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温泉宿を探していて、最初に手が止まったのがここでした。生後6ヶ月の子を温泉に入れていいのか。調べれば一行で答えが出ると思っていたのですが、実際には施設ごと、泉質ごと、月齢ごとに条件が分かれていて、単純な一つの答えは出てきませんでした。うちはまだ温泉旅行に行けていません。行く前に確認しておきたいことを、調べた範囲で整理しておきます。
「いつから」に一つの正解はない
月齢の目安として紹介されていることが多いのは、首がすわってから、あるいは生後3〜4ヶ月を過ぎてから、という線でした。ただ、これは絶対的な基準として書かれているわけではなく、あくまで一般的な目安として扱われています。
環境省が出している入浴に関する指針でも、乳幼児の入浴については慎重な記述になっていました。要するに、大人と同じ条件で入れてはいけないという前提があって、そこから先は個々の状況で判断する話になる。月齢だけで決まるものではないということです。
私が調べていていちばん納得したのは、月齢よりも先に見るべきものがあるという点でした。体調、その日のスケジュール、湯温、滞在時間。うちの子は移動で疲れていると機嫌が落ちるので、到着当日に入れるかどうかは当日の様子次第だと思っています。心配なら、かかりつけの小児科で先に聞いておくのが確実です。
泉質によって、判断が変わるらしい
調べていて意外だったのがここでした。温泉といっても中身は同じではなくて、刺激の強い泉質は赤ちゃんには向かないとされているものがあります。
よく名前が挙がるのは酸性泉と硫黄泉です。効能がある一方で肌への刺激が強いとされていて、乳幼児には避けたほうがいいという記述を複数の解説で見かけました。逆に、単純温泉のように刺激が穏やかとされる泉質は、赤ちゃん連れでも候補になりやすいようです。
湯温についても同じような記述がありました。大人が心地よいと感じる温度は乳幼児には熱いとされていて、ぬるめの湯に短時間、という書き方をよく見かけます。ただ、具体的な温度や時間は解説によって幅があって、断定している情報のほうが少なかった。宿の湯温は源泉によって決まっているので、ここは行ってみないと分からない部分です。
ただ、これも「この泉質なら大丈夫」と言い切れる話ではありません。同じ分類でも成分の濃度は源泉ごとに違うし、入浴後に上がり湯で流したほうがいいかどうかも施設によります。宿を決める前に、公式サイトの泉質表示と、乳幼児の入浴について何か書かれていないかを見ておくのがいいと思います。
おむつが取れていない子が入れるかは、施設ごとに違う
これがいちばん現実的な壁でした。大浴場について「おむつが取れていないお子様はご遠慮ください」と明記している施設が普通にあります。逆に、赤ちゃん歓迎をうたっていて、ベビーバスの貸出まである宿もある。
表現も施設によってばらつきがあります。「おむつの取れていないお子様」と書く宿もあれば、「2歳未満」と年齢で区切る宿、「ベビー用の水遊び用おむつ着用で可」としている宿もありました。同じ地域の宿でも運用が違うので、条件を一般化して覚えるのは無理そうです。
共同浴場のマナーとして、そういうルールがあること自体は理解できます。問題は、この情報が予約サイトの部屋ページには載っていないことが多い点です。宿の公式サイトの利用案内まで見に行くか、電話で聞くしかない。ここを確認せずに予約すると、着いてから風呂に入れないと分かることになります。
あと、大浴場に入れる場合でも、ベビーベッドや脱衣所のマットがあるかは別問題です。子どもを寝かせて自分が着替える場所があるかどうかで、父親ひとりで連れて入れるかが決まる。ここも確認項目に入れています。
貸切風呂という選択が、結局いちばん現実的そう
ここまで調べて、うちの条件だと貸切風呂か客室風呂のある宿が現実的だという結論になりました。理由は3つあります。
ひとつ目は、周りに気を遣わなくていいこと。泣いても、途中で上がっても、誰にも影響しません。ふたつ目は、湯温を確認しながら入れられること。大浴場だと湯温は決まっていますが、貸切なら水で埋められる場合もあります。3つ目は、家族3人で同時に入れること。片方が外で待つ構図にならないのは大きい。
ただ、貸切風呂は予約制だったり、当日先着だったり、追加料金がかかったりと運用が宿ごとにバラバラでした。人気の時間帯は埋まりやすいという話も見かけます。宿を決める前に、予約方法と空き状況の確認方法まで聞いておくつもりです。
湯上がりの数分が、たぶんいちばん忙しい
風呂そのものより気になっているのが、上がったあとです。家の風呂でも、湯から出して拭いて服を着せるまでの数分が一番慌ただしい。これを慣れない脱衣所でやることになります。
それで候補に入れたのがベビーバスローブでした。今治タオルのフード付きポンチョ型で、楽天だと4,980円前後。名入れの刺繍やギフトボックス、石鹸とのセットも選べます。Amazon側にも今治タオルのベビーバスローブが出ていました。
これのいいところは、羽織らせるだけで全身の水分をある程度取れることです。バスタオルで押さえながら着替えさせるより、一度着せてしまえば手が空く。フード付きなので頭も一緒に拭ける。
一方で、これは正直、必需品ではないと思っています。バスタオル1枚でもできることではあるし、4,980円は決して安くない。サイズも成長で使えなくなるので、使える期間は限られます。厚手のぶん乾きにくいという話もあって、旅先で洗って干す前提の道具ではなさそう。買うなら旅行用というより、家の風呂上がりで毎日使う前提で選ぶのが妥当だと考えています。
入れなくても、旅行は成立する
ここまで調べておいてなんですが、温泉に入れられなかったとしても旅行そのものは成立します。私が忘れそうになるのはそこでした。
宿の風呂に入れるかどうかを条件の一番上に置くと、候補が一気に減ります。客室風呂付き、貸切あり、乳幼児可、和室、部屋食、片道2時間半以内。全部を満たす宿を探すのは、たぶんかなり難しい。だったら、部屋のシャワーで済ませる日があってもいい、と考えるほうが選択肢は広がります。
それに、宿に着いてからの体調は誰にも読めません。移動で疲れていたり、いつもと違う環境で機嫌が悪かったりすれば、その日は入れないという判断になる。予定に組み込んでしまうと、入れなかったときに損をした気分になります。最初から予定に入れなければ、そういうことは起きません。
実際、赤ちゃんは長湯できないとされていますし、うちの子が大浴場でどう反応するかも分かりません。入れる前提で組むのではなく、入れたら儲けものくらいの位置づけにしておく。そのほうが宿選びも当日の判断もラクになるはずです。とはいえ、足だけでもお湯につけたらどんな顔をするのかは見てみたい。そこは正直、期待しています。
この記事は子連れ旅行の個別記事です。実際に行ってみた全体の記録は赤ちゃん連れ旅行|生後6ヶ月で行ってみた記録にあります。

