床の冷え対策|ラグとマットで変わる

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大人が立って感じている室温と、赤ちゃんが過ごしている高さの温度は、同じ部屋でも別物です。

うちの子はいま生後6ヶ月で、ずりばいで部屋の端から端まで移動します。冬には8ヶ月から10ヶ月。起きている時間のほとんどを床の上で過ごすことになります。つまり体のほぼ全面が、一日中フローリングに接している状態です。

去年の冬、寒さの原因を探そうとして温湿度計を床に直置きしたことがあります。エアコンを22℃に設定した部屋で、床面付近は17℃台でした。5℃近い差です。去年は自分がスリッパを履けば済んだ話でしたが、今年はそうもいかない。それで9月のうちに床の対策をやり直しました。

去年の1月、部屋は22℃で床は16℃台だった

使ったのは、安い温湿度計と、料理用に買っていた放射温度計です。放射温度計は表面温度を測るやつで、フローリングに向けて撃つと数字が出ます。

去年の1月の朝、暖房を1時間つけた状態で測った結果がこれです。エアコンのリモコン設定は22℃。壁掛けの温湿度計(床から140cm)は21.8℃。床に直置きした温湿度計は17.4℃。放射温度計でフローリングの表面を測ると16℃台でした。暖房を入れているのに、床の表面は16℃。暖かい空気が上に溜まって、床付近が置いていかれているわけです。

ついでに、当時敷いていた薄手のラグの上も測りました。3畳サイズの毛足が短いやつで、表面は18℃台。フローリング直より2℃ちょっと高いだけでした。敷いてあるのに大して効いていなかったことが、このとき初めて数字で分かりました。

外気温は4℃くらいの日です。うちは2LDKの賃貸マンションで、リビングは南向きなので条件としてはそこまで寒い部屋ではないはずなんですが、それでこの差でした。

タイルカーペット4枚は、2週間で外すことになった

今年の夏に離乳食が始まって、床が汚れる前提になりました。それで最初に考えたのが「洗える床」です。1畳サイズのタイルカーペットを4枚買って、リビングの子どもがいるあたりに並べる。厚みは6mmくらいの薄手で、洗濯機で洗えると書いてありました。4枚で3,000円台だったと思います。

結論から書くと、2週間ももちませんでした。理由は寒さではなく、子どもがめくって遊んでしまうことです。裏面に滑り止めの加工はあったんですが、4枚を並べただけなので継ぎ目が必ずできる。その継ぎ目に指が入ると、赤ちゃんは絶対にめくります。めくって、下を覗いて、また戻して、笑う。一日に何度もやる。

しかも一度ずれると、タイル同士の間に1cmくらいの隙間ができて、そこに手をついたときに引っかかる。掃除機をかけるたびに位置を直すのも地味に面倒でした。

厚み6mmの断熱効果も、指で触った限りでは去年の薄手ラグと大差なさそうでした。結局この4枚は、今は洗面所と玄関まわりに散らして使っています。捨ててはいませんが、リビングの解決にはなりませんでした。

厚みと「洗えるか」は、だいたいトレードオフ

買い直しにあたって調べていくと、ラグ選びの軸は結局この2つのせめぎ合いだと分かってきました。

  • 厚いほど床の冷たさは伝わりにくく、転んだときのクッションにもなる。ただし重くて、家庭用の洗濯機に入らない
  • 薄手のタイル型やキルトラグは洗濯機で洗えるが、床の冷たさはそれなりに通る
  • 低反発ウレタン入りは足触りと衝撃吸収が段違いだが、水を含むと重く、乾くのに時間がかかる

離乳食が始まっている家だと「洗える」を最優先したくなります。実際うちも、床にヨーグルトを塗り広げられた日が何度もある。ただ、洗えるサイズに寄せると薄くなって、そもそもの目的だった床冷え対策が弱くなる。ここが悩みどころでした。

一般的な家庭用洗濯機は洗濯容量6〜8kgでも「毛布コース3kgまで」といった制限があることが多いので、購入前に自分の洗濯機の取扱説明書を見ておくといいです。私はこれを確認せずに買って、後で気づきました。

3畳の低反発ラグに買い替えて、まず変わったのは音だった

最終的に買ったのは、aicomri の低反発ラグの3畳サイズです。190×240cm、厚みは15mm。洗えて、撥水加工と滑り止めが付いていて、防音、ホットカーペット対応、表面はフランネル。要するに「厚みと洗えるの中間で、いちばん妥協点が高そうなもの」を選びました。

断熱の本番は12月なので、正直まだ結論は出ていません。今の時点で確実に変わったのは手触りと音です。去年の薄手ラグは膝をついた瞬間に硬さが来ましたが、15mmの低反発は沈む。子どもが座り込んで積み木を並べている時間が明らかに伸びたのは、たぶん気のせいではないと思います。

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楽天で探すなら、テイジンの極厚40mmの着せ替えラグも候補に入れていました。カバーリング式で、カバーだけ外して洗える構造。サイズは140×200cmから200×300cmまであって、5,500円くらいから。厚み40mmは魅力でしたが、うちのリビングだと段差が大きくなりすぎる気がしてやめました。

不満も正直に書いておきます。まず15mmで真冬の底冷えが消えるとは思っていません。去年の薄手ラグが2℃しか稼げなかったことを考えると、厚みが倍以上になっても稼げるのは数℃でしょう。マシになるだけで、暖かくなるわけではない。

それから毛足のあるフランネルなので、食べこぼしが毛の中に入り込みます。パンくずは粘着ローラーで取れますが、細かいごはん粒は指でつまむ羽目になる。洗濯についても、3畳サイズは我が家の洗濯機には入りませんでした。日常は部分洗いで、まとめて洗うならコインランドリー行きです。あと、届いた直後の折りジワが本当に消えない。2週間くらいは折り目のところが浮いていて、その山を子どもが引っかけていました。

滑り止めと段差、どっちも転倒の原因になる

ラグを敷くと、床とラグの境目に必ず段差ができます。15mmでも、これからつかまり立ちを始める子には十分な障害物になるはずです。

いまはまだずりばいなので、縁を乗り越えるときに一瞬つっかえる程度です。ただ、伝い歩きの時期がいちばん危ないと聞くので、先に手を打ちました。やったのは、ラグの縁を壁側やソファの下に寄せて、露出する縁を減らすこと。四辺のうち二辺を家具の下に潜り込ませると、引っかかる場所が半分になります。

滑り止めについては、裏面加工があっても過信しないほうがいいと思っています。フローリングにワックスがかかっていると、それだけでは動く。うちは念のため、ラグの下の四隅に薄手の滑り止めシートを追加しました。100円ショップのもので足ります。

それと、ラグの上にジョイントマットを重ねるのはやめました。重ねると段差が二重になって、余計に引っかかるからです。床の対策は一枚で完結させたほうが、結果的に安全だと判断しました。

賃貸だから、床そのものはいじらない

フローリングの冷たさを根本から解決したいなら、断熱シートを床に貼るとか、そういう話になります。ただ我が家は賃貸で、退去時の原状回復がある。粘着のあるものを床に貼るのは避けたい。

なので方針は最初から「置くだけ、剥がせる、持って出られる」で固定しました。ラグも滑り止めシートも、引っ越しのときはそのまま丸めて持っていける。この制約があるおかげで、逆に選択肢が絞れて楽だった面もあります。

もう一つ賃貸で効いたのが防音です。うちは3階で、下の階に人が住んでいます。子どもが物を落とす音は、思っている以上に響く。15mmの低反発ラグにしてから、リビングで積み木を落としたときの音がはっきり変わりました。冷え対策として買ったものが、階下への気兼ねを先に減らしてくれたのは想定外でした。歩き始めたあとのことを考えると、この効果のほうが長く効くかもしれません。

最後に

床の冷えは、体感で判断すると絶対に見落とします。大人は立っているので気づけない。温湿度計を床に置くだけで数字が出るので、まずそれをやってみるのが早いです。うちは5℃差でした。

そのうえで、厚みと洗いやすさのどちらを取るかは家庭の事情で変わります。離乳食の飛び散り方も、洗濯機の容量も、子どもの月齢も違うので。私は15mmで妥協して、食べこぼしの掃除が面倒という代償を払っています。答え合わせができるのは12月ですが、少なくとも去年と同じ薄手ラグのまま冬を迎えるよりはマシなはずです。

この記事は冬支度の個別記事です。何から揃えるかの優先順位は秋冬に買い足したもの|寒くなる前に揃えるで整理しています。

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