洗面所の収納|家族3人分のものが入らない

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うちの洗面所は幅約160cm、奥行180cmほどの、賃貸としてはごく普通の広さです。備え付けの洗面台の下に扉付きの収納があって、それ以外に棚はありません。大人2人のときは、この下部収納だけで足りていました。子どもが生まれて半年、完全に破綻しています。増えたのは物の種類ではなく、置き場所が決まっていない物の数でした。この記事は、湿気のある狭い空間に、家族3人分をどう詰め直したかの話です。

洗面台の下だけでは、何が入らなくなったか

まず現状を数えました。洗面台下の収納は、内寸で幅55cm、奥行45cm、高さ50cmくらい。排水管が真ん中を通っているので、実際に使えるのは左右のスペースだけです。ここにシャンプーのストック、洗剤、掃除用品、タオルの一部が入っていました。

子どもが生まれて加わったのは、ベビーソープ、沐浴用のガーゼ、保湿クリーム、綿棒、爪切り、ベビー用の洗剤、それに沐浴剤。数にすると7種類ですが、ストックを含めると15個くらいになります。ベビー用品はストックを切らせないので、常に予備が1つある状態にしている。これが効きました。物の種類が7増えると、実際には15個増えるということです。

あふれた分は、最初は洗濯機の上に直置きしていました。うちは縦型の洗濯機で、フタの上に平らな面はありません。フタの縁に無理やり載せていたので、洗濯するたびに全部どけることになる。これを2ヶ月やって、さすがに限界でした。

洗濯機の上は、空いているようで使いにくい

洗濯機の上には、床から高さ100cmから天井までの間に、130cm以上の空間が空いています。数字だけ見るとかなりの容積です。ここを使わない手はない、というのは誰でも思いつきます。

ただ、実際に使おうとすると条件が厳しい。まず、洗濯機の真上に固定式の棚を作ると、洗濯機のフタを開ける動作と干渉します。うちの縦型はフタが後ろにパタンと開くタイプで、開いたときの高さが洗濯機の天面から40cmくらい。つまり床から140cmより下には何も置けません。

次に、防水パンの寸法です。洗濯機は防水パンの上に載っているので、その脇に脚を下ろすタイプのラックを置くと、防水パンの縁に脚が乗ることになる。これは不安定です。うちの防水パンは64cm角で、ラックの脚を置ける平らな床は左右に10cmずつしかありませんでした。

突っ張り式にした理由

結局選んだのは、床と天井で突っ張るタイプのラックです。6段で、高さは77cmから307cmまで伸縮するもの。穴あけ不要というのが最大の理由で、賃貸なので壁にネジは打てません。

支柱1本を洗濯機の脇、防水パンの外側の床に立てて、バスケットを洗濯機の上の空間に張り出させる形にしました。バスケットは回転するタイプなので、使わないときは壁側に向けておけます。

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不満から書きます。突っ張り式は、天井の強度に依存します。うちの洗面所の天井は点検口のある薄い板で、最初に立てた位置がまずかった。突っ張った瞬間に天井板がわずかに撓みました。50cmほどずらして、下地のありそうな位置に立て直しています。天井を叩いて音が変わる位置を探しました。これは製品の問題ではなく設置場所の問題ですが、突っ張り式を買うなら天井側の確認は必須です。

もうひとつ、耐荷重の表記は棚1段あたりの数字なので、実際にはそこまで載せる気になりません。うちは1段にタオル3枚とか、ボトル2本とか、その程度で使っています。突っ張りは月に1回、緩んでいないか手で押して確認しています。実際、設置から3ヶ月で1回、5mmほど緩んで締め直しました。

湿気があるので、素材で選ぶ必要があった

洗面所は、水が飛びます。うちは洗面台のすぐ隣に立てているので、顔を洗ったときの飛沫がかかる位置です。

最初に検討していたのは、木製の棚でした。見た目がいいので。やめたのは、集成材やMDFは水に弱いからです。表面の化粧シートが無事でも、切り口から水が入ると膨れます。実家の洗面所にある木製ラックの底板が波打っているのを見て、これはうちでは無理だと判断しました。

いま使っているのは樹脂とスチールの組み合わせで、スチール部分には粉体塗装がされています。それでも完全に錆びないわけではありません。3ヶ月使って、支柱の下端、床に接している部分にごく小さな錆が2箇所出ました。床が濡れたまま放置されるとそうなる。いまは足元にキッチンペーパーを敷いて、週1で交換しています。

高さの割り当ては、子どもの手を基準にした

生後6ヶ月なのでまだ立ちません。ただ、あと半年でつかまり立ちが始まります。洗面所は、危険なものが最も集中している部屋でもあります。洗剤、漂白剤、爪切り、綿棒。

いま床から120cmより下に置いているのは、タオルとおむつのストックだけです。液体系は全部120cm以上。爪切りとハサミは一番上の段に、蓋付きのケースに入れて置いています。1歳児の手の届く高さは、立った状態でだいたい床から90cm前後とされています。踏み台になるものがあればもっと上に届くので、洗面所には踏み台になる高さのものを置かないようにもしました。

逆に、下に置くと決めたものもあります。子どものタオルは、あえて低い位置です。将来自分で取れるようにしておくため、というより、抱っこしたまましゃがんで片手で取れる高さが結果的にそこだったからです。大人の動作を優先した結果です。

洗面台の下は、結局こう詰め直した

棚を足したあと、洗面台下の収納も組み直しました。排水管が真ん中を通っているせいで、ここは奥行45cmのうち手前20cmしかまともに使えません。奥に押し込んだものは、管の裏に隠れて見えなくなります。

やったのは、伸縮タイプの2段ラックを1つ入れることでした。幅が伸びるので、排水管を避けて左右の空間にまたがる形で設置できます。これで縦方向に2層になりました。上の段に週1回以上使うもの、下の段にストック。管の裏側は諦めて、何も置かないことにしています。使えない空間として認めたほうが、探し物をしなくて済むので。

もうひとつ、扉の内側にフックを2つ貼りました。マグネットではなく粘着タイプで、掛けているのは掃除用のブラシとスプレーボトルです。扉の内側は、たいていの家で完全に遊んでいる面だと思います。うちの場合はここで実質的に幅30cm分の置き場所が増えました。ただし、扉を閉めるときに中の物と干渉しないか確認が要ります。私は最初にボトルを掛けた位置が悪くて、扉が3cmほど閉まりきらなくなりました。

この作業をやった副産物として、期限切れの化粧品と、詰め替えたあとの空きボトルが6本出てきました。狭い場所ほど、実は使っていないものが沈んでいます。

3ヶ月使って残っている不満

いちばんの不満は、見た目です。突っ張りラックの支柱が洗面所の真ん中を縦に貫いているので、圧迫感があります。妻は最初あまりいい顔をしませんでした。いまは慣れたと言っていますが、正直これが最適解だとは思っていません。

それと、洗濯物を干す動線とぶつかります。うちは浴室乾燥を使うことが多いんですが、部屋干しするときに洗面所を通るので、支柱を避けて歩くことになる。160cmの幅から支柱の分が引かれると、通路は実質50cm台です。

それでも戻せないのは、単純に収納が足りないからです。洗面所は家族3人分の日用品が集まる割に、賃貸では最も収納が用意されていない場所だと思います。もし次に引っ越すなら、洗面所の収納量は間取り図の段階でチェックする項目に入れるつもりです。

この記事は部屋づくりの個別記事です。子どもができて何を変えたかは子どもができて変えた部屋|1年でこうなったで振り返っています。

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