水遊びとベビープール|家のベランダでやる

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幅148cm、奥行100cm、水深10cm。この体積を計算すると、だいたい148リットルになります。10リットルのバケツで運ぶなら15往復。うちのベランダに置いたプールに水を張るというのは、要するにそういう作業です。数字を出す前は「ベランダなら手軽だろう」と思っていたんですが、実際にやってみると手軽ではありませんでした。それでも施設のプールに生後6ヶ月を連れて行くより、うちの条件には合っていた。夏のあいだに何回かやってみて分かったことを書きます。

施設のプールに行く前に、ベランダで足りるか考えた

近所に乳幼児が入れる屋内プールがあって、一度は検討しました。ただ、生後6ヶ月に必要なのは泳ぐことではなくて、水に触ることです。座らせて、水面を叩いて、驚いて、また叩く。それだけなら深さは要らない。

施設に行くとなると、往復の移動があって、着替えがあって、荷物が増えて、滞在時間の大半が準備と後片付けになります。実質20分しか水に入らないのに、3時間かかる。そう考えると、ベランダで15分やるほうが回数を稼げるという計算になりました。回数を稼げると、子どもが水に慣れるのも早い。これが最初の判断です。

賃貸なので、排水と規約を先に確認した

うちは2LDKの賃貸マンションなので、ベランダに水を撒く行為が許されるかどうかを先に確認しました。ここを飛ばすのは後が怖いです。

見たのは3つです。ひとつめは賃貸借契約書とマンションの使用細則。ベランダは専用使用権のある共用部という扱いになっていることが多くて、物件によっては水を大量に使う行為や、プールの設置そのものが制限されていることがあります。うちの規約には明示的な禁止はありませんでしたが、書いていないから自由という話ではないので、管理会社にも電話しました。回答は「排水口を塞がないこと、階下に水が落ちないようにすること、時間帯に配慮すること」。5分の電話です。

ふたつめが排水口の位置と詰まり具合です。ベランダの排水口に落ち葉が溜まっていると、水が流れずに溜まります。うちは先に掃除しました。みっつめが、隣との仕切り板の下の隙間です。あそこは避難経路なので物を置けませんし、水も流れていきます。プールは仕切り板から離して、排水口の側に寄せて置いています。

バケツで15往復するか、ホースを引くか

最初は風呂の残り湯を使いました。ポンプで汲めば楽だろうという発想です。1回でやめました。前の晩の残り湯を子どもが手で叩いて、その手を口に入れる。衛生面を考えると、これは避けたほうがいいと判断しています。汗も皮脂も入った水ですし、時間が経っているほど菌は増えるとされています。

今は洗面所から10リットルのバケツで運んでいます。148リットルを満たすなら15往復ですが、実際には水深10cmも入れていません。生後6ヶ月を座らせるだけなら、水深は5cmで足ります。座った状態で、おへその少し下あたり。それなら約74リットルなので、7〜8往復です。所要は10分ちょっと。

ベランダに散水栓があればホースが最短ですが、うちにはありません。結局、水深を減らすのがいちばん効いた対策でした。

空気入れ不要か、空気を入れるタイプか

買ったのは、FIELDOORのミディアムオーバルプールです。幅148cm×奥行100cm×高さ42cmで、3,080円でした。楕円形なので、うちの細長いベランダに収まりが良い。四角い形のものも見ましたが、角が室外機の脚に当たって置けませんでした。

プール ビニールプール 小さい 1.5m×1m 小型 幅148cm×奥行100cm 高さ42cm 小さめ ベランダ 電動ポンプ 水遊び キッ

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これは空気を入れて膨らませるタイプです。買った直後、付属の空気入れがないことに気づかずに口で膨らませようとして、上段だけで息が上がりました。10分やって半分。翌日に電動のエアポンプを1,500円ほどで買い足しています。合計すると4,600円くらいになったので、本体価格だけで比較すると判断を間違えます

その反省もあって、空気入れが不要な折りたたみタイプも調べました。直径90cmくらいの、側面が自立する構造のものです。広げるだけで使えるので、出すまでの手間は明らかに短い。一方で、たたんだときの体積は空気式より大きくなりますし、サイズの選択肢も少なめでした。INTEXのユニコーンのベビープールのような小型の空気式もあって、こちらは値段が安い代わりに、成長するとすぐ小さくなります。

うちが空気式の大きめを選んだのは、来年、再来年も使いたかったからです。ただ、膨らませるのに電動ポンプで3分、空気を抜くのに5分かかるのは、毎回のコストとして地味に効いてきます。

数cmの水深でも溺れるとされている

ここだけは強く書きます。乳幼児は数cmの水深でも溺れることがあるとされています。大人が思う「浅いから大丈夫」は通用しません。

うちのルールは3つです。ひとつめ、水を張っている間から片付け終わるまで、絶対に子どもを一人にしない。ふたつめ、その場を離れない。玄関のインターホンが鳴っても、洗濯機が終わっても、行きません。行く必要ができたら、その時点で子どもを抱えてプールから出します。みっつめ、遊ばない時間はプールの水を抜いておく。水を張ったまま放置しないということです。

実際に、私がタオルを取りに部屋へ戻ろうとしたことが一度あります。3歩進んだところで妻に止められました。距離にして2mで、時間にすれば10秒です。でも溺れるのに10秒あれば足りると言われれば、反論できません。それ以来、必要なものは水を張る前に全部ベランダに並べておくことにしています。タオル、着替えのおむつ、飲み物、それとスマホ。取りに戻る理由をゼロにしておく設計です。

あと、私一人で入れるときは短めに切り上げます。二人いれば片方が見て片方が動けますが、一人だと片付けを始めた瞬間に目が離れる。だから一人のときは、水量も時間も半分にしています。

ベランダの照り返しと、9月の水温

ベランダの環境は、公園とはかなり違います。うちのベランダはコンクリートの床とアルミの手すりに囲まれているので、晴れた日の午後は照り返しがきつい。8月の午後、床に手をついたら熱くて数秒しか置けませんでした。だから水遊びは午前中か、夕方の16時以降に限定しています。

水温も気にする必要があります。水道水をそのまま入れると、真夏でも体感で25度くらいで、足をつけた瞬間に子どもが体を強張らせました。うちはやかんとバケツでお湯を足して、風呂より少しぬるいくらい、手を入れて冷たく感じない程度に調整しています。温度計は使っていませんが、肘を入れて判断するやり方で今のところ問題は出ていません。

9月に入ると、水温はさらに下がります。同じ時間だけ入れていると唇の色が変わることがあるので、今は10分から15分で切り上げるようにしました。上がったらすぐタオルで包んで、ベランダで拭いてから部屋に入れる。濡れたまま室内を歩くと、フローリングが滑って危ないです。

片付けをサボると、次から出さなくなる

いちばんの敵は片付けでした。ここを軽く見ていると、プールは押し入れの奥で二度と出てきません。

水を抜くのは、排水口の方向にプールの縁を倒して流すだけです。74リットルなら1分ほどで抜けます。問題はそのあとで、内側を布で拭いて、立てかけて乾かす必要がある。乾かさずにたたむとカビます。これは一度やりました。次に出したとき、底の折り目に黒い点が並んでいて、洗剤で擦って落としましたが跡が薄く残っています。

乾かす場所も問題です。うちのベランダは幅が狭いので、プールを立てかけると洗濯物を干すスペースがほぼ消えます。乾くまで2時間ほど、そのあいだ洗濯物は部屋干し。しかもベランダの床が濡れているので、乾くまでは洗濯物を出せません。水遊びをした日は、洗濯の予定が半日ずれると考えておいたほうがいいです。うちは水遊びを土曜の午前、洗濯を金曜の夜に寄せることで解決しました。

結果として、夏のあいだにやったのは7回でした。もっとやるつもりだったのに、片付けを見越して「今日はやめておこう」となった日が同じくらいあります。これが正直なところです。手軽なのは移動距離だけで、準備と片付けを合わせると1回40分は消えます。

それでも、水面を手で叩いて自分に水がかかって、驚いた顔をしてから笑うという一連の動きは、家の中では見られませんでした。9月中はあと2、3回できるかどうかというところです。来年、自分で立って歩くようになったら、水深も遊び方も全部見直すことになると思います。

この記事は外遊び用品の個別レビューです。公園に持っていくもの全体は子連れの外遊び装備|公園に何を持っていくかにまとめています。

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