水筒|子どもと自分の分をどう持つか

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台所の水切りカゴに、洗ったパッキンが3つ転がっている。どれがどの水筒のものか分からない。これが今のうちの状態です。子どもが6ヶ月になって麦茶を少しずつ飲ませ始めたところなんですが、水筒まわりで実際にしんどいのは「保冷力」でも「デザイン」でもなく、2本持つと重いこと洗う部品が多いことの2つでした。この2つを軽く見て買うと、たぶん使わなくなります。私は1本やらかしました。

410mlの水筒は、満タンで何グラムになるのか

まず重さの話から。うちのキッチンスケールで実測しました。ステンレス製の410mlの真空断熱ボトルは、空の状態で約230g。ここに氷を入れずに麦茶を満タンにすると、水の重さがだいたい400gなので合計で630g前後になります。大人用に持っている500mlのボトルは空で約290g、満タンで790g。この2本を同時に持つと、それだけで1.4kgを超えます。

1.4kgというのは、2Lのペットボトルの7割くらい。おむつと着替えとおもちゃとタオルが入ったマザーズバッグに、これが追加されるわけです。ベビーカーで行く日はまだいい。抱っこ紐で片道15分歩く日は、肩に来るのがはっきり分かります。私は最初、大人の分もまとめて1本の大きいボトルにして共用すればいいと考えていたんですが、子どもに飲ませるものと自分が口をつけるものを同じ容器にするのが、離乳食が始まってからは気になるようになりました。麦茶の濃さも変えたい。結局、分けています。

今のところの折衷案は、近所の公園で1時間程度なら子ども用の350ml1本だけにして、自分の分は自販機で買うか我慢する、というもの。ケチくさい話ですが、荷物の総重量を減らす効果は素直に大きいです。半日出る日だけ2本持ちます。

ストロータイプは、倒すと漏れるし、たまに吹き出す

6ヶ月だと当然まだ自分で持って飲めないので、ストロータイプは私か妻が支えて口に運びます。それでも構造の話は先に知っておいたほうがよかった。

ひとつめは単純に、横倒しにすると漏れること。ストローの内部に麦茶が残っている状態でバッグに横向きに入れると、飲み口から少しずつ滲みます。ワンタッチの蓋が閉まっているから大丈夫だろうと思って、ベビーカーのカゴに寝かせて入れたら、下に敷いていたタオルが茶色くなっていました。以来、必ず立てて入れています。

ふたつめが気圧差です。飲む前にボトルの中の空気が膨張していると、蓋を開けた瞬間に中身が押し出されて飛びます。冷たいものを入れて日なたに置いた後、あるいは室温との差が大きい場所に持ち込んだ後に起きやすい。私は公園のベンチで顔にかかったことが1回あります。対策としては、開けるときにボトルを少し立てて、飲み口を自分にも子どもにも向けないこと。あとは炭酸を絶対に入れないこと。これは説明書にも書いてありました。

b.boxのステンレスストローボトルを4,290円で買った

いま子ども用に使っているのが、b.box(ビーボックス)のステンレス水筒 ストロータイプ ストローボトルです。350mlと500mlがあって、うちは小さいほうを4,290円で買いました。保冷対応でワンタッチのボタンで蓋が開くタイプ。

bbox 水筒 ビーボックス ステンレス水筒 ストロータイプ ストローボトル 350ml 500ml 保冷 ワンタッチ 子供 キッズ 1歳

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選んだ理由は、飲み口とストローが一体になっていて、分解したときの部品点数が少ないこと。それとボタンを押すと蓋が跳ね上がる構造なので、片手が子どもでふさがっていても開けられます。両手が必要な水筒は、外だと想像以上に使いにくいんですよね。

比較候補として最後まで見ていたのが、サーモスの真空断熱ストローボトル410ml(保冷専用のFJV-400FDS)でした。保冷力と交換部品の入手しやすさではこちらが有利で、近所の店でパッキンだけ買えるのは大きい。うちは開け方の一手間とサイズ感でb.boxにしましたが、部品をなくしやすい自覚がある人はサーモスのほうが向いていると思います。

パッキンが5点ある水筒は、洗うのをやめる

ここが今回いちばん言いたいところです。使い続けられるかどうかは、保冷力ではなく洗う部品の数で決まりました。

私が最初に買って使わなくなったのは、飲み口・ストロー・ストローを差す台座・大きいパッキン・小さいパッキンで、分解すると部品が5点になるタイプでした。飲み終わるたびに全部外して、細いブラシでストローの内側を通して、パッキンの溝を指でなぞって洗う。所要は5分ちょっとです。1日1回ならできる。でも外遊びから帰って、着替えさせて、洗濯機を回して、離乳食の食器も洗うという流れの中に5分が挟まると、素直に後回しになります。後回しにすると、翌朝にパッキンの溝が白くなっている。

今の水筒は部品が3点で、洗うのが2分半で終わります。この差が、1週間続けたときの結果を完全に変えました。店頭で見るなら、まず蓋を開けて分解して、外れる部品を数えたほうがいい。数が少ないほうが、ほぼ確実に長生きします。パッキンが溝にはまっているタイプは、外しやすいかどうかも触って確かめたほうがいいです。爪でこじらないと外れないものは、そのうち外さなくなります。

保冷専用と保温兼用、なぜ子ども用は保冷専用が多いのか

子ども用のストロー水筒を探すと、そのほとんどが「保冷専用」と書いてあります。最初は機能を削ってコストを下げているのかと思ったんですが、理由は構造のほうにありました。

ストロー構造の水筒は、飲み口から底までストローが通っていて、口をつけると中身が直接出てきます。ここに熱いものを入れると、飲み口に来た時点の温度が読めないまま子どもが吸い込むことになる。一般的に、ストロータイプは温かい飲み物には使わないよう表示されている製品が多いです。加えて、温度が上がると中の空気が膨張して、さっき書いた吹き出しが起きやすくなります。だから保冷専用にして、そもそも入れられないようにしている、という理解をしています。

なので、白湯や温かい麦茶を持ち歩きたい場面は、ストロー水筒ではなく別の魔法瓶を使うことになります。うちもミルク用のお湯は完全に別のボトルです。1本で全部やろうとすると、たいてい無理が出ます。

使ってみて出てきた不満

いいことばかりではないので、気になっている点を並べます。

  • 小さいパッキンを1つなくした。洗って水切りカゴに置いたまま、たぶん排水口に落ちた。予備が付属していなかったのでメーカーのサイトから取り寄せることになり、届くまで4日ほど使えなかった
  • 食洗機に対応していなかった。うちは卓上型を使っていて、離乳食の食器はほぼ食洗機任せなので、水筒だけ手洗いに戻るのが単純に面倒
  • 肩紐が短い。付属のストラップは子どもが自分で提げる想定の長さで、大人が肩にかけるには足りない。結局バッグに入れて運んでいる

あとは、保冷力そのものは公園に2時間程度なら十分ですが、真夏に半日ぶら下げておくとぬるくはなります。氷を入れられる口径かどうかは、買う前に見ておいたほうがいいポイントでした。うちの350mlは製氷皿の氷がぎりぎり通る太さです。

最後に

ストローの練習という意味では、まだ吸うより噛んでいる時間のほうが長くて、実質は私が支えて少し飲ませるだけです。それでも水筒を用意したことで、外で麦茶をあげるハードルは下がりました。買うときにスペック表を眺めて保冷力を比べていた自分に言うとしたら、見るべきは持続時間の数字より、蓋を開けて外れる部品が何個あるかのほうだと伝えると思います。重さは実測して、洗う時間はストップウォッチで測る。そのくらい即物的に選んで、ちょうどよかった。

この記事は外遊び用品の個別レビューです。公園に持っていくもの全体は子連れの外遊び装備|公園に何を持っていくかにまとめています。

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