日焼け止めと帽子|夏以外も要る

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8月が終わったら日焼け止めはしまっていい、と何となく思っていました。実際にはそんなことはなくて、9月の午後に1時間ほど公園にいた日、うちの子の耳の上あたりがうっすら赤くなっています。一般的に紫外線量は8月より9月のほうが少ないとされていますが、5月から9月までは高い水準が続くとも言われていて、9月は「落ちてきたけど、まだ高いほう」に位置する月らしい。生後6ヶ月で毎日30分から1時間は外に出している以上、ここでやめる理由がなかったわけです。ただ、半年やってみて出た結論は、日焼け止めそのものより帽子とベビーカーの幌のほうが確実だということでした。

9月に日焼け止めをしまえなかった理由

紫外線の量は、季節だけでなく時間帯でも大きく変わるとされています。うちがまずやったのは、散歩の時間をずらすことでした。以前は昼食のあと、13時ごろに出ていたんですが、今は朝の9時前後と、夕方の16時以降に寄せています。これだけで、帰ってきたときの子どもの顔の赤みがはっきり減りました。塗る量を増やすより先にできることが、実は時間割の変更だったという話です。

とはいえ在宅で仕事をしていると、都合のいい時間にだけ外へ出られるわけでもありません。妻が午後に用事があれば、私が13時台にベビーカーを押して出ることになる。そういう日のために日焼け止めは常備しています。使うのは顔まわりと手の甲、それに首の後ろ。衣類で隠れているところには塗っていません。全身に広げようとすると、それだけで5分かかって、その5分のあいだに子どもが飽きるからです。

SPFとPAの数字を、一度ちゃんと調べた

数字で考える癖があるので、SPFとPAが何を指しているのかを最初に調べました。ざっくり言うと、SPFは主に肌が赤くなるタイプの紫外線(UVB)を防ぐ目安、PAは肌の奥まで届くとされる紫外線(UVA)に対する防止効果を「+」の数で表したもの、という整理になるようです。SPF30とSPF50の差は、数字の見た目ほど大きくないという説明も見かけました。ここは断定を避けますが、少なくとも「50は30の1.7倍守ってくれる」という単純な話ではないらしい。

その上で、近所の公園に30分いるだけの用途にSPF50が必要かというと、うちは要らないと判断しました。日常の外遊びならSPF15から30程度で足りるという考え方が広く紹介されていて、数値が高い製品ほど肌への負担が増える可能性も指摘されています。真夏の海に一日いるならまた別の判断でしょうが、うちの生活圏でそういう日は年に数回もない。

選ぶときに一番重視したのは、落としやすさ

結局いちばん効いた選定基準は、SPFの数字ではなくお風呂で落ちるかどうかでした。落とすのに専用のクレンジングが要る、ごしごし擦らないと残る、という製品は、2日で使わなくなります。生後6ヶ月の子をお風呂に入れる時間は片手が常に塞がっているので、そこに工程が1つ増えるとそれだけで破綻するんですよね。継続できるかどうかは、塗る手間より落とす手間で決まります。

うちが使っているのは、アロベビーのUV&アウトドアミストです。SPF38 PA++++で、新生児から使えると表示されている国産のミストタイプ。ビッグボトルを6,980円で買いました。石けんで落とせるので、風呂で普段どおり洗うだけで終わります。

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不満もあります。まずミストなので、風のある日は半分くらい飛んでいる感覚があります。公園でシューッとやると、明らかに横に流れていく。手のひらに一度出してから塗り広げる使い方に変えました。それと値段が高い。ビッグボトルとはいえ7,000円近いので、気軽に全身へ使う気にはなりません。あと、塗ったあとに白っぽく残ることがあって、顔に使うと写真で顔だけ明るく写ります。伸ばせば消えますが、急いでいると残ります。

比較したものとして、マミーのUVアクアミルクという選択肢もありました。SPF50+ PA++++の50gで、せっけんで落とせるタイプ。ただ表示が1歳からだったので、生後6ヶ月の今は見送っています。来年の候補です。いずれにしても、使う前に腕の内側などに少量だけつけて様子を見ることは毎回やっています。肌に合うかどうかは製品ごとに違いますし、心配なら小児科で相談するのが早いです。

2〜3時間ごとの塗り直しが、現実にはできない

日焼け止めは汗と時間で落ちるので、2〜3時間ごとに塗り直すのが基本とされています。理屈は分かるんですが、外遊びの最中にこれをやるのが本当に難しい。

実際にやろうとすると、まず子どもの手を止めさせないといけません。砂や草を握っている手を拭いて、顔を上に向けさせて、塗る。この時点でだいたい嫌がって顔をそむけます。ベビーカーに乗せ直して塗ったこともありますが、乗せられた時点で泣いた。結局、公園で塗り直しに成功したのは3回に1回くらいです。

ここで気づいたのは、塗り直しが前提の防御は、うちの運用では破綻しているということでした。1回塗って、あとは1〜2時間で切り上げる。そのくらいの時間設計にしないと数字が合わない。

帽子と幌で物理的に隠すほうが、確実だった

そこで比重を移したのが帽子とベビーカーの幌です。布は塗り直さなくても落ちません。当たり前のことなんですが、これがいちばん効きました。

帽子は一度買い直しています。最初に買ったのは、つばが4cmくらいの浅いキャップでした。見た目はかわいいんですが、正面からの日差ししか防げない。子どもがベビーカーで少し上を向いた瞬間に、顔がまるごと日向に出ます。今使っているのは、つばが7cmほどあって、首の後ろまで布が垂れているタイプです。ハットの後ろに日除けの布がついている形で、うなじが隠れるだけでずいぶん違います。首の後ろは自分では見えないので、塗り忘れがいちばん起きる場所でもあります。

あご紐は必須でした。紐がないと風で飛びます。ただ、きつく締めるのは怖いので、指が2本入るくらいの緩さにして、引っ張ると外れるタイプの留め具のものを選んでいます。

ベビーカーの幌も、思っていたより仕事をします。うちのは幌を最大まで引き出すと足元近くまで覆えるタイプで、これを下ろしていれば顔にはほぼ日が当たりません。ただし内部が暑くなるので、風の通り道は空けておく必要があります。

帽子を脱ぎ捨てる、という別の問題

ここまで書いておいてなんですが、生後6ヶ月の子は帽子をかぶってくれません。うちの場合、かぶせて10秒で自分で引っ張って落とします。落として、私が拾って、またかぶせて、また落とす。散歩中に5回連続でやられた日は、途中であきらめました。

効いたのは3つです。ひとつめは、家の中で数分だけかぶせて慣らすこと。外で初めてかぶせるより、抵抗が少なくなりました。ふたつめは、ベビーカーに乗って前を見ている、意識が外に向いている瞬間にかぶせること。ふたつめが一番効きました。みっつめは、あご紐を必ず留めること。落としても地面まで行かないので、拾って洗う手間がなくなります。

それでも嫌がる日はあります。その日は帽子を諦めて、幌を下ろして、滞在時間を30分に切り上げる。3つのうち1つが機能しない日は、別のところで帳尻を合わせるという運用にしています。

今の落としどころ

半年やって、うちのやり方は「時間帯をずらす、帽子と幌で隠す、日焼け止めは補助」という順番に落ち着きました。最初は逆で、日焼け止めさえ塗っておけば大丈夫だと思っていたんですよね。塗り直しができない時点で、その前提は崩れていました。

秋になっても、この順番は当分変えないつもりです。10月、11月と日差しは弱まっていくにしても、公園にいる時間は涼しくなるぶん逆に伸びる。滞在1時間が2時間になれば、条件としてはそこまで楽にならない気がしています。帽子だけは、そのまま冬の防寒に切り替わるのでどのみち手放せません。

この記事は外遊び用品の個別レビューです。公園に持っていくもの全体は子連れの外遊び装備|公園に何を持っていくかにまとめています。

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