洗濯物の畳み方と収納|畳まない選択もある

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洗濯物を畳む時間を計ったら、1回あたり12分でした。1日1回として月に6時間。この6時間を減らすためにやったのは、畳み方を工夫することではなく、畳むのをやめることでした。

ただ、全部をやめたわけではありません。畳まないほうが早いものと、畳んだほうが結果的に楽なものがある。半年かけてその線引きが固まってきたので、うちの現状を書きます。生後6ヶ月の子どもがいる3人家族、2LDK賃貸での話です。

畳む作業の何が時間を食っているのか

12分の中身を観察すると、畳む動作そのものは意外と短くて、Tシャツ1枚あたり8秒くらいです。時間を食っていたのは、その前後でした。

取り込んだ洗濯物をいったんソファに山にして、種類ごとに分けて、畳んで、各部屋の引き出しに運ぶ。この「分ける」と「運ぶ」が半分以上を占めていました。特に運ぶのが厄介で、うちは寝室とリビングとクローゼットに収納先が散っているので、腕に抱えて2往復しています。

もうひとつ、畳んだあとに崩れるという問題があります。引き出しに重ねて入れると、下のほうを引き抜いたときに上が崩れる。せっかく畳んだのに、1週間後には結局ぐちゃぐちゃです。これが精神的に一番きつかった。

畳むのをやめたもの

まず、大人のトップスとボトムスは全部ハンガーのままにしました。干したハンガーごとクローゼットに移すだけです。持ち替えがないので、取り込みから収納完了までが1枚あたり3秒。畳んで引き出しに入れる場合の10秒前後と比べると、明確に速い。

効果は時間だけでなく、しわが減ることにも出ました。畳んで重ねると折り目がつきますが、掛けっぱなしなら重力で伸びる。在宅勤務でオンライン会議に出るとき、シャツをそのまま着られるのは地味に助かっています。

デメリットははっきりしていて、クローゼットの容量を食うことです。畳めば10枚が積み重なる場所に、ハンガーだと10本ぶんの横幅が必要になる。うちは服の総量を減らして枠を作りました。私のトップスは、通年で18枚まで。数えたら余裕で超えていたので、着ていないものを処分するところから始めています。

あと、ニット類は掛けると肩が伸びます。冬のセーターだけは畳んで棚に置く、という例外を作っています。

畳むのをやめられなかったもの

下着、靴下、部屋着、タオル。この4種類は畳んでいます。というより、ハンガーに掛けられないものは畳むしかない。

ここで問題になるのが、さっき書いた「引き出しの中で崩れる」でした。特に靴下と下着は形がバラバラで、重ねると探すときに全部かき回すことになる。朝の忙しい時間に引き出しの中を掘っている時間ほど無駄なものはないです。

解決策として買ったのが、引き出し用の仕切りボックスです。Lifewitの折りたたみ式のもので、4セット入り。布製で、使わないときは畳めます。うちは下着用に1つ、靴下用に1つ、子どもの小物用に2つ使っています。

使ってみて良かったのは、仕切りがあると立てて入れる収納が成立することです。靴下を丸めて縦に並べると、上から見て全部が見える。探す時間がほぼゼロになりました。以前は毎朝30秒くらい引き出しを掘っていたので、月に15分の節約です。

短所も書きます。布製なので、中身が少ないと形が崩れます。特に空きマスがあると隣に倒れ込んでくる。うちは6マスタイプに5種類しか入れず、1マスが常に空いていた時期があって、そこが潰れて使いにくくなりました。中身に対して適正なマス数を選ぶべきです。

それと、引き出しの内寸を測らずに買うと悲惨です。私はカタログの外寸だけ見て買って、うちのチェストの引き出しに2つ並べると1cmはみ出しました。斜めに入れて誤魔化しています。買う前にメジャーで測ってください、本当に。

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子どもの服は、小さいから立てないと見えない

大人の服より切実だったのが、子どもの服でした。

サイズ70の肌着は畳むと手のひらサイズです。これを重ねると、5枚も積んだ時点で下が見えなくなる。しかも、コンビ肌着と短肌着とロンパースは畳んだ状態だとほぼ見分けがつきません。夜中に着替えさせようとして、間違ったものを引っ張り出したことが何度もありました。

今は仕切りボックスで種類ごとにマスを分けて、それぞれ立てて入れています。上から見ると襟元が並んで見えるので、暗い部屋でも手探りで種類が分かる。地味ですが、夜中の対応がだいぶ楽になりました。

畳み方も変えていて、子どもの服は四角く畳まず、くるっと巻くだけにしました。見た目は雑ですが、巻いたほうが自立します。1枚あたり4秒。妻には最初「雑すぎない?」と言われましたが、探しやすさで納得してもらいました。

収納の場所を、使う場所に寄せた

もうひとつ効いたのが、収納の位置を動かしたことです。

以前は子どもの服を寝室のクローゼットに全部まとめていました。でも、着替えさせる場所はリビングのプレイマットの上が9割です。つまり毎回、寝室まで取りに行っていた。

今はリビングの棚に3日分だけ置くようにしています。肌着5枚、ロンパース4枚、スタイ6枚。ここが空になったら寝室から補充する。この形にしてから、着替えのたびの往復がなくなりました。

この「使う場所の近くに少量置く」という考え方は、洗濯以外にも応用が効きます。うちはおむつとおしりふきも同じ発想で、リビング、寝室、洗面所の3箇所に分散して置いています。

「一時置き場」を作ったら、床置きが消えた

もうひとつ導入したのが、洗濯物の一時置き場です。取り込んだけれど、まだ収納していないものを入れる箱。

きっかけは、夜に取り込んで畳む余力がない日でした。以前はソファの上に山積みで放置していて、翌朝に家族の誰かがそこに座って崩す。そのうち床に落ちて、掃除の邪魔になる。負の連鎖です。

今は、フタなしのバスケットをひとつリビングの隅に置いて、その日に処理できなかったものは全部そこに入れています。整理していない状態を、整理された場所に置くという考え方です。見た目が散らからないので、妻からのクレームもなくなりました。

ルールは1つだけ。箱があふれたら、その日のうちに片付ける。あふれるまではそのままでいい。この上限を決めておかないと、ただのゴミ箱になります。うちは容量が30リットルくらいのものを使っていて、2日分でだいたい満杯です。

畳まない運用が向く家、向かない家

最後に、これが誰にでも当てはまるわけではないという話を書いておきます。

ハンガー収納が成立する前提は、クローゼットに空きがあることです。服が詰まっている家でこれをやると、掛けられずに床置きが増えて逆効果になります。うちも、まず服を減らすのが先でした。実際、着ていない服を30着ほど処分してから運用が回り始めています。

それと、夫婦のどちらかが「畳まれていないと気になる」タイプだと、この方式は揉めます。うちは事前に相談して、リビングから見える範囲は畳む、クローゼットの中は問わないという線を引きました。見た目の基準を先に合意しておかないと、あとで「なんで畳まないの」という話になります。

畳む時間は12分から5分になりました。半分以下ですが、ゼロにはならない。全部を捨てようとせず、やめられるところだけやめるのが現実的だと思っています。

この記事は家事の個別記事です。掃除と洗濯の時間を削る考え方は掃除と洗濯の時間を削る|道具より仕組みで整理しています。

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