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100円ショップで買った砂場セットは、2回で割れました。バケツとスコップと熊手が入って6点で110円という、あの手のやつです。1回目でスコップの先が欠けて、2回目でバケツの持ち手の付け根が裂けた。安いから仕方ないと言えばそれまでなんですが、割れた破片が砂の中に残るのが怖くて、結局その場で全部拾って持ち帰りました。生後6ヶ月の子はまだ本格的に砂場で遊べる時期ではないのに、道具のことでこれだけ考えることになるとは思っていなかったです。
生後6ヶ月の砂場は、遊びより監視の時間
先に前提を書いておくと、うちの子はまだ砂場で「遊ぶ」段階にいません。支えれば座れるようになったので、レジャーシートの端に座らせて、指先で砂を触らせる。それだけです。掘るとか、型を抜くとか、そういうことはまだできません。
この時期の砂場でいちばん大事なのは、道具の性能ではなく何でも口に入れる時期だという前提を忘れないことだと思っています。手に触れたものは高い確率で口に向かいます。砂を握った手をそのまま口へ持っていこうとした場面は、初回の10分間で4回ありました。私は真横に膝をついて座って、手が上がった瞬間に手首を押さえる係をやっていた。だから正直、この月齢の砂場遊びは親にとって遊びではなく監視です。
公園によっては、猫よけのネットがかかっていたり、砂の入れ替えの案内が掲示されていたりします。うちの近所の公園は週に1回、朝に清掃が入る掲示がありました。それを見てから、行くなら清掃直後の午前中、という運用にしています。
対象年齢の表示を、買う前に必ず見る
砂場道具は見た目が似ていても、対象年齢がまるで違います。たとえばアガツマのアンパンマンのカラフルおでかけ砂場セットは、対象年齢が3歳以上と表示されていました。かわいいし持ち運びやすそうなんですが、うちの子には数年早い。
対象年齢は、単に「使いこなせるか」の話ではなく、小さい部品を口に入れないことが前提になっているかどうかの話でもあります。3歳以上と書かれている製品には、外れる小さなパーツが含まれていることがあります。うちが買おうとしたセットにも、ふるいの取っ手や車輪の部品が別パーツになっているものがありました。生後6ヶ月の横でそれを広げるのは、私の判断では無理です。
選ぶときの基準はシンプルにしました。パーツが分離しないこと、口に入るサイズの部品がないこと、割れて鋭利にならない素材であること。この3つを満たさないものは、対象年齢の表示にかかわらず今は買わない。心配なところがあれば、月齢と製品の表示を照らして、必要なら小児科や販売元に確認するほうが確実です。
ボーネルンドのサンドミルを、正規品で買った理由
結局買ったのは、ボーネルンドが扱っているダントーイのサンドミル(トラック付き)です。砂遊びの道具として3,960円でした。上から砂を入れると羽根が回って下に落ちる仕組みで、砂だけでなく水でも動きます。お風呂に持ち込んでも遊べるので、公園に行けない日の使い道があるのは想定外に良かったところでした。
正規品を選んだのは、素材の厚みと部品の作りを確認したかったからです。同じような形の安い製品もありますが、100円のセットを割った直後だったので、そこは素直に金額で解決しました。実際、プラスチックの肉厚が明らかに違います。落としても割れる気配がない。
ただ、不満は3つあります。ひとつめは値段です。砂遊びの道具に4,000円近く出すのは、正直かなり迷いました。ふたつめはパーツ数です。トラックと本体が分かれているので、公園でどちらかを見失う可能性が常にある。うちはまだ失くしていませんが、これは時間の問題だと思っています。みっつめは、羽根の隙間に入った砂が落ちにくいこと。構造上どうしても細かい溝があって、帰宅後に振っても数十粒は残ります。
安く済ませたいなら、池田工業社のパステルカラーバケツ6点セットのような、シンプルな道具の詰め合わせも選択肢になります。うちは1つ壊した経験から厚みのある製品に振りましたが、消耗品と割り切って安いものを毎年買い替える考え方もあると思います。
本題は、砂だらけの道具をどう持ち帰るか
道具選びより手強かったのが、帰り道です。砂遊びの道具は、遊んだ直後がいちばん扱いにくい。
最初にやったのがビニール袋に放り込む方法でした。これは失敗です。砂が湿っているとかなり重くなります。バケツ1杯ぶんの湿った砂が紛れ込んだだけで、体感で2kg近い。しかもレジ袋だとスコップの角で内側から裂けます。片道1.2kmの帰り道の途中で袋が破れて、歩道に砂の筋を作ったことがありました。
今の運用は、公園を出る前に道具を洗ってしまうやり方です。うちの近所の公園には水道があるので、そこでバケツに水を張って、道具を沈めて振って、砂を落とす。ここで9割は落ちます。それから水を切って、メッシュのバッグに入れる。メッシュなら残った砂と水が歩いている間に落ちていくので、帰宅時にはだいぶ軽くなっています。
ただしメッシュバッグは、砂が落ちるということは途中で道端に砂をこぼしているということでもあります。だから公園でしっかり落とすのが前提です。落としが甘いと、マンションの共用廊下とエレベーターに砂が落ちます。これは一度やって妻に指摘されました。
帰宅後はベランダでもう一度水をかけて、立てかけて乾かします。濡れたまま収納すると、内側がぬめります。サンドミルのような構造のあるものは、乾くまで半日かかる日もある。だから雨の前日は洗い直しをどうするかを先に考えます。
道具を公園に置いていかない
もうひとつ決めているのが、道具を公園に置いて帰らないことです。
砂場に道具が置きっぱなしになっている公園は、実際にわりとあります。誰の物か分からないバケツやスコップが砂に半分埋まっている。善意で「みんなで使ってください」と置いていく人もいるようですが、うちはやらないことにしました。理由は3つです。
ひとつめは、放置された道具が壊れたり劣化したりすると、そのまま危険物になるから。割れたプラスチックは砂の中では見えません。ふたつめは、自分の物と他人の物が混ざるから。うちのバケツと同じ色の物が隣にあった日、どちらが自分のか分からなくなりました。名前は書いていますが、砂で汚れると読めない。みっつめは、単純に管理者側からすれば放置物だからです。撤去の対象になっている公園もあります。
持ち帰る前提にすると、持ち物は自然に減ります。今うちが持って行くのは、サンドミルと小さいバケツ1つ、それとスコップ1本だけ。この3つなら数えるのが簡単で、置き忘れにも気づきます。
プラスチックの厚みで、寿命がだいたい決まる
1年もたたないうちに、道具の素材にはっきり差が出ました。
110円のセットは、薄い硬質のプラスチックでした。硬いぶん、力がかかると曲がらずに割れます。しかも割れ口が鋭い。砂場は小さい子が素手で触る場所なので、鋭い破片が混ざるのはいちばん避けたい事態です。一方で厚みのある製品は、力がかかるとまず変形します。変形で済めば、割れて破片が出ることはない。
スコップは、金属の縁がついたタイプも売っていますが、うちは選んでいません。掘る性能は上がるはずですが、生後6ヶ月の子の手が届く範囲に金属の縁を置きたくない、という単純な理由です。この判断は、子どもが自分で掘るようになったら見直すと思います。
今のところ、道具より運用が9割
買ったものはサンドミルとバケツとスコップだけで、合計5,000円ほど。それより時間を使っているのは、いつ行くか、何を持って行くか、どう洗って帰るかという運用のほうです。
この月齢だと、道具は主役ではありません。砂を触らせる10分のために、洗って乾かす時間が20分ある。効率だけ見れば割に合わないんですが、指で砂をつまんで、こぼして、また握るのを繰り返しているのを横で見ていると、まあいいかとは思います。本格的に使い出すのは来年以降なので、それまでに割れない道具を選んでおいたぶんは無駄にならないはずです。
この記事は外遊び用品の個別レビューです。公園に持っていくもの全体は子連れの外遊び装備|公園に何を持っていくかにまとめています。

