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9月の終わりに、去年の冬のメモを見返しました。スマホのメモアプリに「窓」「床」「足」とだけ書いてある。寒くて嫌だと思った瞬間に殴り書きしたやつで、いま読んでも何が起きたか思い出せます。
去年の冬は妻と2人でした。今年は生後6ヶ月の子どもがいます。同じ2LDKの賃貸、同じエアコン、でも家の中で人が過ごす高さが変わった。大人は椅子に座っていますが、子どもは床にいます。
先に結論を書くと、我が家が今年買い足す順番は窓 → 床 → 寝具まわり → 自分の足元です。暖房器具そのものは1台も買いません。去年オイルヒーターを買い足して、その順番が間違っていたと分かったからです。
去年の冬に困ったことを、4つだけ書き出した
まず、結露です。11月の後半から窓の下半分が毎朝びしょ濡れになって、放っておいたらカーテンの裾が黒くなりました。気づいたのは1月です。洗ってもグレーの点が残って、結局その1枚は捨てました。3,000円くらいのカーテンでしたが、捨てるときの気分は値段以上に悪い。
次に、床。フローリングが冷たい。朝の室温が15℃くらいのとき、素足で立つと足の裏だけ明らかに冷たいんですよね。去年は自分がスリッパを履けば済む話でした。今年はそうもいかない。子どもは寝返りとずりばいの練習中で、起きている時間のほぼ全部を床の上で過ごします。冬には8ヶ月から10ヶ月になっているので、たぶん一日中床にいます。
3つ目が、自分の足先。在宅勤務なので日中はずっとデスクに座っているんですが、エアコンをつけていても足先だけ冷えて、午後に集中が切れる時間が明らかに増えました。暖房の設定を上げると顔まわりだけ暑くなって、頭がぼんやりする。この上下差がずっと不快でした。
4つ目は、去年は存在しなかった問題です。子どもの寝冷え。うちの子はいま、寝ている間に何度も向きを変えます。夏はタオルケットを蹴り飛ばしても平気でしたが、冬の夜に同じことをやられたらどうするのか。これは実際に困る前に手を打つ枠として入れました。
オイルヒーターを買い足して、順番を間違えていたと分かった
去年の12月、寒さに耐えかねてオイルヒーターを買いました。1万円台後半の1200Wのやつです。静かで風が出ないという評判で、赤ちゃんが生まれる家にも良さそうだと思って選びました。
結果から言うと、失敗でした。悪い製品だったという意味ではありません。使い方と場所が合っていなかった。
まず立ち上がりが遅い。スイッチを入れてから部屋が暖かいと感じるまで、体感で40分から1時間かかります。朝起きて寒いからつける、という使い方だと間に合わないんですよね。だからタイマーで早朝からつけっぱなしにする。すると今度は電気代です。1月の電気代が前年同月比で4,000円ほど上がって、妻に数字を見せられたときは言い訳ができませんでした。
そして肝心の暖かさが、部屋の広さに対して足りない。10畳のリビングで使うと、ヒーターから2mくらい離れると分からなくなります。窓際に置くと窓のほうへ熱が逃げていく感覚があって、じゃあ壁際に寄せると今度は人のいる場所に届かない。
ここで気づいたのは、暖房を足しても、逃げていく分が大きいままなら追いつかないという当たり前のことでした。我が家のリビングは南向きで、掃き出し窓が1枚と腰高窓が1枚あります。一般的に、住宅で冬に逃げる熱の多くは窓などの開口部からとされていて、うちの窓の面積を考えるとその話は納得できるものでした。
オイルヒーターは今も脱衣所で使っています。2畳ちょっとの狭い場所なら、風が出ないぶん快適で、沐浴後の着替えのときにちょうどいい。買ったこと自体は無駄になっていませんが、リビングを暖める目的で買ったのは判断ミスです。
優先順位1|まず窓。効果より「冷気の落ち込み」を止める
というわけで、今年の1番目は窓です。理由は単純で、暖房を強くするより、逃げる量を減らすほうが順番として先だからです。
賃貸なので内窓を入れるような工事はできません。できるのは貼るか掛けるか置くか。まずは一番安い「貼る」から試すことにして、ニトムズの「夏冬兼用 結露防止 断熱アルミシート」HH0031を買いました。90cm×1.8mで、1本1,000円前後です。名前の通り夏場の日射対策も兼ねていて、UVカットと目かくしの役割もあります。
短所を先に書いておくと、これは完全に不透明です。貼った窓の外は見えません。腰高窓に貼ったら部屋がひとつぶん暗くなった感じがして、最初の3日はけっこう抵抗がありました。あと90cmの幅だと、うちの掃き出し窓には全然足りなくて2本必要でした。買い足しに行くのが面倒だったので、窓のサイズを測ってから買うべきです。
効果の見積もりも正直に書きます。これを貼って室温が3℃上がる、みたいなことは起きません。分かりやすく変わるのは窓際に立ったときのひやっとする感じと、窓から足元へ流れ落ちてくる冷たい空気です。数値より体感の話ですが、この冷気の落ち込みが弱まると、床に近い場所の居心地がだいぶ違います。貼り方や剥がすときの注意点はそれだけで長くなるので、別の記事に分けました。
優先順位2|次に床。子どもがいる場所が一番冷たい
窓の次が床です。順番の理由は、我が家で一番寒い場所に一番長くいるのが子どもだから。
去年は3畳ほどのラグを敷いていましたが、毛足が短くて薄手のもので、正直あまり効いていませんでした。上に座ると冷たさが数分で伝わってくる。今年は厚みで選び直して、aicomri の低反発ラグにしました。3畳サイズの190×240cmで、厚みが15mm、洗えて撥水加工と滑り止めが付いているタイプです。
厚手を選んだ理由は保温だけではありません。子どもがつかまり立ちを始めると転びます。15mmあると、尻もちのときの音が明らかに違う。撥水は離乳食まわりの保険で、これは正直まだ本気の汚れを経験していないので評価を保留しています。
短所は、まず重いこと。3畳サイズなので、掃除機をかけるためにめくるのが地味に面倒です。それから毛足の長いタイプに比べると足触りの気持ちよさは控えめ。低反発で沈む感じはありますが、ふわふわを期待すると違います。あと洗えると書いてあっても、我が家の洗濯機の容量では現実的に無理で、実際は部分洗いと天日干しで運用しています。ここは買う前にドラムの容量を確認したほうがいいです。楽天で買うなら、テイジンの極厚40mmで着せ替えできるタイプが5,500円ほどで出ていて、厚み重視ならそちらも候補になります。
優先順位3|寝具まわり。布団を蹴る前提で用意する
3番目が寝具です。窓と床のあとにした理由は、部屋そのものが冷えていると寝具だけ足しても追いつかないから。逆に言えば、部屋の底上げが済んでいれば、寝具は薄くて済みます。
買ったのはスリーパーです。クッカヤプーの「ママも眠れるフリーススリーパー」という日本製のもので、楽天で3,080円でした。商品名にママと入っていますが、要は着せたまま寝かせられて夜中に掛け直さなくていい、という趣旨のものだと理解しています。
これを選んだのは、掛け布団を厚くする方向に行きたくなかったからです。乳児の寝具は重いものを掛けすぎないほうがいいとされていて、うちは掛けるより着せるほうに寄せました。実際、夜中に布団を掛け直すために起きる回数が減れば、次の日の自分のパフォーマンスも変わります。そこまで含めて元は取れる計算でした。
フリースなので、暖房のよく効いた部屋だと暑すぎることがあります。着せすぎは逆に危ないので、背中に手を入れて汗ばんでいたら1枚減らす、という確認は毎晩やっています。着せる枚数の考え方は月齢や部屋の条件で変わるので、心配なら小児科の健診のときに聞くのが早いです。Amazonなら un doudou の2WAYスリーパーが同じ枠で選べます。
優先順位4|最後に自分の足元。湯たんぽに戻ってきた
最後が自分です。家族の順番として最後にしただけで、生産性の話としてはけっこう切実でした。
デスク下のヒーターも検討したんですが、今年はまず湯たんぽを試すことにしました。TONGMO の湯たんぽ 1.8L、カバー付きの注水式です。理由は電気を使わないこと。仕事中の消費電力を増やさずに足元だけ解決できるなら、そのほうが筋がいい。
湯たんぽは低温やけどのリスクがあるので、注意点を1つだけ書いておきます。肌に直接当てないこと、そして子どもには使わないことです。うちでは大人の足元専用と決めていて、子どもの布団に入れる使い方はしていません。長時間同じ場所に当て続けるのが一番危ないので、私も靴下越しに使って、位置を時々変えています。低温やけどの詳しい条件や、蓄熱式との違いは別の記事で書きました。
不満もあります。まずお湯を入れる手間。1.8Lぶんのお湯を沸かして注ぐのに、朝の忙しい時間で5分は取られます。それと、昼過ぎには温度が下がって足元が物足りなくなる。1日ずっとは持ちません。楽天だと蓄熱式のPOCA+が1,680円ほどで、こちらはコンセントに挿すタイプなので、注水の手間が嫌なら選択肢に入ります。
9月のうちに動く理由と、まだ買っていないもの
この4つを9月に決めた理由は、11月になると同じものが高くなるか、在庫が薄くなるからです。去年、断熱シートを12月に買おうとしてホームセンターで棚が空になっているのを見ました。ネットでも人気サイズから消えます。特にラグとスリーパーは色とサイズの選択肢が減るのが早い。
もうひとつ、貼る系は暖かいうちにやるほうが単純に楽です。窓の掃除をして乾かしてから貼るので、水を使う作業を12月にやりたくない。
逆に、今年見送ったものもあります。加湿器は買いません。去年の冬に湿度計を見ていたら、洗濯物を部屋干しした日はそれなりに数字が上がっていたので、まずそこから試します。デスク下ヒーターも、湯たんぽで足りるかどうか1ヶ月見てから判断します。カーテンをドレープの厚いものに替える案も出ましたが、これは1万円を超えるので今シーズンは保留にしました。
4点の合計はだいたい1万2,000円ほど。去年オイルヒーター1台に使った金額とほぼ同じです。同じ予算で、去年より寒くない冬になるかどうか。答えは2月に出ます。
それぞれの詳しい記事
この記事で触れたものは、それぞれ単体でも詳しく書いています。気になったものがあれば個別記事も読んでみてください。
- 部屋干しで加湿する|加湿器を足す前に試す
- 冬の電気代を下げる|暖房を消さずにやること
- 窓の断熱と結露対策|賃貸でできる範囲
- 床の冷え対策|ラグとマットで変わる
- 赤ちゃんの冬服|着せすぎのほうが危ない
- スリーパー|布団を蹴る子の寝冷え対策
- 湯たんぽ|電気を使わない暖房
- ルームシューズ|足元から冷える在宅勤務
- 冬の水分補給|温かい飲み物を切らさない
- 冬の乾燥肌ケア|親子で使えるもの
- 加湿と換気の両立|どちらも要る
- 風邪対策グッズ|保育園からもらってくる前提
- 冬の寝具|厚さより暖かさの仕組み
- 足元だけ暖める|デスク下のヒーター
- 冬のベビーカー|フットマフと防寒
- 静電気対策|子どもがバチバチを嫌がる
- 冬の洗濯|乾かない問題をどうするか
- 年末の大掃除|子どもがいる家の現実的な範囲
- 年末年始の帰省|冬の長距離移動の装備

