の結露はテープの容量を超えて、下から水が漏れます。テープを貼ったから拭かなくていい、にはなりませんでした。

毎朝拭く運用を、どうやって続けたか

結局、一番効くのは毎朝拭くことです。分かってはいる。問題は、それが続かないことです。

去年の私は、拭こうと思った日に雑巾を取りに行って、洗面所で絞って、窓まで戻って、拭いて、また洗いに行っていました。この往復で3分か4分かかる。朝の3分は重いので、2週間で止まりました。

今年変えたのは、道具を窓のところに置きっぱなしにしたことです。小さいスクイジーと、使い捨ての厚手クロスを窓際のカゴに入れて、そのまま放置する。見た目は良くないですが、取りに行く手間がゼロになると続きます。

手順は、スクイジーでガラスの水を下に集めて、下端に溜まった分をクロスで一拭き。慣れると1窓30秒です。集めた水はテープが吸ってくれるので、クロスの消費も少ない。

タイミングは、朝のミルクの準備に紐づけました。哺乳瓶を用意して、お湯が冷めるのを待つ数分間が毎朝必ずある。その待ち時間にリビングと寝室の2窓を片付ける。何かの「ついで」にしないと、単独のタスクは絶対に消えます。

やってみて分かったのは、3窓以上を毎朝は無理だということでした。うちは結露のひどい2窓だけを毎日、残りは週末にまとめてという配分にしています。全部を完璧にやろうとして全部やめるより、優先順位をつけたほうが結果的に長く続きました。

去年カビさせたカーテンは、今年から丈を5cm短いものに替えました。裾が窓下の湿った場所に触れないだけで、リスクはかなり減ります。1,000円台のテープと30秒の習慣で、カーテン1枚と退去時の不安を守れるなら、割に合う投資だと思っています。

この記事は冬支度の個別記事です。何から揃えるかの優先順位は秋冬に買い足したもの|寒くなる前に揃えるで整理しています。

タイトルとURLをコピーしました