子連れ旅行と保険|必要かどうか調べた

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子連れで旅行に行くなら、旅行保険に入っておくべきなのか。予約サイトで宿を探しているときにオプションとして出てきて、そのまま保留にしていた話です。

数百円で入れるので、深く考えずに付けてもいい金額ではあります。ただ、何に備えるための保険なのかが分からないまま払うのは気持ち悪い。約款や各社の説明を読み比べて、うちの場合に必要かどうかを検討しました。結論から書くと、国内旅行なら保険より先にやることがあるというのが今の判断です。

国内旅行保険が何を補償するのか、から確認した

まず、国内旅行保険の中身を見ました。主な補償は、旅行中のケガの治療費、他人にケガをさせたり物を壊したりしたときの賠償責任、持ち物の破損や盗難、それと救援者費用。会社によって組み合わせは違いますが、おおむねこの四つが軸です。

ここで引っかかったのが、対象が「傷害」であることでした。国内向けの商品はケガが対象で、病気は対象外としているものが多い。海外旅行保険だと疾病治療をカバーする商品が一般的なので、同じ「旅行保険」でも中身がかなり違います。

もう少し正確に言うと、傷害の定義は「急激かつ偶然な外来の事故によるケガ」といった書き方がされています。転倒や衝突は入るけれど、発熱や下痢は入らない。旅行先で子どもの体調が崩れる場面を想像すると、後者のほうが圧倒的に多いはずです。

うちが心配しているのは何かというと、旅先で子どもが発熱することです。転んでケガをする年齢ではまだない。つまり、一番起きそうな事態が補償の対象外になる。この時点で、保険料を払う意味が薄いと感じました。

携行品損害についても考えました。カメラやベビーカーが壊れる可能性はゼロではない。ただ、補償には自己負担額が設定されていることが多く、数千円の物なら請求してもほとんど戻らない。ここも決め手にはなりませんでした。

健康保険証は全国で使える。ただし助成は別

では旅先で急に受診することになったら費用はどうなるのか。ここは調べておいてよかった部分です。

健康保険証は全国どこの医療機関でも使えます。旅先だからといって自己負担割合が変わることはない。これは問題ない。

気をつけるべきなのは、乳幼児医療費助成のほうでした。自治体が独自に行っている制度なので、他の自治体の医療機関では受給者証をそのまま使えないことが多い。窓口ではいったん通常の自己負担額を払って、後日、領収書を添えて自分の自治体に申請すると払い戻される、という流れになるのが一般的です。制度の呼び方も範囲も自治体ごとに違うので、詳細は住んでいる市区町村のページで確認してください。

つまり、旅先で受診したら一時的な出費は発生します。ただそれは保険で埋める性質のものではなく、あとで戻ってくるお金です。必要なのは保険というより、領収書をなくさないことと、必要な書類を持っていることでした。

クレジットカードの付帯保険も確認しておく

もう一つ見たのが、手持ちのクレジットカードに付いている保険です。年会費のかかるカードだと国内旅行傷害保険が付いていることがあります。

ただ、こちらもやはり傷害が対象です。それと、利用付帯といって、旅費をそのカードで支払った場合にのみ有効になる条件が付いていることがある。持っているだけで有効な自動付帯かどうかで、話が変わってきます。自分のカードの補償内容は、会員ページで一度確認しておく価値がありました。

ついでに気づいたのが、家族が対象に含まれるかどうかもカードによって違うことでした。本会員だけが対象の商品もあれば、家族特約が付いているものもある。子どもが対象外なら、そもそも今回の検討には関係ない話になります。

私の場合、条件を満たしていても対象は傷害のみで、結局いま心配していることには効きませんでした。

それより、書類をまとめておくほうが実務的だった

検討した結果、うちが優先すべきなのは書類の管理だという結論になりました。旅先で受診するとき、必要になりそうなのは健康保険証、乳幼児医療費の受給者証、母子健康手帳、それとお薬手帳。これが家のあちこちに分散していると、出かける前に集める作業が発生します。

母子手帳は妻が持っていて、保険証は私の財布、受給者証は書類ケースの中。この状態だと、急いでいるときに必ず何かを忘れる。実際、予防接種に行く日の朝に受給者証を探して家中をひっくり返したことがあります。

それで、まとめて入れられるケースを一つ用意することにしました。母子手帳とお薬手帳が入って、カード類のポケットがあって、診察券も整理できるもの。パスポートも入るサイズなら、将来的にも使えます。

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選ぶときに迷ったのが、ジャバラ型か手帳型かでした。ジャバラ型は仕切りが多くて分類しやすい反面、厚みが出ます。うちは薄い手帳型にしました。バッグに入れたときの収まりを優先した形です。

もう一つ入れておくことにしたのが、かかりつけ医の連絡先と、子どもの体重や既往のメモです。旅先で問診を受けるとき、慌てていると生年月日以外は意外と出てこない。紙に書いて入れておけば、渡すだけで済みます。

不満を挙げると、薄い型はカード類の枚数に上限があること。診察券が増えてくると入りきらなくなります。それと、ファスナー式でないと中身が滑り出す可能性がある。ここは実際に入れてみないと分からない部分でした。

もう一つ、これは選ぶときに意識した点なんですが、父親が持てるデザインかどうかも見ました。母子手帳ケースは花柄やパステル調の製品が多くて、私が持つと妙に浮く。革の無地なら、鞄から出しても違和感がない。母子手帳を父親が管理する場面は普通にあるので、そこは妥協しないほうがいいと思います。

置き場所を一つに決めたことのほうが大きかった

ケースを買ってから変わったのは、探す時間が消えたことでした。玄関の棚に定位置を作って、使ったら必ずそこに戻す。それだけで、出かける前の準備が数分短くなっています。

旅行に限らず、急な発熱で夜間に受診することもある。そのときに書類を探すところから始めるのは避けたい。備えというのは、保険に入ることより、必要な物が一箇所にある状態のことなんだと思うようになりました。

それでも保険に入るとしたら、どういう場合か

最後に、否定だけして終わるのも違うので、入る意味がありそうなケースも書いておきます。

子どもが歩き回るようになって、物を壊したり他人にぶつかったりする可能性が出てきたら、賠償責任の補償は考える価値がありそうです。ただ、これは旅行保険でなくても、火災保険や自動車保険の特約として個人賠償責任保険が付いていることが多い。すでに入っている可能性があるので、重複していないか確認するのが先です。

あとは海外に行く場合。こちらは医療費の水準が国内と桁違いになりうるので、判断が完全に変わります。うちはまだその段階ではないので、今回は見送りました。読んで判断した記録として残しておきます。

この記事は子連れ旅行の個別記事です。実際に行ってみた全体の記録は赤ちゃん連れ旅行|生後6ヶ月で行ってみた記録にあります。

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