子ども用食器|割れない・すべらない・投げられる

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離乳食が後期に入って、手づかみ食べが始まったころ、皿が床に落ちました。1回目は驚いて、2回目は諦めて、3回目には床にマットを敷きました。うちで使っていたのは陶器の小皿だったので、割れなかったのは運がよかっただけです。翌週には全部プラスチックとシリコンに入れ替えました。

この記事は、子ども用の食器を選び直したときに比べた素材と、実際に毎日使って効いてきた条件の話です。デザインで選ぶ前に、割れないこと、滑らないこと、投げられても平気なことの3つが決まりました。

陶器は、たぶん1ヶ月ももたない

大人と同じものを使わせたい気持ちはありました。実際、離乳食初期はこちらがスプーンで食べさせるだけなので、陶器の小鉢でも何も問題がなかったんですよね。

状況が変わるのは、子どもが自分で皿に手を伸ばすようになってからです。生後9ヶ月ごろ、うちの子は皿の縁を掴んで持ち上げようとしました。中身ごとひっくり返って、テーブルの上が大惨事。その次の週に、皿ごと床に落としました。

落ちる高さは、テーブルの天板から床までで約72cm。陶器なら割れる高さです。破片が飛ぶ場所に子どもの足があると考えたら、それ以上ためす気になりませんでした。割れるかどうかは、値段でも見た目でもなく、この時期の必須条件です。

陶器の食器は、いま食器棚の上のほうにしまってあります。自分でスプーンを使って食べられるようになったら、また出すつもりです。捨てはしませんでした。

竹・シリコン・プラスチックの違い

入れ替えるときに比べたのが、竹製、シリコン製、プラスチック製の3つです。それぞれ性格がはっきり違いました。

竹の食器は、見た目がいいのと、適度な重さがあって安定するのが利点です。落としても割れにくい。ただし、うちが調べた範囲では電子レンジ不可の製品が多く、食洗機も不可としているものが目立ちました。離乳食は温め直しが頻繁に発生するので、この2つが使えないのは日常の手間として重いです。

シリコンは、吸盤でテーブルに固定できるタイプがあるのが最大の強みでした。ひっくり返されない。柔らかいので落としても音が小さく、床も傷つきません。弱点は匂いと、油汚れが落ちにくいこと。うちのシリコンマットは、カレー系の離乳食を入れた翌日にうっすら色が残りました。

プラスチックとメラミンは、軽くて安くて種類が多い。うちのメインはここに落ち着きました。軽さは投げやすさでもあるので、そこは短所です。ただ、割れないうえに食洗機に入れられる製品が多く、毎日の運用がいちばん楽でした。素材によって耐熱温度が違うので、レンジ可かどうかは1枚ずつ確認しています。

レンジと食洗機に対応しているか

結局、いちばん効いたのがこの条件です。うちは1日3回の離乳食で、そのたびに皿を1〜3枚使います。1日に洗う子ども用食器が5枚前後、月にすると150枚。これを手洗いするか食洗機に入れられるかで、生活が変わります。

買い直したのは、レンジと食洗機の両方に対応した7点セットでした。ランチプレート、汁椀、茶碗、ボウルなどが揃っていて、日本製。同じシリーズで揃っているので重ねたときに収まりがよく、食器棚の1段に全部入ります。

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使ってみて良かったのは、汁椀の縁が内側に少しカーブしていることでした。すくうときに中身が逃げにくい。子どもがスプーンを押し当てても、汁が外に飛びにくいです。プレートの仕切りも深めで、ごはんとおかずが混ざりません。

短所も書いておくと、樹脂特有の傷が付きます。半年でスプーンの当たる場所に細かい線が入りました。衛生上どうかというより、見た目の問題です。それと、軽いので子どもが片手で持ち上げられます。吸盤で固定するタイプではないので、ひっくり返される日は普通にあります。ここはシリコンのマットと組み合わせて補っています。

投げられることを前提にする

1歳前後の「投げる」は、怒っているわけではなくて、落ちるのが面白いだけらしいです。だからやめさせるのは難しくて、うちは投げられても被害が出ない構成にすることにしました。

具体的には、食器は軽くて割れないもの、テーブルの下には拭けるマット、皿は一度に1枚だけ出す。3枚並べると3枚とも床に行くので、食べている皿だけを出して、残りはキッチンに置いておきます。この運用にしてから、床に落ちる回数が半分以下になりました。

吸盤付きのプレートも試しました。テーブルの材質によっては効きが弱くて、うちのダイニングテーブルは表面に細かい凹凸があるせいか、力を入れると外れます。ツルツルしたベビーチェアのトレイでは、しっかり吸い付きました。吸盤は、貼る面の材質で結果が変わるので、期待しすぎないほうがいいです。

コップは、蓋付きのストローマグから始めて、少しずつ普通のコップに移行しています。こぼれる量を許容できるかどうかで、親の心の余裕が変わる。うちは風呂の前の時間帯に練習するようにしました。汚れても、そのまま風呂に入れるからです。

洗う手間と、収納の場所

意外と見落としていたのが、食洗機の中でどう置けるかでした。子ども用の皿は軽いので、食洗機の水流で裏返ります。裏返ると水が溜まって、乾燥が終わっても皿の縁に水が残る。うちは下カゴの端に立てて、隣の食器で挟むように置くことで解決しました。

収納も、セットで揃えたことの効果が出ています。バラバラのメーカーで買っていたころは、重ねられずに食器棚の1段を占領していました。同じシリーズなら入れ子になるので、7点で高さ15cmほどに収まります。2LDKの狭いキッチンでは、この差は小さくありません。

買い足すなら同じシリーズにするつもりですが、ひとつ懸念があります。子ども用食器は数年で廃番になることがあって、割れなくても欠けたり傷んだりしたときに同じものが買えない可能性がある。だから、最初にある程度の枚数を揃えておくほうが結果的に安心だと思っています。

あと、園に持っていく食器がある場合は、名前を書けるかも見ておくといいです。うちは油性ペンが定着しない素材で、防水シールを貼って対応しました。食洗機に3ヶ月入れていますが、いまのところ剥がれていません。

すくいやすい形は、縁の角度で決まる

自分で食べるようになってから気になり出したのが、皿の形です。平らな皿だと、スプーンで追いかけても食べ物が逃げます。子どもが皿の外に手を出して、直接掴んで口に運ぶ。それが悪いわけではないですが、スプーンの練習にはなりません。

効いたのは、縁が垂直に近く立ち上がっている形でした。スプーンを縁に当てて押し込むと、食べ物が乗る。この「壁がある」ことが重要で、緩やかなカーブだと同じことができません。

深さも関係します。浅すぎると乗らないし、深すぎるとスプーンが底に届かない。うちが使っているボウルは深さ4cmほどで、1歳の腕の長さにちょうど合っていました。ここは実物のサイズを確認して買うのがいいです。

最後にひとつ。食器を揃えるときに、色を全部違うものにしたのは正解でした。汁物用の椀と、ごはん用の茶碗を子どもが区別しているように見えるからです。根拠のある話ではありませんが、こちらが「青のほう」と言えば通じるので、生活の中では便利です。

この記事は個別のレビューです。生後7ヶ月から1歳までに買ったもの全体は生後7ヶ月から1歳まで|買い足したものと手放したもので振り返っています。

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