※ この記事にはプロモーションが含まれています。
この1年半で、家電が9つ増えました。子どもが生まれる前と後で、2LDKの部屋の中身がまるで違います。増やした判断そのものは間違っていなかったと思っていますが、置き場所を決めずに買ったせいで、あとから動かすはめになったものが3つあります。
失敗の内訳は、寸法が合わなかったもの、コンセントが足りなかったもの、子どもの手が届いてしまったもの。全部、買う前に測っていれば防げました。この記事は、その反省から作った手順です。
手順1:置き場所を決めてから、商品を探す
順番が逆になっているのが、うちの失敗の共通点でした。欲しい家電を見つけて、レビューを読んで、価格を比べて、注文する。そのあとで「どこに置こう」と考える。
正しい順番は、先に空いている場所を1つ決めることです。ここに置く、と決めてから、その寸法に収まるものを探す。制約が先にあるほうが、選択肢が減って判断は速くなります。私は電気圧力鍋を買ったとき、この順番を守らなかったせいで、1週間ダイニングテーブルの上に置きっぱなしにしました。
置き場所を決めるときは、使う場面まで含めて決めます。しまう場所と使う場所が違う家電は、そのうち使わなくなる。これは布団乾燥機で学びました。押し入れの上段にしまっていたら、月に1回も出さなくなった。棚の下段に移してから、使用頻度が明らかに上がっています。
手順2:測るのは5つ、商品の寸法だけでは足りない
家電を買う前に測るべきものを、うちでは次のように決めました。この5つを紙に書いてから注文します。
- 設置スペースの幅、奥行き、高さ(蓋や扉を開けた状態を含む)
- 放熱に必要な空間(背面と側面と上面のクリアランス)
- 搬入経路の最小幅(玄関ドアの有効開口、廊下の幅、曲がり角)
- コンセントの位置と、そこまでの距離
- その回路に、すでに何がつながっているか
特に見落とすのが、扉を開けた状態の寸法です。オーブンレンジは扉が手前に開くので、本体の奥行きプラス40センチほどの空間が要ります。食器乾燥機は上に開くので、天井方向の余裕。私は食器乾燥機を吊り戸棚の下に置いて、蓋が全開できないことに設置後に気づきました。
放熱のクリアランスは、説明書に書いてあります。冷蔵庫なら背面5センチ、側面2センチといった具合。これを守らないと消費電力が上がるし、最悪は故障します。うちは冷蔵庫を壁にぴったり寄せていて、指摘されるまで気づきませんでした。
手順3:コンセントの数と、回路の余裕を確認する
賃貸で一番どうにもならないのが、これです。うちのリビングにあるコンセントは2箇所、合計4口。キッチンは3口。この数は、あとから増やせません。
それ以上に重要なのが、回路の考え方でした。分電盤を開けると、部屋ごとにブレーカーが分かれています。うちの場合、キッチンの3口はすべて同じ回路につながっていました。この回路の容量は20アンペア、つまり2,000ワットまで。
電気ケトルが1,200ワット、電子レンジが1,400ワット。この2つを同時に使うと落ちます。実際、朝の忙しい時間に一度落として、冷蔵庫まで止まりました。それ以来、ケトルは隣の部屋のコンセントから延長コードで引いています。ワット数の大きい家電は、同じ回路に集めない。これが一番効いたルールです。
延長コードやタコ足も、合計のワット数に上限があります。うちの電源タップは1,500ワットまで。ここに暖房器具を挿すと、タップ側が発熱します。子どもがいる家で、床に熱を持つものがあるのは危ない。
手順4:子どもの手が届く高さを、線として引く
つかまり立ちを始めたころ、床から80センチの高さにあるものはすべて危険物になりました。テーブルの上の熱いマグカップ、テレビ台の上のリモコン、そして家電のコード。
うちで決めたのは、床から100センチより下に、熱を持つものと水が入るものを置かない、という線でした。電気ケトルは吊り戸棚の下の作業台へ、加湿器はテレビボードの上へ。この2つは以前、床に近い場所にありました。
コードのほうが厄介です。家電を高い場所に置いても、コードは下に垂れます。子どもはコードを引っ張るので、上のものが落ちてくる。うちはコードを結束バンドで短くまとめて、壁づたいにモールで固定しました。これをやってから、家電まわりで肝を冷やす回数が減っています。
コンセントの差込口そのものにも、カバーを付けています。数百円のもの。ただ、力の強くなった子だと外してしまうことがあるので、コンセント全体を家具で塞ぐほうが確実です。
手順5:置き場所そのものを買う、という選択
ここまで測って分かったのは、うちには単純に平面が足りないということでした。キッチンの作業台は幅60センチ。ここに炊飯器と電気ケトルとトースターを置くのは物理的に無理です。
それで、家電を置くための棚を買いました。幅50センチのレンジ台で、上に電子レンジ、中段にスライドできる棚があってトースターと炊飯器を置ける構造のもの。楽天で32,800円ほど。完成品で届くので組み立てが不要でした。
不満は奥行きです。うちが選んだものは奥行き41センチで、電子レンジがわずかにはみ出します。使用上の問題はありませんが、見た目が落ち着かない。それと、スライド棚は引き出したときに手前に荷重がかかるので、重い家電を載せると全体が前に傾きます。転倒防止の金具で壁に留めることを検討しています。
この手の家電をまとめて買うときは、延長保証を付けるかどうかも一度は考えたほうがいいです。私は5万円以上のものにだけ付けるという基準にしました。安い家電は保証料と修理費が近くなるので、付ける意味が薄い。逆に、洗濯機と冷蔵庫は迷わず付けています。
手順6:増える前提で、1つ空けておく
最後に、いま運用しているルールを書いておきます。家電を1つ買うたびに、置き場所を1つ空ける。棚の1段でも、コンセントの1口でもいい。
これをやるようになったのは、去年の年末に押し入れを整理したときです。使っていない家電が3つ出てきました。前の家で使っていた小型のヒーター、壊れたまま置いてあった加湿器、そして箱に入ったままのハンディミシン。全部処分して、そのぶんの空間が生まれました。
空きの作り方で効いたのは、季節家電の入れ替えでした。除湿機と加湿器は使う季節が真逆なので、同じ場所を交代で使えばいい。うちは廊下の収納の一段をこの2つの指定席にして、5月と10月に入れ替えます。年に2回の作業ですが、これで一段ぶんの空間が浮きました。
家電は増える方向にしか動きません。特に子どもが小さいうちは、必要になるものが半年ごとに出てきます。鼻水吸引器、離乳食用の調理器具、靴乾燥機。そのたびに置き場所を探すのではなく、あらかじめ空きを持っておくほうが、結果的に判断が速くなりました。
私が言いたいのは、結局これだけです。買う前に、置く場所を決める。決められないなら、たぶんその家電はまだ必要ではありません。この1年半で3回失敗して、ようやくそう思えるようになりました。
この記事は家電の個別レビューです。買い替えの優先順位は家族が増えて買い替えた家電|一人暮らし仕様からの卒業にまとめています。

